「トランプル」を編集中
提供:MTG Wiki
あなたはログインしていません。あなたのIPアドレスはこの項目の履歴に記録されます。
取り消しが可能です。
これが意図した操作であるか、下に表示されている差分を確認し、取り消しを確定させるために、変更を保存してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
11行: | 11行: | ||
{{#card:Thrasta, Tempest's Roar}} | {{#card:Thrasta, Tempest's Roar}} | ||
==定義== | ==定義== | ||
− | トランプルを持つ攻撃クリーチャーの[[コントローラー]]は、まずそれを[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]した[[クリーチャー]]に[[ダメージ]]を割り振る。それらの[[ブロック・クリーチャー]]すべてに[[致死ダメージ]]が割り振られた場合、攻撃クリーチャーのコントローラーは[[余剰のダメージ]]をブロック・クリーチャーと[[防御プレイヤー]] | + | トランプルを持つ攻撃クリーチャーの[[コントローラー]]は、まずそれを[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]した[[クリーチャー]]に[[ダメージ]]を割り振る。それらの[[ブロック・クリーチャー]]すべてに[[致死ダメージ]]が割り振られた場合、攻撃クリーチャーのコントローラーは[[余剰のダメージ]]をブロック・クリーチャーと[[防御プレイヤー]]または攻撃している[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に選んで割り振る。致死ダメージを割り振られたかどうかのチェック時には、そのクリーチャーが負っているダメージや同時に与えられる他のクリーチャーからのダメージも考慮に入れるが、実際に与えられるダメージの量を変化させ得る[[能力]]や[[効果]]は考慮に入れない。コントローラーはそれらのクリーチャーすべてに致死ダメージを割り振る必要はないが、その場合には防御プレイヤーやプレインズウォーカーにはダメージを割り振ることはできない。 |
− | + | トランプルを持つ攻撃クリーチャーがブロックされ、しかし戦闘ダメージを割り振る段階でブロック・クリーチャーがいなければ、その戦闘ダメージはすべて攻撃した先のプレイヤーやプレインズウォーカーに割り振られる。 | |
− | トランプルを持つクリーチャーがプレインズウォーカーを攻撃した場合、そのプレインズウォーカーが[[戦場を離れる|戦場を離れて]]いたり、その[[忠誠度]] | + | トランプルを持つクリーチャーがプレインズウォーカーを攻撃した場合、そのプレインズウォーカーが[[戦場を離れる|戦場を離れて]]いたり、その[[忠誠度]]以上の戦闘ダメージが割り振れる状態であっても、戦闘ダメージを防御プレイヤーに割り振ることはできない。 |
===プレインズウォーカー越えトランプル/Trample over planeswalkers=== | ===プレインズウォーカー越えトランプル/Trample over planeswalkers=== | ||
30行: | 30行: | ||
==解説== | ==解説== | ||
− | 攻撃クリーチャーがブロック・クリーチャーを踏み潰し、そのまま'''貫通''' | + | 攻撃クリーチャーがブロック・クリーチャーを踏み潰し、そのまま'''貫通'''して防御プレイヤーやプレインズウォーカーまで突っ込んでいくイメージの能力。プレインズウォーカー越えの場合はさらにプレインズウォーカーも貫通する。 |
通常はどんな[[大型クリーチャー]]であっても、ブロックさえすればそれを盾に身を守ることができるが、トランプルを持つ攻撃クリーチャーの場合は[[タフネス]]の小さいクリーチャーでブロック([[チャンプブロック]])してもあまり効果がない。定義上では[[回避能力]]ではないが、その性質から回避能力の一種として扱われる場合がある。 | 通常はどんな[[大型クリーチャー]]であっても、ブロックさえすればそれを盾に身を守ることができるが、トランプルを持つ攻撃クリーチャーの場合は[[タフネス]]の小さいクリーチャーでブロック([[チャンプブロック]])してもあまり効果がない。定義上では[[回避能力]]ではないが、その性質から回避能力の一種として扱われる場合がある。 | ||
− | 直感的にある程度ルールは理解しても、細かい運用になると初心者が混乱する能力。しかし実際は[[ダメージ割り振り順]] | + | 直感的にある程度ルールは理解しても、細かい運用になると初心者が混乱する能力。しかし実際は[[ダメージ割り振り順]]の最後にプレイヤーやプレインズウォーカーが加わっただけのものである。 |
どの[[色]]にも存在するが、[[色の役割]]として特に[[緑]]が最も得意とするキーワード能力であり、[[赤]]が2番手である。 | どの[[色]]にも存在するが、[[色の役割]]として特に[[緑]]が最も得意とするキーワード能力であり、[[赤]]が2番手である。 | ||
46行: | 46行: | ||
**ブロック・クリーチャーが既にダメージを受けている場合、それも考慮する。合計して致死ダメージに達する分だけクリーチャーに戦闘ダメージを割り振ればよい。一方、ブロックする側としては、すでにブロック・クリーチャーに与えられたダメージを取り除くことで、本体に通るダメージを減らすこともできることになる。 | **ブロック・クリーチャーが既にダメージを受けている場合、それも考慮する。合計して致死ダメージに達する分だけクリーチャーに戦闘ダメージを割り振ればよい。一方、ブロックする側としては、すでにブロック・クリーチャーに与えられたダメージを取り除くことで、本体に通るダメージを減らすこともできることになる。 | ||
**攻撃クリーチャーが[[接死]]を持つ場合、0点でない戦闘ダメージはすべて致死ダメージとして扱う。ブロック・クリーチャーに1点でも戦闘ダメージを割り振れば、残りの戦闘ダメージをどのように割り振ってもよい。 | **攻撃クリーチャーが[[接死]]を持つ場合、0点でない戦闘ダメージはすべて致死ダメージとして扱う。ブロック・クリーチャーに1点でも戦闘ダメージを割り振れば、残りの戦闘ダメージをどのように割り振ってもよい。 | ||
− | *トランプルを持つクリーチャーがブロックされ、なおかつそのブロック・クリーチャーが[[戦場]] | + | *トランプルを持つクリーチャーがブロックされ、なおかつそのブロック・クリーチャーが[[戦場]]に存在しないならば、すべての戦闘ダメージは防御プレイヤーに割り振られる。 |
*プレイヤーに割り振ったダメージを、クリーチャーへのダメージを軽減する効果で減らすことはできない。ダメージが「貫通」するイメージではあるが、ルール上はあくまで割り振りが変わっているというだけである。 | *プレイヤーに割り振ったダメージを、クリーチャーへのダメージを軽減する効果で減らすことはできない。ダメージが「貫通」するイメージではあるが、ルール上はあくまで割り振りが変わっているというだけである。 | ||
64行: | 64行: | ||
*[[常磐木]]能力のひとつとしてさまざまな[[エキスパンション]]に登場する定番能力ではあるが、ルール上複雑であるため、[[第6版]]から[[第8版]]までの間は基本セットに採録されなかった。とはいえ、感覚的には分かりやすいものなので問題ないと判断されたのか、[[第9版]]でプロテクションとともに復活している。 | *[[常磐木]]能力のひとつとしてさまざまな[[エキスパンション]]に登場する定番能力ではあるが、ルール上複雑であるため、[[第6版]]から[[第8版]]までの間は基本セットに採録されなかった。とはいえ、感覚的には分かりやすいものなので問題ないと判断されたのか、[[第9版]]でプロテクションとともに復活している。 | ||
*[[イコリア:巨獣の棲処]]ではトランプルのルールが拡大される形で[[余剰のダメージ]]のルールが定義され、同能力を持てない[[火力]][[呪文]]もダメージを'''貫通'''できるようになった([[炎の氾濫/Flame Spill]]など)<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033938/ 『イコリア:巨獣の住処』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)]([[Daily MTG]] 2020年4月13日)</ref>。 | *[[イコリア:巨獣の棲処]]ではトランプルのルールが拡大される形で[[余剰のダメージ]]のルールが定義され、同能力を持てない[[火力]][[呪文]]もダメージを'''貫通'''できるようになった([[炎の氾濫/Flame Spill]]など)<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033938/ 『イコリア:巨獣の住処』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)]([[Daily MTG]] 2020年4月13日)</ref>。 | ||
− | * | + | *イコリア:巨獣の棲処では[[貫禄ある野生眷者/Proud Wildbonder]]などトランプルを持つことを参照するカードが登場した。 |
− | *接死と相互作用するが、トランプルと接死を一緒に持つカードは[[石塚の放浪者/Cairn Wanderer]]のようなキーワード能力をすべて得られるタイプのカード以外は存在しない<ref>[ | + | *接死と相互作用するが、トランプルと接死を一緒に持つカードは[[石塚の放浪者/Cairn Wanderer]]のようなキーワード能力をすべて得られるタイプのカード以外は存在しない<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0018183/ 「お電話ありがとうございます」](Making Magic 2016年12月12日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 |
*簡易版として、「[[スーパートランプル]]」と呼ばれる能力がある。こちらはキーワード能力ではなく、またトランプルと上位互換・下位互換の関係にない。 | *簡易版として、「[[スーパートランプル]]」と呼ばれる能力がある。こちらはキーワード能力ではなく、またトランプルと上位互換・下位互換の関係にない。 | ||
*Trampleは「踏み荒らす・蹂躙する」という意味。 | *Trampleは「踏み荒らす・蹂躙する」という意味。 |