「献身」を編集中
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|英名=Offering | |英名=Offering | ||
|種別=[[常在型能力]] | |種別=[[常在型能力]] | ||
− | |登場セット=[[神河謀叛 | + | |登場セット=[[神河謀叛]] |
|リーガル=legal | |リーガル=legal | ||
}} | }} | ||
− | '''献身'''(けんしん)/''Offering''は、[[神河謀叛]]で登場した[[キーワード能力]] | + | '''献身'''(けんしん)/''Offering''は、[[神河謀叛]]で登場した[[キーワード能力]]。[[異界月]]発売時にルールが変更された。これを持つ[[呪文]]が[[スタック]]にある間に機能する[[常在型能力]]である。 |
{{#card:Patron of the Akki}} | {{#card:Patron of the Akki}} | ||
==定義== | ==定義== | ||
− | 「'''献身( | + | 「'''献身([サブタイプ])'''/''[Subtype] offering''」は「この呪文を[[唱える]]ための[[追加コスト]]として、あなたは[サブタイプ]である[[パーマネント]]を[[生け贄]]に捧げてもよい。この追加コストを支払うことを選んだなら、この呪文の[[総コスト]]は生け贄に捧げられたパーマネントの[[マナ・コスト]]分だけ減少し、[[あなた]]はこのカードを[[インスタント]]を唱えられるときならいつでも唱えてよい。」 |
==解説== | ==解説== | ||
− | + | 神河謀叛の[[狐の守護神/Patron of the Kitsune|守護神]][[サイクル]]のみが持つ[[能力]]で、指定されたパーマネントを生け贄に捧げることで、そのマナ・コスト分を減らしたコストを支払い[[インスタント・タイミング]]で唱えることができる。 | |
− | + | *[[注釈文]]に書かれている「マナ・コストの差分」という記述が直感的に分かりづらいが、要は生け贄にしたクリーチャーのマナ・コストをそのまま[[マナ・プール]]に放り込む能力と考えれば感覚的には大丈夫だろう(もちろん厳密には違う)。 | |
− | + | ||
− | *[[注釈文]] | + | |
*1つの献身に対してパーマネントを2つ以上生け贄に捧げることはできない。 | *1つの献身に対してパーマネントを2つ以上生け贄に捧げることはできない。 | ||
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*生け贄に捧げるパーマネントは、コストを支払う段階までは依然として戦場にある。その能力は呪文のコストに影響を及ぼしたり、起動してマナを生み出したりできる。しかし、それに呪文が唱えられたときに誘発する能力があっても、その能力が誘発するより先に生け贄に捧げられてしまう。 | *生け贄に捧げるパーマネントは、コストを支払う段階までは依然として戦場にある。その能力は呪文のコストに影響を及ぼしたり、起動してマナを生み出したりできる。しかし、それに呪文が唱えられたときに誘発する能力があっても、その能力が誘発するより先に生け贄に捧げられてしまう。 | ||
*これは呪文を唱えるタイミングを変更する([[インスタント・タイミング]]で唱えることを許可する)能力であり、それとコスト軽減以外の機能は持たない。したがって、通常の呪文となんら変わりはなく、それがクリーチャー呪文なら[[霊魂放逐/Remove Soul]]の[[対象]]とすることが可能である。 | *これは呪文を唱えるタイミングを変更する([[インスタント・タイミング]]で唱えることを許可する)能力であり、それとコスト軽減以外の機能は持たない。したがって、通常の呪文となんら変わりはなく、それがクリーチャー呪文なら[[霊魂放逐/Remove Soul]]の[[対象]]とすることが可能である。 | ||
*唱えることが許可されているなら、[[墓地]]にあるときや[[追放]]されているときもこの能力は機能する。 | *唱えることが許可されているなら、[[墓地]]にあるときや[[追放]]されているときもこの能力は機能する。 | ||
− | *[[ | + | *[[点数で見たマナ・コスト]]が0のパーマネントを生け贄に捧げてもよい。その場合、コストは減少しないが、インスタントが唱えられるときにいつでも唱えられる効果は有効である。 |
− | * | + | *生け贄に捧げられるものはクリーチャーに限定されていないので、([[クリーチャー・タイプ]]が指定されている場合)指定されたクリーチャー・タイプである[[部族]]を持つクリーチャーでないパーマネントを生け贄に捧げてもよい。 |
*献身とその他のコスト軽減・コスト増加は重複して適用される。 | *献身とその他のコスト軽減・コスト増加は重複して適用される。 | ||
*この能力は唱えるコストを変更するものなので、[[三なる宝球/Trinisphere]]が[[戦場]]に出ていてかつこの能力でコストが3マナより少なくなっている場合、3マナ支払う必要がある。 | *この能力は唱えるコストを変更するものなので、[[三なる宝球/Trinisphere]]が[[戦場]]に出ていてかつこの能力でコストが3マナより少なくなっている場合、3マナ支払う必要がある。 | ||
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==旧ルール== | ==旧ルール== | ||
− | + | 異界月発売に際しての[[2016年]]7月22付けの総合ルール更新で、[[現出]]と同じ形のルールに改められた。旧いルールでは献身はそれが唱えられる領域にある間に働く能力であり、'''献身''' ([サブタイプ])/[subtype] ''offering''は、「あなたはこのカードを、あなたがインスタントを唱えられるときならいつでも[サプタイプ]であるパーマネントを生け贄に捧げることで唱えられる。そうした場合、このカードを唱えるためのコストは生け贄に捧げられたパーマネントのマナ・コスト分だけ減少する。」を意味していた。 | |
− | + | 旧ルールでは生け贄は呪文の宣言と同時に行われる[[特別な処理]]であった。 | |
==その他== | ==その他== | ||
− | *[[カード名]] | + | *[[カード名]]に「献身」と含んでいるカードは、英語では「Ardent」か「Devoted」であり({{WHISPER検索/カード名|献身}})、「offering」は「捧げ物」と訳されている({{WHISPER検索/カード名|offering}})。 |
*コスト軽減メカニズムについてのコラム「[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/all-costs-2014-07-21 At All Costs]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0010837/ あらゆるコストで]」では、「戦場にあるパーマネントを生け贄に捧げることによるコスト軽減メカニズムはデザイン領域が非常に広いが、まだキーワードは作られていない。」と完全にその存在を忘れられている。 | *コスト軽減メカニズムについてのコラム「[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/all-costs-2014-07-21 At All Costs]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0010837/ あらゆるコストで]」では、「戦場にあるパーマネントを生け贄に捧げることによるコスト軽減メカニズムはデザイン領域が非常に広いが、まだキーワードは作られていない。」と完全にその存在を忘れられている。 | ||
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+ | ==該当カード== | ||
+ | {{サイクル/神河謀叛の守護神}} | ||
==参考== | ==参考== |