執拗なネズミ/Relentless Rats
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[[疫病ネズミ/Plague Rats]]のリメイク版。疫病ネズミ同様、同じ[[名前]]の[[クリーチャー]]が集まることで[[強化]]されるが、これは'''[[4枚制限ルール]]を無視する能力'''によって際限なく強化することが可能。[[ミラディン・ブロック]]のルールの破壊ぶりを象徴する[[カード]]の1枚である。 | [[疫病ネズミ/Plague Rats]]のリメイク版。疫病ネズミ同様、同じ[[名前]]の[[クリーチャー]]が集まることで[[強化]]されるが、これは'''[[4枚制限ルール]]を無視する能力'''によって際限なく強化することが可能。[[ミラディン・ブロック]]のルールの破壊ぶりを象徴する[[カード]]の1枚である。 | ||
− | [[デッキ]]に執拗なネズミが多ければ多いほど強化されるため、極端な話、執拗なネズミと[[沼/Swamp]] | + | [[デッキ]]に執拗なネズミが多ければ多いほど強化されるため、極端な話、執拗なネズミと[[沼/Swamp]]だけのデッキを作ることも出来る。この場合安定性はピカ一で、展開すれば驚異的なサイズに育つだろうが、[[ロボトミー/Lobotomy]]や[[頭蓋の摘出/Cranial Extraction]]、[[不同の力線/Leyline of Singularity]]など絶望的な天敵や対処できない状況が多すぎるので、[[手札破壊]]など多少のサポートを採用したほうがいいだろう。 |
[[霊気の薬瓶/AEther Vial]]や[[捨て身の研究/Desperate Research]]などもサポートとしては便利。[[織端の石/Thrumming Stone]]とは抜群の相性を誇り、同時に[[伏魔殿/Pandemonium]]や[[ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya]]もあれば即座に[[ゲーム]]を決めることも可能だろう。 | [[霊気の薬瓶/AEther Vial]]や[[捨て身の研究/Desperate Research]]などもサポートとしては便利。[[織端の石/Thrumming Stone]]とは抜群の相性を誇り、同時に[[伏魔殿/Pandemonium]]や[[ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya]]もあれば即座に[[ゲーム]]を決めることも可能だろう。 | ||
− | [[第10版]]から[[基本セット2011]]で続けて収録されていた。[[マジックの黄金律]]である「[[カード]]は[[ルール]]に勝つ」を初心者に強く理解させるカードであるためだろうか。[[基本セット2012]] | + | [[第10版]]から[[基本セット2011]]で続けて収録されていた。[[マジックの黄金律]]である「[[カード]]は[[ルール]]に勝つ」を初心者に強く理解させるカードであるためだろうか。[[基本セット2012]]以降は[[再録]]されていない。 |
*[[アンコモン]]なので10枚20枚と集めるのは結構つらい。[[コモン]]なら執拗なネズミデッキももっと隆盛したかもしれない。 | *[[アンコモン]]なので10枚20枚と集めるのは結構つらい。[[コモン]]なら執拗なネズミデッキももっと隆盛したかもしれない。 | ||
**コモンだった場合[[リミテッド]]での影響が気になるところだが、元々4枚制限の無いリミテッドではこのカードは[[重い]][[筋力スリヴァー/Sinew Sliver]]や[[森林群れの狼/Timberpack Wolf]]のようなものであり、それらがコモンで登場していることを考えれば懸念するほどの影響は無いと考えられる。 | **コモンだった場合[[リミテッド]]での影響が気になるところだが、元々4枚制限の無いリミテッドではこのカードは[[重い]][[筋力スリヴァー/Sinew Sliver]]や[[森林群れの狼/Timberpack Wolf]]のようなものであり、それらがコモンで登場していることを考えれば懸念するほどの影響は無いと考えられる。 | ||
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*2番目の能力は、[[ゲーム]]開始前のデッキ構築のルール(すなわち、ゲームを開始できるかどうか)にだけ影響する。ゲームが始まれば実質的に意味はない。例えば、5体以上[[戦場]]に存在しているときに[[謙虚/Humility]]などでこの能力を失っても、(5体以上戦場に存在することに起因することは)何も起こらない。 | *2番目の能力は、[[ゲーム]]開始前のデッキ構築のルール(すなわち、ゲームを開始できるかどうか)にだけ影響する。ゲームが始まれば実質的に意味はない。例えば、5体以上[[戦場]]に存在しているときに[[謙虚/Humility]]などでこの能力を失っても、(5体以上戦場に存在することに起因することは)何も起こらない。 | ||
**これは「デッキ」はゲームが開始すると「[[ライブラリー]]」となり、「[[サイドボード]]」は「[[ゲームの外部]]のカード」となるため。4枚制限ルールはあくまで「デッキ」に対して適用されるものであり、「ライブラリーの中に同名カードを5枚以上入れてはならない」というルールは存在しない。 | **これは「デッキ」はゲームが開始すると「[[ライブラリー]]」となり、「[[サイドボード]]」は「[[ゲームの外部]]のカード」となるため。4枚制限ルールはあくまで「デッキ」に対して適用されるものであり、「ライブラリーの中に同名カードを5枚以上入れてはならない」というルールは存在しない。 | ||
− | * | + | *4枚制限ルールは[[メインデッキ]]とサイドボードを合わせて適用される({{CR|100.4a}})ため、この能力によりサイドボードに対しても枚数上限がなくなる。望むなら、サイドボードにこのカードを5枚以上(15枚でも)入れてもよい。メインデッキとサイドボードとあわせて5枚以上に(たとえば、メイン3枚、サイド2枚のように)なっても問題ない。 |
− | *{{CR|112.6m}}により、この能力は[[総合ルール]]だけでなく他の文書で設定されている各形式の枚数上限設定も(それが[[制限カード|制限]]や[[禁止カード|禁止]]になっていなければ)無視できる。よってこのカードは[[統率者戦]] | + | *{{CR|112.6m}}により、この能力は[[総合ルール]]だけでなく他の文書で設定されている各形式の枚数上限設定も(それが[[制限カード|制限]]や[[禁止カード|禁止]]になっていなければ)無視できる。よってこのカードは[[統率者戦]]でも同一のデッキに2枚以上使用できる。 |
==参考== | ==参考== |
2015年10月10日 (土) 10:55時点における版
Relentless Rats / 執拗なネズミ (1)(黒)(黒)
クリーチャー — ネズミ(Rat)
クリーチャー — ネズミ(Rat)
執拗なネズミは、戦場に出ている他の《執拗なネズミ/Relentless Rats》という名前のクリーチャー1体につき、+1/+1の修整を受ける。
1つのデッキに《執拗なネズミ/Relentless Rats》という名前のカードを望む枚数だけいれることができる。
疫病ネズミ/Plague Ratsのリメイク版。疫病ネズミ同様、同じ名前のクリーチャーが集まることで強化されるが、これは4枚制限ルールを無視する能力によって際限なく強化することが可能。ミラディン・ブロックのルールの破壊ぶりを象徴するカードの1枚である。
デッキに執拗なネズミが多ければ多いほど強化されるため、極端な話、執拗なネズミと沼/Swampだけのデッキを作ることも出来る。この場合安定性はピカ一で、展開すれば驚異的なサイズに育つだろうが、ロボトミー/Lobotomyや頭蓋の摘出/Cranial Extraction、不同の力線/Leyline of Singularityなど絶望的な天敵や対処できない状況が多すぎるので、手札破壊など多少のサポートを採用したほうがいいだろう。
霊気の薬瓶/AEther Vialや捨て身の研究/Desperate Researchなどもサポートとしては便利。織端の石/Thrumming Stoneとは抜群の相性を誇り、同時に伏魔殿/Pandemoniumやヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaもあれば即座にゲームを決めることも可能だろう。
第10版から基本セット2011で続けて収録されていた。マジックの黄金律である「カードはルールに勝つ」を初心者に強く理解させるカードであるためだろうか。基本セット2012以降は再録されていない。
- アンコモンなので10枚20枚と集めるのは結構つらい。コモンなら執拗なネズミデッキももっと隆盛したかもしれない。
- コモンだった場合リミテッドでの影響が気になるところだが、元々4枚制限の無いリミテッドではこのカードは重い筋力スリヴァー/Sinew Sliverや森林群れの狼/Timberpack Wolfのようなものであり、それらがコモンで登場していることを考えれば懸念するほどの影響は無いと考えられる。
- 基本セット2014に同じく4枚制限ルールを無視する影生まれの使徒/Shadowborn Apostleが登場した。なお、こちらはコモンで集めやすくなっている。
ルール
- 2番目の能力は、ゲーム開始前のデッキ構築のルール(すなわち、ゲームを開始できるかどうか)にだけ影響する。ゲームが始まれば実質的に意味はない。例えば、5体以上戦場に存在しているときに謙虚/Humilityなどでこの能力を失っても、(5体以上戦場に存在することに起因することは)何も起こらない。
- 4枚制限ルールはメインデッキとサイドボードを合わせて適用される(CR:100.4a)ため、この能力によりサイドボードに対しても枚数上限がなくなる。望むなら、サイドボードにこのカードを5枚以上(15枚でも)入れてもよい。メインデッキとサイドボードとあわせて5枚以上に(たとえば、メイン3枚、サイド2枚のように)なっても問題ない。
- CR:112.6mにより、この能力は総合ルールだけでなく他の文書で設定されている各形式の枚数上限設定も(それが制限や禁止になっていなければ)無視できる。よってこのカードは統率者戦でも同一のデッキに2枚以上使用できる。