ウルザズ・サーガ
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(4人の利用者による、間の9版が非表示) | |||
15行: | 15行: | ||
新規キーワード能力は[[サイクリング]]、[[エコー]]。メカニズムとしては[[成長エンチャント]]、[[休眠エンチャント]]、[[エターナルエンチャント]]といったエンチャント関連のものや、[[フリースペル]]が登場した。 | 新規キーワード能力は[[サイクリング]]、[[エコー]]。メカニズムとしては[[成長エンチャント]]、[[休眠エンチャント]]、[[エターナルエンチャント]]といったエンチャント関連のものや、[[フリースペル]]が登場した。 | ||
− | [[強迫/Duress]]や[[変異種/Morphling]]、[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]などの強力[[カード]]や、[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]、[[通電式キー/Voltaic Key]] | + | [[強迫/Duress]]や[[変異種/Morphling]]、[[ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will]]などの強力[[カード]]や、[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]、[[通電式キー/Voltaic Key]]などの強力な[[コンボデッキ]]の[[キーカード]]がひしめき、[[MoMa]]や[[スニークアタック]]、[[波動機リアニメイト]]などの高速コンボデッキが組まれる。そのため[[1ターンキル]]が横行し、[[禁止カード]]が連発された。このカードセットのデザイン・チームの一人だった[[Mark Rosewater]]は、このセットを生み出した事を「[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上最大の過ち」と言っている。このセットを作った後、実際に開発部全員が社長室に呼ばれて怒鳴られた、という逸話も存在する。 |
*このセットより、日本語版では[[カード名]]と[[タイプ行]]に使われたフォントが、[[エクソダス]]までの明朝体から、[[コンスピラシー]]まで続く唐風隷書体に変更された。またフォントの誤読から、「[[平和な心/Pacifism|平和なべ]]」や「[[アクリディアン虫/Acridian|アクリディアン宏]]」などの俗称が生まれた。このような誤読やデザインのため、このフォント変更については賛否両論ある。 | *このセットより、日本語版では[[カード名]]と[[タイプ行]]に使われたフォントが、[[エクソダス]]までの明朝体から、[[コンスピラシー]]まで続く唐風隷書体に変更された。またフォントの誤読から、「[[平和な心/Pacifism|平和なべ]]」や「[[アクリディアン虫/Acridian|アクリディアン宏]]」などの俗称が生まれた。このような誤読やデザインのため、このフォント変更については賛否両論ある。 | ||
*[[ウェザーライト]]から始まったストーリーラインをカードに織り込む手法が使われているが、[[色]]ごとに場所も年代も遠く離れているのが特徴。[[緑]]は[[兄弟戦争/Brothers' War]]の終結の地となった[[アルゴス/Argoth]]を、[[黒]]はウルザが[[ザンチャ/Xantcha]]と共に潜入したファイレクシアを、[[白]]はウルザがファイレクシアから敗走し逗留した[[セラの領土/Serra's Realm]]を、[[青]]はウルザと[[バリン/Barrin]]が設立した[[トレイリア/Tolaria]]を、[[赤]]はウルザが[[パワーストーン/Powerstone]]の生産施設を再稼働させようとした[[シヴ/Shiv]]を描いている。 | *[[ウェザーライト]]から始まったストーリーラインをカードに織り込む手法が使われているが、[[色]]ごとに場所も年代も遠く離れているのが特徴。[[緑]]は[[兄弟戦争/Brothers' War]]の終結の地となった[[アルゴス/Argoth]]を、[[黒]]はウルザが[[ザンチャ/Xantcha]]と共に潜入したファイレクシアを、[[白]]はウルザがファイレクシアから敗走し逗留した[[セラの領土/Serra's Realm]]を、[[青]]はウルザと[[バリン/Barrin]]が設立した[[トレイリア/Tolaria]]を、[[赤]]はウルザが[[パワーストーン/Powerstone]]の生産施設を再稼働させようとした[[シヴ/Shiv]]を描いている。 | ||
+ | *[[モダンホライゾン2]]にて、同名のカードが登場した。(→[[ウルザの物語/Urza's Saga]]) | ||
==テーマデッキ== | ==テーマデッキ== | ||
61行: | 62行: | ||
*[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/urzas-saga ウルザズ・サーガ](マジック英語公式日本語版 セット特設サイト) | *[https://magic.wizards.com/ja/game-info/products/card-set-archive/urzas-saga ウルザズ・サーガ](マジック英語公式日本語版 セット特設サイト) | ||
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/make-no-mistake-2003-11-10-0 Make No Mistake](Making Magic 2003年11月10日) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/make-no-mistake-2003-11-10-0 Make No Mistake](Making Magic 2003年11月10日) | ||
− | **[http://web.archive.org/web/ | + | **[http://web.archive.org/web/20040413215000/http://members.at.infoseek.co.jp/braingeyser/03/1112.html M:tGやっちまった小咄集](個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳) |
==参考== | ==参考== | ||
70行: | 71行: | ||
*[[Time Streams]] (小説) | *[[Time Streams]] (小説) | ||
*[[カードセット一覧]] | *[[カードセット一覧]] | ||
− | **[[ | + | **[[第5版]] |
− | + | **[[テンペスト・ブロック]]([[テンペスト]] - [[ストロングホールド]] - [[エクソダス]]) | |
− | + | **[[ウルザ・ブロック]]([[ウルザズ・サーガ]] - [[ウルザズ・レガシー]] - [[ウルザズ・デスティニー]]) | |
− | ***[[ | + | **[[第6版]] |
+ | **[[マスクス・ブロック]]([[メルカディアン・マスクス]] - [[ネメシス]] - [[プロフェシー]]) | ||
[[Category:エキスパンション|うるさすさあか]] | [[Category:エキスパンション|うるさすさあか]] |
2021年12月21日 (火) 19:28時点における最新版
ウルザズ・サーガ/Urza's Saga | |
シンボル | 2つの歯車 |
略号 | US, USG |
コードネーム | Armadillo |
発売日 | 1998年10月12日 MO:2010年3月23日 |
セット枚数 | 全350種類 |
ウルザズ・サーガ/Urza's Sagaは、ウルザ・ブロックの大型エキスパンション。1998年10月12日に発売された。意味は「ウルザの物語」。
目次 |
[編集] 概要
テンペスト・ブロックのストーリーから過去に遡り、プレインズウォーカー/Planeswalkerとして覚醒したウルザ/Urzaが、長い時をかけてファイレクシア/Phyrexiaとの戦いを準備する物語が始まる。
新規キーワード能力はサイクリング、エコー。メカニズムとしては成長エンチャント、休眠エンチャント、エターナルエンチャントといったエンチャント関連のものや、フリースペルが登場した。
強迫/Duressや変異種/Morphling、ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willなどの強力カードや、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy、通電式キー/Voltaic Keyなどの強力なコンボデッキのキーカードがひしめき、MoMaやスニークアタック、波動機リアニメイトなどの高速コンボデッキが組まれる。そのため1ターンキルが横行し、禁止カードが連発された。このカードセットのデザイン・チームの一人だったMark Rosewaterは、このセットを生み出した事を「マジック史上最大の過ち」と言っている。このセットを作った後、実際に開発部全員が社長室に呼ばれて怒鳴られた、という逸話も存在する。
- このセットより、日本語版ではカード名とタイプ行に使われたフォントが、エクソダスまでの明朝体から、コンスピラシーまで続く唐風隷書体に変更された。またフォントの誤読から、「平和なべ」や「アクリディアン宏」などの俗称が生まれた。このような誤読やデザインのため、このフォント変更については賛否両論ある。
- ウェザーライトから始まったストーリーラインをカードに織り込む手法が使われているが、色ごとに場所も年代も遠く離れているのが特徴。緑は兄弟戦争/Brothers' Warの終結の地となったアルゴス/Argothを、黒はウルザがザンチャ/Xantchaと共に潜入したファイレクシアを、白はウルザがファイレクシアから敗走し逗留したセラの領土/Serra's Realmを、青はウルザとバリン/Barrinが設立したトレイリア/Tolariaを、赤はウルザがパワーストーン/Powerstoneの生産施設を再稼働させようとしたシヴ/Shivを描いている。
- モダンホライゾン2にて、同名のカードが登場した。(→ウルザの物語/Urza's Saga)
[編集] テーマデッキ
[編集] パッケージ・イラスト
- 稲妻のドラゴン/Lightning Dragon (トーナメントデッキ)
- キマイラ杖/Chimeric Staff
- セラの伝令/Herald of Serra
- ファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus
[編集] デザイン
デザイン・チーム | Mike Elliott (lead) |
Richard Garfield | |
Bill Rose | |
Mark Rosewater | |
デベロップ・チーム | Mike Elliott (lead) |
William Jockusch | |
Bill Rose | |
Mark Rosewater | |
Henry Stern (lead) | |
Beth Moursund | |
アート・ディレクター | Ron Spears |
[編集] 関連リンク
- ウルザズ・サーガ(マジック英語公式日本語版 セット特設サイト)
- Make No Mistake(Making Magic 2003年11月10日)
- M:tGやっちまった小咄集(個人サイト「Braingeyser」、上の記事の和訳)
[編集] 参考
- カードリスト(Wisdom Guild)
- カード個別評価:ウルザズ・サーガ
- The Brothers' War (小説)
- Planeswalker (小説)
- Time Streams (小説)
- カードセット一覧
- 第5版
- テンペスト・ブロック(テンペスト - ストロングホールド - エクソダス)
- ウルザ・ブロック(ウルザズ・サーガ - ウルザズ・レガシー - ウルザズ・デスティニー)
- 第6版
- マスクス・ブロック(メルカディアン・マスクス - ネメシス - プロフェシー)