汚損破/Vandalblast
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− | [[スタンダード]]では使いやすい複数除去である[[古えの遺恨/Ancient Grudge]]の存在が逆風だが、アーティファクトを多用する[[デッキ]]が流行すれば、[[ | + | 登場時の[[スタンダード]]では使いやすい複数除去である[[古えの遺恨/Ancient Grudge]]の存在が逆風だが、アーティファクトを多用する[[デッキ]]が流行すれば、[[緑]]を含まない[[デッキ]]では出番もあるだろう。 |
[[リミテッド]]でも魔鍵や[[護民官のサーベル/Civic Saber]]など優秀なアーティファクトの対策となるため、あって損はない[[カード]]。 | [[リミテッド]]でも魔鍵や[[護民官のサーベル/Civic Saber]]など優秀なアーティファクトの対策となるため、あって損はない[[カード]]。 | ||
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+ | *超過の元となった[[The Great Designer Search]]での[[Kenneth Nagle]]の提出デザインの中の1枚、'''分散的カビ'''/''Dispersive Mold''によく似ている。そちらは[[緑]]<ref>[https://web.archive.org/web/20221013195353/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/origin-scavenge-and-overload-2012-09-03 On the Origin of Scavenge and Overload(Internet Archive)]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004027/ 活用と超過の起源](Feature [[2012年]]9月3日 [[Kenneth Nagle]])</ref>。 | ||
+ | *同じ[[イゼット団/The Izzet]]のアーティファクト除去、[[破壊放題/Shattering Spree]]にも近いものがある。 | ||
+ | *''Vandal''は芸術作品や公共物、自然景観をみだりに破壊する野蛮人という意味。これまでの[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のカードでは[[蛮行ゴブリン/Goblin Vandal|蛮行]]や[[躁の蛮人/Manic Vandal|蛮人]]、[[セファリッドの文化破壊者/Cephalid Vandal|文化破壊者]]などの訳が充てられている。 | ||
+ | **「汚損」には落書きなども含まれるため、石像を爆破している{{Gatherer|id=356669}}([[ラヴニカへの回帰]]版)を考えれば、このカードでは単に外観を汚くするだけの行為を超えており、少々やりすぎと思われる。[[誤訳]]ととられかねないが、物理的な破壊も含まれるため誤訳ではない。 | ||
+ | ==ストーリー== | ||
+ | ;[[Secret Lair Drop Series/2022年#Li'l Giri Saves the Day|Secret Lair: Li'l Giri Saves the Day]]<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/lil-giri-saves-day-magic-30 Li'l Giri Saves the Day at Magic 30]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036222/ こにぎりがマジック30周年を救う](News [[2022年]]8月9日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref> | ||
+ | こにぎり/Li'l Giriを主役にした5枚仕立てのストーリーの4枚目。怪物が子どもを食べようとしたまさにその時、こにぎりの一太刀が炸裂!(日本語訳は私訳) | ||
+ | {{フレイバーテキスト|Our hero struck with a flash of steel, slicing the monster’s claw and freeing the young girl from its grasp!}} | ||
+ | {{フレイバーテキスト|我らがヒーローは鋼の閃光を放ち、怪物の爪を切り裂き少女をその手から解放しました!}} | ||
+ | ;前 | ||
+ | *[[好奇心/Curiosity]] | ||
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+ | *[[最後のチャンス/Last Chance]] | ||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ラヴニカへの回帰]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:ラヴニカへの回帰]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:時のらせんリマスター]] - 旧枠加工カード | ||
+ | *[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:Fallout統率者デッキ]] - [[アンコモン]]([[Fallout統率者デッキ#ブースター・ファン|Vault Boyボーダーレス版カード]]) | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2022年#Li'l Giri Saves the Day|Secret Lair: Li'l Giri Saves the Day]] |
2024年3月10日 (日) 01:38時点における最新版
Vandalblast / 汚損破 (赤)
ソーサリー
ソーサリー
あなたがコントロールしていないアーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
超過(4)(赤)(あなたはこの呪文をその超過コストで唱えてもよい。そうしたなら、あなたがコントロールしていない各アーティファクトをそれぞれ破壊する。)
単体除去としても溶解/Smeltに近い性能があり、対戦相手が複数のアーティファクトを並べている場合は超過によってアドバンテージが取れる、柔軟性の高いアーティファクト除去。ただしソーサリーゆえの融通の利かなさ、特に装備品や魔鍵などに対してテンポを取れない点は無視できないデメリットである。
登場時のスタンダードでは使いやすい複数除去である古えの遺恨/Ancient Grudgeの存在が逆風だが、アーティファクトを多用するデッキが流行すれば、緑を含まないデッキでは出番もあるだろう。
リミテッドでも魔鍵や護民官のサーベル/Civic Saberなど優秀なアーティファクトの対策となるため、あって損はないカード。
モダンでも親和への有効な解答となるため、サイドボードに採用されることは多い。
統率者戦では多人数戦でアーティファクトを多用する環境という性質上、超過コストの重さは気になるものの極めて強力。
- 超過の元となったThe Great Designer SearchでのKenneth Nagleの提出デザインの中の1枚、分散的カビ/Dispersive Moldによく似ている。そちらは緑[1]。
- 同じイゼット団/The Izzetのアーティファクト除去、破壊放題/Shattering Spreeにも近いものがある。
- Vandalは芸術作品や公共物、自然景観をみだりに破壊する野蛮人という意味。これまでのマジックのカードでは蛮行や蛮人、文化破壊者などの訳が充てられている。
[編集] ストーリー
こにぎり/Li'l Giriを主役にした5枚仕立てのストーリーの4枚目。怪物が子どもを食べようとしたまさにその時、こにぎりの一太刀が炸裂!(日本語訳は私訳)
Our hero struck with a flash of steel, slicing the monster’s claw and freeing the young girl from its grasp!
我らがヒーローは鋼の閃光を放ち、怪物の爪を切り裂き少女をその手から解放しました!
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[編集] 脚注
- ↑ On the Origin of Scavenge and Overload(Internet Archive)/活用と超過の起源(Feature 2012年9月3日 Kenneth Nagle)
- ↑ Li'l Giri Saves the Day at Magic 30/こにぎりがマジック30周年を救う(News 2022年8月9日 Wizards of the Coast著)