Aeolipile

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''WHISPERのルール文章は最新の[[オラクル]]に未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「[[任意の対象|1つを対象とする]]」に読み替えてください。''
  
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初期としては割と貴重だった[[無色]]の[[ダメージソース]]。[[ショック/Shock]]の効果が発生する。
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[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]初期においては割と貴重だった[[無色]]の[[ダメージソース]]。[[稲妻/Lightning Bolt]]の小型版、後のカードで言えば[[ショック/Shock]]の[[効果]]が発生する。
  
[[フォールン・エンパイア]]が使えた当時は[[プロテクション]]を持つ[[騎士]]を多数投入した[[白]]/[[黒]]の[[ウィニー]]が横行していた時代。無色ダメージなのでそういう騎士たちを[[焼く]]のに適していたこと、それなりに安価でかつ色マナを一切必要としないことなど、使い勝手がよかったため、様々なデッキで活躍をしていた。
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[[フォールン・エンパイア]]が使えた当時は[[プロテクション]]を持つ[[騎士]]を多数投入した[[白]]/[[黒]]の[[ウィニー]]が横行していた時代。無色ダメージなのでそういう騎士たちを[[焼く]]のに適していたこと、それなりに安価でかつ[[色マナ]]を一切必要としないことなど、使い勝手がよかったため、様々な[[デッキ]]で活躍をしていた。
  
*"aeolipile"とは「アイオロスの球」とも訳される、蒸気タービンの原形といわれる玩具。アレクサンドリアのヘロンが紀元前2世紀に作ったとされる。
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*"aeolipile"とは「[[Wikipedia:ja:アイオロスの球|アイオロスの球]]」とも訳される、蒸気タービンの原形といわれる玩具。アレクサンドリアのヘロンが紀元前2世紀に作ったとされる。
*[[アーティファクト]]の2点[[火力]]としては、後に[[テンペスト]]で[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]というとんでもないカードが登場する。こちらもAeolipileと同じく対プロテクション[[クリーチャー]]の最終兵器として環境を大きく変化させて行く。
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*[[アーティファクト]]の2点[[火力]]としては、後に[[テンペスト]]で[[呪われた巻物/Cursed Scroll]]というとんでもないカードが登場する。こちらもAeolipileと同じく対プロテクション[[クリーチャー]]の最終兵器として[[環境]]を大きく変化させて行く。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
*[[サイクル]]中、これは[[稲妻/Lightning Bolt]]の小型版としてデザインされている。
 
*後の[[呪文爆弾]]の1つ、[[黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb]]が改良版にあたる。[[起動コスト]]に[[赤マナ]]が必要なのでどんなデッキにも入るカードではなくなったが、「アーティファクト版使い捨て火力」という本家のお株をあっさり奪ってしまった。
 
*[[ローウィン]]で作られた[[ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract]]は、純粋な後継と言える。設置にコストがかかる分、起動に一切マナがかからなくなった。
 
 
 
===サイクル===
 
===サイクル===
 
{{サイクル/フォールン・エンパイアの使い捨てアーティファクト}}
 
{{サイクル/フォールン・エンパイアの使い捨てアーティファクト}}
 
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===主な亜種===
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自身を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]て[[起動]]する、いわゆる[[置き]]火力。特記しない限り[[無色]]のアーティファクト。[[クリーチャー]]版は[[モグの狂信者/Mogg Fanatic]]の項を、自身でなく他の[[パーマネント]]を生け贄に捧げて起動するものは[[有象無象の大砲/Fodder Cannon]]の項を、チャージする事で火力を増やしていくものは[[燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage]]の項を、ダメージ以外による置き[[除去]]は[[消滅の護符/Amulet of Unmaking]]の項をそれぞれ参照。
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*[[炎の印章/Seal of Fire]] - 設置(赤)。[[起動コスト]]は不要。2点ダメージ。[[エンチャント]]版。([[ネメシス]])
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**[[激憤の泉/Font of Ire]] - 設置(1)(赤)/起動(3)(赤)のエンチャント。5点ダメージだが対象はプレイヤーかプレインズウォーカー。([[ニクスへの旅]])
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**[[真昼の決闘/High Noon]] - 設置(1)(白)/起動(4)(赤)のエンチャント。5点ダメージ。([[サンダー・ジャンクションの無法者]])
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*[[黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb]] - 設置(1)/起動(赤)。2点ダメージ。[[呪文爆弾]]の一つ。「アーティファクト版使い捨て[[火力]](無色ダメージソース)」という本家のお株をあっさり奪ってしまった。([[ミラディン]])
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*[[陽光の薬瓶/Heliophial]] - 設置(5)/起動(2)。ダメージはこれを唱えるのに払ったマナの[[色]]数に等しい[[烈日]]カード。([[フィフス・ドーン]])
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*[[ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract]] - 設置(3)。起動にマナは不要。2点ダメージ。純粋な後継と言える亜種。([[ローウィン]])
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*[[猛火の松明/Blazing Torch]] - 設置(1)装備(1)の[[装備品]]版。起動にマナは不要だが、[[装備]]されていないと起動出来ない上に装備先の[[召喚酔い]]に左右される。([[ゼンディカー]])
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**[[忍者の苦無/Ninja's Kunai]] - 3点ダメージになったが起動に(1)がかかる、猛火の松明の[[上位種]]。([[神河:輝ける世界]])
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*[[ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica]] - 設置(3)/起動(1)(赤)でタップ不要。3/1の[[アーティファクト・クリーチャー]]。3点ダメージで、対象はプレイヤーかプレインズウォーカー。([[ミラディンの傷跡]])
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**[[稲妻核の発掘者/Lightning-Core Excavator]] - 設置(1)/起動(5)。0/3のアーティファクト・クリーチャー。3点ダメージ。([[Jumpstart]])
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**[[サーペイディアの似姿/Sarpadian Simulacrum]] - 設置(赤)/起動(4)(赤)。1/1[[速攻]]のアーティファクト・クリーチャー。4点ダメージだが、クリーチャーしか対象にできない。([[Jumpstart]])
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*[[グレムリン地雷/Gremlin Mine]] - 設置(1)/起動(1)。4点ダメージだが、アーティファクト・クリーチャーしか対象にできない。([[新たなるファイレクシア]])
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*[[炎放ちの車輪/Flamecast Wheel]] - 設置(1)/起動(5)。3点ダメージだが、クリーチャーしか対象にできない。([[テーロス]])
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*[[龍火の薬瓶/Vial of Dragonfire]] - 設置(2)/起動(2)。2点ダメージだが、クリーチャーしか対象にできない。[[名高い武器職人/Renowned Weaponsmith]]により[[サーチ]]できる。([[タルキール龍紀伝]])
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*[[爆発性の機器/Explosive Apparatus]] - 設置(1)/起動(3)。2点ダメージ([[イニストラードを覆う影]])
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*[[炎鍛冶の組細工/Fireforger's Puzzleknot]] - 設置(2)/起動(2)(赤)。設置の際にまず1点、起動してもう1点の分割払いになった。([[カラデシュ]])
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*[[発火器具/Implement of Combustion]] - 設置(1)/起動(赤)。1点ダメージ。対象はプレイヤーかプレインズウォーカー、[[PIG]]でカードを1枚[[引く|引け]]る。([[霊気紛争]])
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*[[静かな隠し矢/Silent Dart]] - 設置(1)/起動(4)。炎放ちの車輪の起動コストが1マナ軽くなった[[上位互換]]。([[ラヴニカのギルド]])
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*[[煮えたぎる大釜/Scalding Cauldron]] - 設置(1)/起動(3)。上記2つより更に起動コストの軽い上位互換。([[エルドレインの王権]])
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*[[トラバサミ/Springjaw Trap]] - 設置(1)/起動(4)。3点ダメージ。[[瞬速]]。静かな隠し矢の上位互換。([[イコリア:巨獣の棲処]])
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*[[とげの落とし穴/Spiked Pit Trap]] - 設置(1)/起動(5)。5点ダメージだが、クリーチャーしか対象にできない。瞬速。[[ダイス]]次第で[[宝物]]も[[生成]]。([[フォーゴトン・レルム探訪]])
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*[[銀弾/Silver Bolt]] - 設置(1)/起動(3)。3点ダメージだが、クリーチャーしか対象にできない。[[狼男]]なら[[破壊]]。([[イニストラード:真夜中の狩り]])
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*[[不吉な小包/Ominous Parcel]] - 設置(1)/起動(5)。4点ダメージだが、クリーチャーしか対象にできない。別途、起動(2)で[[基本土地]]を[[サーチ]]する能力も持つ。([[ニューカペナの街角]])
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*[[ベアトラップ/Bear Trap]] - 設置(1)/起動(3)。瞬速。3点ダメージだが、クリーチャーしか対象にできない。トラバサミの上位互換。([[ダスクモーン:戦慄の館]])
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:フォールン・エンパイア]] - [[アンコモン]]1
 
*[[カード個別評価:フォールン・エンパイア]] - [[アンコモン]]1
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[[Category:フォールン・エンパイアの再録禁止カード]]
 
[[Category:フォールン・エンパイアの再録禁止カード]]
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2024年11月7日 (木) 14:28時点における最新版


Aeolipile (2)
アーティファクト

(1),(T),Aeolipileを生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。Aeolipileはそれに2点のダメージを与える。


WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。

マジック初期においては割と貴重だった無色ダメージソース稲妻/Lightning Boltの小型版、後のカードで言えばショック/Shock効果が発生する。

フォールン・エンパイアが使えた当時はプロテクションを持つ騎士を多数投入した/ウィニーが横行していた時代。無色ダメージなのでそういう騎士たちを焼くのに適していたこと、それなりに安価でかつ色マナを一切必要としないことなど、使い勝手がよかったため、様々なデッキで活躍をしていた。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

フォールン・エンパイアマナ・コスト2、起動コスト1の使い捨てアーティファクトサイクルブーンズの小型版のような効果で、2つ分の何かを発生させる。

[編集] 主な亜種

自身を生け贄に捧げ起動する、いわゆる置き火力。特記しない限り無色のアーティファクト。クリーチャー版はモグの狂信者/Mogg Fanaticの項を、自身でなく他のパーマネントを生け贄に捧げて起動するものは有象無象の大砲/Fodder Cannonの項を、チャージする事で火力を増やしていくものは燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rageの項を、ダメージ以外による置き除去消滅の護符/Amulet of Unmakingの項をそれぞれ参照。

[編集] 参考

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