青茶単
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デッキ名の「Accelerated Blue」は「加速された青」の意味であり、文字通りマナ・アーティファクトでブーストする事に由来する。 | デッキ名の「Accelerated Blue」は「加速された青」の意味であり、文字通りマナ・アーティファクトでブーストする事に由来する。 | ||
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2010年4月17日 (土) 12:51時点における版
青茶単(Artifact Blue)は、広義には、アーティファクトを大量に投入した青単コントロールまたは青メインのデッキの総称。後述のパーミッションデッキの物の他、スーサイドブラウン等のティンカー系デッキも含まれる事がある。
狭義では、イタリックブルーを起源とし、ウルザ・ブロック構築とウルザ・ブロックを含むスタンダードに存在したパーミッションデッキ。こちらは英語では「Accelerated Blue」と呼ばれる。
アーティファクト
厳かなモノリスは、あなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。
(4):厳かなモノリスをアンタップする。
インスタント
呪文1つを対象とし、それをそれのコントローラーが(X)を支払わないかぎり、打ち消す。支払わなかったなら、そのプレイヤーは自分がコントロールするマナ能力を持つすべての土地をタップし、すべての未使用のマナを失う。
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
(青):変異種をアンタップする。
(青):変異種はターン終了時まで飛行を得る。
(青):変異種はターン終了時まで被覆を得る。(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない。)
(1):変異種はターン終了時まで+1/-1の修整を受ける。
(1):変異種はターン終了時まで-1/+1の修整を受ける。
基本的には普通のカウンターデッキだが、厳かなモノリス/Grim Monolithなどのマナ・アーティファクトを使いブーストする事によって、カウンターのマナを残したまま早い段階でパリンクロン/Palinchronや変異種/Morphling等の強力クリーチャーを展開できる。
変異種と多量の無色マナの相性は抜群で、ほとんど5/5(もしくはそれ以上のタフネス)の死なないクリーチャーとして圧倒的な戦闘力を発揮した。 また、マスティコア/Masticoreの強力なクリーチャー除去能力を最大限に活用することも可能である。だが、真に強力なのは天才のひらめき/Stroke of Geniusで、このカードにより圧倒的なカード・アドバンテージを叩きだすことが出来る。また、同型対決ではこのカードを対戦相手に撃ち込んでライブラリーアウトにより勝利することも少なくなかった。
デッキ名の「Accelerated Blue」は「加速された青」の意味であり、文字通りマナ・アーティファクトでブーストする事に由来する。
強力カード満載であったテンペスト・ブロック存在時はメタの1つに過ぎなかったが、ローテーションによるスタンダード環境変化後に本格化。圧倒的なデッキパワーで当時のスタンダードを席巻し、瞬く間にトップメタに君臨。以後のスタンダードメタはウルザ・ブロック落ちまで青茶単を中心に回る事となる。そしてシーズン最後の日本選手権00決勝においてサイドボードまで全く同じデッキ同士での対戦と言う、非常に珍しい「真の意味でのミラーマッチ」を生んだ事でも有名。有終の美と言うにふさわしい最後である。
サンプルレシピ
メインデッキ | サイドボード | ||
---|---|---|---|
クリーチャー (6) | 3 | 時間の名人/Temporal Adept | |
3 | 変異種/Morphling | 3 | 退去の印章/Seal of Removal |
3 | マスティコア/Masticore | 3 | 無効/Annul |
呪文 (28) | 3 | 冬眠/Hibernation | |
4 | 厳かなモノリス/Grim Monolith | 3 | 誤った指図/Misdirection |
4 | 不実/Treachery | ||
4 | 誤算/Miscalculation | ||
3 | 目くらまし/Daze | ||
4 | 対抗呪文/Counterspell | ||
2 | 妨害/Thwart | ||
4 | 巻き直し/Rewind | ||
3 | 天才のひらめき/Stroke of Genius | ||
土地 (26) | |||
20 | 島/Island | ||
2 | 黄塵地帯/Dust Bowl | ||
4 | リシャーダの港/Rishadan Port |
- 青茶単の名を冠しているが、マナ・アーティファクトは厳かなモノリスのみ。ほとんど天才のひらめきのために使用される。これは当時のメタの中心にあったパララクス補充や同型対策を意識し、打ち消し呪文を可能な限り詰め込んだためである。
- また、青系コントロールデッキ全般で常套手段だった火薬樽/Powder Kegも、この理由から使用されていない。
- メタを読みきったこの「AQUA SOUL BLUE」は、製作者の堂山・小宮両氏を決勝卓で対面させるという快挙を成し遂げた。