黒赤緑ビートダウン
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[[緑]]の[[クリーチャー]]、[[赤]]の[[火力]]、[[黒]]のクリーチャー[[除去]]・[[手札破壊]]を合わせた[[グッドスタッフ]]的な[[デッキ]]になることが多い。 | [[緑]]の[[クリーチャー]]、[[赤]]の[[火力]]、[[黒]]のクリーチャー[[除去]]・[[手札破壊]]を合わせた[[グッドスタッフ]]的な[[デッキ]]になることが多い。 | ||
− | [[赤緑]][[ステロイド]]に[[タッチ]]黒の構成で組まれることが多め(→[[ダークステロイド]])。純正のステロイドと比較すると除去を火力に頼りきらずにすむため[[大型クリーチャー]]に手を焼かずにすみ、手札破壊などの[[コントロール ( | + | [[赤緑]][[ステロイド]]に[[タッチ]]黒の構成で組まれることが多め(→[[ダークステロイド]])。純正のステロイドと比較すると除去を火力に頼りきらずにすむため[[大型クリーチャー]]に手を焼かずにすみ、手札破壊などの[[コントロール (俗語)|コントロール]]要素が加わるため柔軟性が増す。しかし、緑絡みとは言え3色と、[[マナ基盤]]はタイトになりやすく、安定性は損なわれることが多い。 |
− | == | + | ==[[イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期]]== |
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+ | [[ファイレクシア:完全なる統一]]では[[硬化した屑鉄喰らい/Armored Scrapgorger]]や[[グリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayer]]といった多角的な活躍が出来るクリーチャーが追加され強化された。 | ||
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+ | **[[世界選手権22]] ([https://magic.gg/events/magic-world-championship-xxviii 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mtgwc28th/ 参考]) | ||
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+ | **[[世界選手権22]] ([https://magic.gg/events/magic-world-championship-xxviii 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mtgwc28th/ 参考]) | ||
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*備考 | *備考 | ||
− | **[[グランプリリオデジャネイロ13]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/ | + | **『ラヴニカの献身』環境初陣戦 ベスト4 ([https://article.hareruyamtg.com/article/19172/ 参考]) |
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+ | 同[[環境]]の[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|グルールモンスター]]に[[黒]]を[[タッチ]]した、'''ジャンドモンスター'''(''Jund Monsters'')と呼ばれる[[デッキ]]が存在する。 | ||
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+ | [[マナ・クリーチャー]]から[[マナ加速]]して[[クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix]]や[[ドムリ・ラーデ/Domri Rade]]で[[アドバンテージ]]を稼ぎ、[[世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater]]や[[嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon]]などの「怪物」で勝負を決める基本方針はグルールモンスターと同じ。黒を足したことで[[荒野の収穫者/Reaper of the Wilds]]と各種[[単体除去]]に加え、[[ゴルガリの魔除け/Golgari Charm]]や[[ラクドスの復活/Rakdos's Return]]などの優秀な[[サイドボード|サイド]][[カード]]を採用できるようになっている。 | ||
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+ | ===サンプルレシピ=== | ||
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+ | **[[グランプリブエノスアイレス14]] 優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpba14/welcome 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Philippe Monlevade]] | ||
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+ | この[[環境]]の[[黒赤緑]]の[[デッキ]]としては[[コントロール (デッキ)|コントロール]]要素の強い[[黒赤緑コントロール#イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|ジャンドミッドレンジ]]が主流だが、これとは別に[[アグロ]]寄りのものも活躍している。 | ||
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+ | 大きく分けて2つのタイプがある。1つは'''ジャンドゾンビ'''(''Jund Zombies'')と呼ばれるタイプで、[[ゾンビ]]を中心とした[[タイプ的デッキ]]の形を取る。詳細は[[ゾンビ (デッキ)#イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|ゾンビ (デッキ)]]を参照。 | ||
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+ | もう1つは[[ギルド門侵犯]]参入後に登場した[[グッドスタッフ]]タイプで、[[炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary]]+[[火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar]]コンビや、優秀な[[速攻]][[アタッカー]]の[[屑肉の刻み獣/Dreg Mangler]]・[[ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat]]などが採用される。前述のデッキが'''ジャンドミッドレンジ'''(''Jund Midrange'')と呼ばれるのに対して、こちらは'''ジャンドアグロ'''(''Jund Aggro'')と呼ばれることが多い。 | ||
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+ | **[[グランプリリオデジャネイロ13]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gprio13/welcome 参考]) | ||
**使用者:[[Arthur Villela]] | **使用者:[[Arthur Villela]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
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{{#MagicFactory:df310277}} | {{#MagicFactory:df310277}} | ||
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==イニストラード・ブロック構築== | ==イニストラード・ブロック構築== | ||
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==アラーラの断片ブロック期== | ==アラーラの断片ブロック期== | ||
− | [[ | + | [[アラーラ再誕]]で加わった[[続唱]]の要素を組み入れた[[黒赤緑]][[ジャンド/Jund|ジャンドカラー]]の[[ビート・コントロール]][[デッキ]]が登場。'''ジャンド・アグロ'''(''Jund Aggro'')と呼ばれ同時期の[[スタンダード]]や[[アラーラの断片ブロック構築]]で活躍する。 |
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*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
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==エクステンデッド(インベイジョン~)== | ==エクステンデッド(インベイジョン~)== | ||
− | 強力な[[ | + | 強力な[[基本でない土地]]への対策[[カード]]である[[破壊的な流動/Destructive Flow]]を採用した[[黒赤緑]]の[[デッキ]]がいくつか存在した。 |
{{#card:Destructive Flow}} | {{#card:Destructive Flow}} | ||
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[[極楽鳥/Birds of Paradise]]から[[Sedge Troll]]や[[惑乱の死霊/Hypnotic Specter]]などの[[クリーチャー]]を展開する。 | [[極楽鳥/Birds of Paradise]]から[[Sedge Troll]]や[[惑乱の死霊/Hypnotic Specter]]などの[[クリーチャー]]を展開する。 | ||
− | それぞれの[[色]]が[[石の雨/Stone Rain]]、[[Ice Storm]]、[[Sinkhole]]という3マナ以下の[[土地破壊]]を擁しており、メガランデスに近い構成を取ることも可能。基本的には、枚数は抑えられることが多かったようだ。 | + | それぞれの[[色]]が[[石の雨/Stone Rain]]、[[Ice Storm]]、[[陥没孔/Sinkhole]]という3マナ以下の[[土地破壊]]を擁しており、メガランデスに近い構成を取ることも可能。基本的には、枚数は抑えられることが多かったようだ。 |
マナがタイトであり、[[デュアルランド]]に加えて[[真鍮の都/City of Brass]]まで使う場合が多い。さらに[[ハスランの女オーガ/Hasran Ogress]]などから[[スーサイド]]気味に動くことも多かった。そのため、[[火力]]で極楽鳥を焼かれたり、直接[[ライフ]]を攻められることを苦手とする。 | マナがタイトであり、[[デュアルランド]]に加えて[[真鍮の都/City of Brass]]まで使う場合が多い。さらに[[ハスランの女オーガ/Hasran Ogress]]などから[[スーサイド]]気味に動くことも多かった。そのため、[[火力]]で極楽鳥を焼かれたり、直接[[ライフ]]を攻められることを苦手とする。 | ||
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*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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− | [[Category:イニストラード・ブロック構築デッキ | + | [[Category:イニストラード・ブロック構築デッキ]] |
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− | [[Category:モダンデッキ | + | [[Category:モダンデッキ]] |
− | [[Category:レガシーデッキ | + | [[Category:レガシーデッキ]] |
2024年6月20日 (木) 20:57時点における最新版
黒赤緑ビートダウン(Black-Red-Green Beatdown)は、黒赤緑3色で構成されるビートダウンデッキの総称。
[編集] 概要
緑のクリーチャー、赤の火力、黒のクリーチャー除去・手札破壊を合わせたグッドスタッフ的なデッキになることが多い。
赤緑ステロイドにタッチ黒の構成で組まれることが多め(→ダークステロイド)。純正のステロイドと比較すると除去を火力に頼りきらずにすむため大型クリーチャーに手を焼かずにすみ、手札破壊などのコントロール要素が加わるため柔軟性が増す。しかし、緑絡みとは言え3色と、マナ基盤はタイトになりやすく、安定性は損なわれることが多い。
[編集] イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期
ジャンド・ミッドレンジ(Jund Midrange)が引き続き環境に存在している。
インスタント
クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1体を対象とする。豪火を放てはそれに7点のダメージを与える。この方法でこれが余剰のダメージを与えたとき、対戦相手1人がコントロールしていてマナ総量がその余剰のダメージの点数以下であるアーティファクトやエンチャントのうち1つを対象とする。それを破壊する。
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分がコントロールしているすべてのクリーチャーやプレインズウォーカーの中で最大のマナ総量を持つクリーチャーやプレインズウォーカーのうち1体を生け贄に捧げる。
・あなたのライブラリーの一番上にあるカード3枚を追放する。次のあなたの終了ステップまで、あなたはそれらのカードをプレイしてもよい。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーの墓地を追放する。
ほぼ型が決まったエスパー・ミッドレンジやグリクシス・ミッドレンジと異なり、フィニッシャー担当がウィンドグレイスの魂/Soul of Windgraceか黙示録、シェオルドレッド/Sheoldred, the Apocalypseなどバリエーションがある。
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゾンビ(Zombie) エルフ(Elf)
先制攻撃、接死
グリッサ・サンスレイヤーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、以下から1つを選ぶ。
・あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。
・エンチャント1つを対象とする。それを破壊する。
・パーマネント1つを対象とする。それの上からカウンター最大3個を取り除く。
伝説のプレインズウォーカー — タイヴァー(Tyvar)
あなたはあなたがコントロールしているクリーチャーの能力を、そのクリーチャーが速攻を持っているかのように起動してもよい。
[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。それをアンタップする。
[-2]:カード3枚を切削する。その後、あなたの墓地にありマナ総量が2以下であるクリーチャー・カード1枚を戦場に戻してもよい。
ファイレクシア:完全なる統一では硬化した屑鉄喰らい/Armored Scrapgorgerやグリッサ・サンスレイヤー/Glissa Sunslayerといった多角的な活躍が出来るクリーチャーが追加され強化された。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- 備考
ジャンド・ミッドレンジ [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] サンプルレシピ(ファイレクシア:完全なる統一後)
- 備考
- MOスタンダードチャレンジ2023/2/18 1位(参考)
- 使用者:maximusdee
- スタンダード(イニストラード:真夜中の狩り+イニストラード:真紅の契り+神河:輝ける世界+ニューカペナの街角+団結のドミナリア+兄弟戦争+ファイレクシア:完全なる統一)
ジャンド・ミッドレンジ [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期
ニューカペナの街角で3色デッキのマナ基盤が整ったことにより、ジャンド・ミッドレンジ(Jund Midrange)と呼ばれるデッキが環境に登場した。
クリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
奇襲 ― (2)(黒)(黒),2点のライフを支払う(あなたがこの呪文を奇襲コストで唱えたなら、これは速攻と「このクリーチャーが死亡したとき、カード1枚を引く。」を得る。次の終了ステップの開始時に、これを生け贄に捧げる。)
あなたは、あなたの墓地にあるしつこい負け犬をこれの奇襲能力で唱えてもよい。
エンチャント — 英雄譚(Saga)
(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。)
I ― 「このクリーチャーが攻撃するたび、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。」を持つ赤の2/2のゴブリン(Goblin)・シャーマン(Shaman)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
II ― あなたは最大2枚のカードを捨ててもよい。そうしたなら、その枚数に等しい枚数のカードを引く。
III ― この英雄譚を追放する。その後、これを変身させた状態であなたのコントロール下で戦場に戻す。
〔赤〕 クリーチャー エンチャント — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)
(1),(T):あなたがコントロールしていてこれでも伝説でもないクリーチャー1体を対象とする。速攻を持つことを除きそれのコピーであるトークン1体を生成する。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
2/2伝説のアーティファクト — 機体(Vehicle)
エシカの戦車が戦場に出たとき、緑の2/2の猫(Cat)クリーチャー・トークン2体を生成する。
エシカの戦車が攻撃するたび、あなたがコントロールしているトークン1つを対象とする。それのコピーであるトークン1つを生成する。
搭乗4
[編集] サンプルレシピ
- 備考
Jund Midrange [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期
ジャンド戦士(Jund Warriors)、ジャンド・デスチェイン(Jund Deathwhirler)などと呼ばれるデッキが引き続き存在する。
土地
手付かずの領土が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプ1つを選ぶ。
(T):(◇)を加える。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。このマナは、その選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるためにのみ使用できる。
クリーチャー — オーガ(Ogre) 戦士(Warrior)
暴動(このクリーチャーは+1/+1カウンター1個か速攻のうち、あなたが選んだ1つを持った状態で戦場に出る。)
トランプル
あなたのターンであるかぎり、あなたとグルールの呪文砕きは呪禁を持つ。
灯争大戦からは新たにボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolasなどのプレインズウォーカーを獲得した。
[編集] サンプルレシピ
Jund Warriors [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身期
ラヴニカの献身から血の墓所/Blood Cryptと踏み鳴らされる地/Stomping Groundを獲得したことで、黒赤緑のミッドレンジデッキが登場した。ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirlerと接死/Deathtouchからジャンド・デスチェイン(Jund Deathwhirler)と呼ばれる。
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
先制攻撃
ゴブリンの鎖回しが戦場に出たとき、これは各対戦相手とそのプレイヤーがコントロールしている各クリーチャーと各プレインズウォーカーにそれぞれ1点のダメージを与える。
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+1の修整を受け接死を得る。
Statue / 石像 (2)(黒)(緑)インスタント
アーティファクト1つかクリーチャー1体かエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
基本的な構成は前環境のビッグ・レッドや同環境のグルール・ミッドレンジに近い。特徴的なのが席次+石像/Status+Statueの採用で、ゴブリンの鎖回しのETB能力に対応して接死を付与することで、対戦相手のクリーチャーを一掃することができる。
[編集] サンプルレシピ
Jund Deathwhirler [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期
同環境のグルールモンスターに黒をタッチした、ジャンドモンスター(Jund Monsters)と呼ばれるデッキが存在する。
クリーチャー — ゴルゴン(Gorgon)
他のクリーチャーが1体死亡するたび、占術1を行う。
(黒):ターン終了時まで、荒野の収穫者は接死を得る。
(1)(緑):ターン終了時まで、荒野の収穫者は呪禁を得る。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行、速攻、プロテクション(白)
(5)(赤)(赤):怪物化3を行う。(このクリーチャーが怪物的でない場合、これの上に+1/+1カウンターを3個置く。これは怪物的になる。)
嵐の息吹のドラゴンが怪物的になったとき、これは各対戦相手に、それぞれそのプレイヤーの手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
マナ・クリーチャーからマナ加速してクルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphixやドムリ・ラーデ/Domri Radeでアドバンテージを稼ぎ、世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eaterや嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragonなどの「怪物」で勝負を決める基本方針はグルールモンスターと同じ。黒を足したことで荒野の収穫者/Reaper of the Wildsと各種単体除去に加え、ゴルガリの魔除け/Golgari Charmやラクドスの復活/Rakdos's Returnなどの優秀なサイドカードを採用できるようになっている。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリブエノスアイレス14 優勝 (参考)
- 使用者:Philippe Monlevade
- フォーマット
Jund Monsters [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期
この環境の黒赤緑のデッキとしてはコントロール要素の強いジャンドミッドレンジが主流だが、これとは別にアグロ寄りのものも活躍している。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 貴族(Noble)
飛行、速攻
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:ファルケンラスの貴種はターン終了時まで破壊不能を得る。その生け贄に捧げられたクリーチャーが人間(Human)だった場合、ファルケンラスの貴種の上に+1/+1カウンターを1個置く。
大きく分けて2つのタイプがある。1つはジャンドゾンビ(Jund Zombies)と呼ばれるタイプで、ゾンビを中心としたタイプ的デッキの形を取る。詳細はゾンビ (デッキ)を参照。
もう1つはギルド門侵犯参入後に登場したグッドスタッフタイプで、炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary+火打ち蹄の猪/Flinthoof Boarコンビや、優秀な速攻アタッカーの屑肉の刻み獣/Dreg Mangler・ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocratなどが採用される。前述のデッキがジャンドミッドレンジ(Jund Midrange)と呼ばれるのに対して、こちらはジャンドアグロ(Jund Aggro)と呼ばれることが多い。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリリオデジャネイロ13 準優勝 (参考)
- 使用者:Arthur Villela
- フォーマット
Jund Aggro [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ジャンドアグロと呼ばれるタイプ。
[編集] イニストラード・ブロック構築
イニストラード・ブロック構築では、同環境の赤緑ビートダウンのバリエーションのひとつとして組まれる。かつてスタンダードで活躍したビート・コントロールになぞらえ、ジャンド/Jundの名で呼ばれることも。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) 貴族(Noble)
飛行、速攻
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:ファルケンラスの貴種はターン終了時まで破壊不能を得る。その生け贄に捧げられたクリーチャーが人間(Human)だった場合、ファルケンラスの貴種の上に+1/+1カウンターを1個置く。
クリーチャー — 狼(Wolf) 戦士(Warrior)
結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
ウルフィーの銀心が他のクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
ソーサリー
プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。忌むべき者のかがり火はそれとそのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールする各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
奇跡(X)(赤)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)
高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fellsなどの中堅クリーチャーを主力にウルフィーの銀心/Wolfir Silverheartをフィニッシャーに据え忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damnedなどの火力でサポートする基本方針は変わらない。黒を加える利点は、アタッカーとしてファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocratを採用できる点と、悲劇的な過ち/Tragic Slipなどの追加除去の存在である。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリアナハイム12 ベスト8 (参考)
- 使用者:Brian Kibler
- フォーマット
Jund [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期
大型のタイタン・クリーチャーを主力にしたビート・コントロールが登場した。
アーティファクト
多重キッカー(2)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(2)を望む回数支払ってもよい。)
永遠溢れの杯は、それがキッカーされている1回につき蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
(T):永遠溢れの杯の上に置かれている蓄積カウンター1個につき(◇)を加える。
クリーチャー — 巨人(Giant)
接死
墓所のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを2体生成する。
デッキの動きは、永遠溢れの杯/Everflowing Chaliceや真面目な身代わり/Solemn Simulacrumからマナ加速して墓所のタイタン/Grave Titanや原始のタイタン/Primeval Titanといった重量級アタッカーで殴る、というシンプルなもの。2ターン目2マナ域ブースト→3ターン目4マナ域ブースト→4ターン目タイタン召喚という動きを安定させている。
紅蓮地獄/Pyroclasmや四肢切断/Dismemberなどの除去でブロッカーを排除しタイタンの攻撃誘発型能力を確実に誘発させる。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- カナダ選手権11 ベスト8 (参考)
- 使用者:Jeremie Ross-Latour
- フォーマット
Turn 4 Titan [10] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] アラーラの断片ブロック期
アラーラ再誕で加わった続唱の要素を組み入れた黒赤緑ジャンドカラーのビート・コントロールデッキが登場。ジャンド・アグロ(Jund Aggro)と呼ばれ同時期のスタンダードやアラーラの断片ブロック構築で活躍する。
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ヒル(Leech)
2点のライフを支払う:ターン終了時まで、朽ちゆくヒルは+2/+2の修整を受ける。毎ターン1回のみ起動できる。
2/2血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elfを主力に、朽ちゆくヒル/Putrid Leechなどのクリーチャー、稲妻/Lightning Bolt・荒廃稲妻/Blightningなどの火力、終止/Terminateなどの除去へとつないでアドバンテージを稼ぐ。
5色残酷コントロール対策に呪詛術士/Anathemancer、フェアリー対策に火山の流弾/Volcanic Falloutや大貂皮鹿/Great Sable Stagを積めるのが強みであり、それらが続唱で唱えられるのも大きな利点と言えるだろう。→*1
ゼンディカー・ブロック参入後はよりコントロール力を増したジャンドコントロールのほうが主流になってゆくが、クリーチャーを多めに積んでビートダウンにシフトしたデッキも存在した。→*2
[編集] スタンダード版
[編集] 後期型
- 備考
- カナダ選手権10 ベスト4 (参考)
- 使用者:Kyle Duncan
- フォーマット
Jund Eldrazi [11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ゼンディカー・ブロック参入後の後期型。
- エルドラージの碑/Eldrazi Monumentをエンドカードに採用、エルドラージの碑に近いデッキ構成をとっている。
[編集] 初期型
- 備考
- アメリカ選手権09 ベスト8 (参考)
- 使用者:Brian Robinson
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
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クリーチャー (18) | |
4 | 血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf |
4 | ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang |
4 | 台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks |
4 | 朽ちゆくヒル/Putrid Leech |
2 | 川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat |
呪文 (17) | |
4 | 瀝青破/Bituminous Blast |
4 | 稲妻/Lightning Bolt |
2 | 大渦の脈動/Maelstrom Pulse |
3 | 血の署名/Sign in Blood |
4 | 火山の流弾/Volcanic Fallout |
土地 (25) | |
1 | 火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket |
4 | 黄昏のぬかるみ/Twilight Mire |
1 | 森/Forest |
3 | 偶像の石塚/Graven Cairns |
1 | 山/Mountain |
4 | 反射池/Reflecting Pool |
4 | 野蛮な地/Savage Lands |
1 | 沼/Swamp |
3 | 鮮烈な林/Vivid Grove |
3 | 鮮烈な湿地/Vivid Marsh |
サイドボード | |
3 | 呪詛術士/Anathemancer |
3 | 荒廃稲妻/Blightning |
4 | 大貂皮鹿/Great Sable Stag |
2 | 蔓延/Infest |
1 | 大渦の脈動/Maelstrom Pulse |
2 | 蛇変化/Snakeform |
- ローウィン=シャドウムーア・ブロック期のデッキ。
[編集] アラーラの断片ブロック構築版
- 備考
- プロツアーホノルル09 第9位 (参考)
- 使用者:Brad Nelson
- フォーマット
Sedraxis Aggro [12] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- こちらはアラーラの断片ブロック構築のデッキ。
- セドラクシスの死霊/Sedraxis Specterなどのために青がタッチされており、セドラクシス・アグロ(Sedraxis Aggro)などと呼ばれる。
[編集] ラヴニカ・ブロック期
グルール・ビートに黒をタッチして闇の腹心/Dark Confidantを投入、息切れを防ぐタイプが登場した。
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚公開し、そのカードをあなたの手札に加える。あなたは、そのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
2/1[編集] インベイジョン・ブロック期
特にファイアーズに、インベイジョン・ブロックの強力な多色のパワーカードを詰め込んだ亜種はダークファイアーズと呼ばれた。
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーは、速攻を持つ。
ヤヴィマヤの火を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
クリーチャー — ビースト(Beast)
魂売りがクリーチャーにダメージを与えるたび、魂売りの上に+1/+1カウンターを1個置く。
(黒):魂売りを再生する。
(緑):魂売りは、ターン終了時まであなたが選んだ1色の色になる。
マスクス・ブロックの退場でファイアーズ戦略がなくなった後も、しばらくはダークステロイドとして生き残っていたが、トーメント参入後はマッドステロが主流となり、安定性に劣るこのデッキは見られなくなった。
[編集] サンプルレシピ
- 備考
- グランプリミルウォーキー02 ベスト8 (参考)
- 使用者:David Petersen
- フォーマット
4-Color-Braids [13] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- こちらはステロイドではなく陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minionを主力としたノワールのバリエーション。黒赤緑のパワーカードを詰め込んだ、グッドスタッフ的なデッキになっている。
- WotCの解説記事「Deck Tech: David Petersen」も参照のこと。
[編集] エクステンデッド(インベイジョン~)
強力な基本でない土地への対策カードである破壊的な流動/Destructive Flowを採用した黒赤緑のデッキがいくつか存在した。
特に、京都迷宮案内に破壊的な流動を組み込んだ亜種はFlow Rockと呼ばれる。
[編集] モダン
モダンにおいては、ジャンドコントロールが大きな活躍を見せている。
クリーチャー — エルフ(Elf) 狂戦士(Berserker)
速攻
続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
(T):いずれかの墓地にある土地カード1枚を対象とし、それを追放する。好きな色1色のマナ1点を加える。
(黒),(T):いずれかの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とし、それを追放する。各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失う。
(緑),(T):いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたは2点のライフを得る。
詳細はジャンドコントロールを参照。
[編集] レガシー
モダンにおいても、環境の変化によってジャンドコントロールが姿を見せた。
クリーチャー — エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
(T):いずれかの墓地にある土地カード1枚を対象とし、それを追放する。好きな色1色のマナ1点を加える。
(黒),(T):いずれかの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とし、それを追放する。各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失う。
(緑),(T):いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。あなたは2点のライフを得る。
詳細はジャンドコントロールを参照。
[編集] 黎明期
黒赤のグッドスタッフを緑のマナ加速でサポートするビート・コントロールデッキが存在した。
クリーチャー — スペクター(Specter)
飛行
惑乱の死霊が対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚無作為に選んで捨てる。
極楽鳥/Birds of ParadiseからSedge Trollや惑乱の死霊/Hypnotic Specterなどのクリーチャーを展開する。
それぞれの色が石の雨/Stone Rain、Ice Storm、陥没孔/Sinkholeという3マナ以下の土地破壊を擁しており、メガランデスに近い構成を取ることも可能。基本的には、枚数は抑えられることが多かったようだ。
マナがタイトであり、デュアルランドに加えて真鍮の都/City of Brassまで使う場合が多い。さらにハスランの女オーガ/Hasran Ogressなどからスーサイド気味に動くことも多かった。そのため、火力で極楽鳥を焼かれたり、直接ライフを攻められることを苦手とする。