圧倒される弟子/Overwhelmed Apprentice
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− | 1[[マナ]]1/2と[[青]]にしては良質な[[マナレシオ]]を持ち、[[ETB]][[能力]]で[[ | + | 1[[マナ]]1/2と[[青]]にしては良質な[[マナレシオ]]を持ち、[[ETB]][[能力]]で[[切削]]と[[占術]]を同時にこなす、便利な[[小型クリーチャー]]。 |
− | + | 最序盤に展開できる[[カード]]でありながら、掘り進める枚数が多めである。[[デッキ]]全体の安定性をあげることができ、[[定業/Preordain]]と比べても[[引く|ドロー]]の代わりに[[クリーチャー]]が付いてくると考えれば[[コスト・パフォーマンス]]は遜色ない。 | |
− | [[ | + | [[ライブラリー破壊]]は控え目な枚数だが、[[エルドレインの王権]]には[[対戦相手]]の[[墓地]]の枚数を参照するカードが存在し、それらとは[[シナジー]]を持つ。ささやかなメリットとして、[[メイン]]の序盤にこのカードを使うことで、多少だが相手のデッキ内容を予測しやすくなる。 |
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+ | 登場時点の[[スタンダード]]では、[[青黒コントロール/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|ディミーア・コントロール]]に採用される。[[ヴァントレスのガーゴイル/Vantress Gargoyle]]や[[物語への没入/Into the Story]]とシナジーを持つ。 | ||
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+ | [[リミテッド]]では、中盤以降に引いても無駄になりにくい1マナのカードというだけで中々ありがたく、青絡みのデッキで採用しやすい。[[マーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeper|深みへの冒険/Venture Deeper]]を使って[[ライブラリーアウト]]を狙うアーキタイプでは、追加の削り役になる。[[青黒]]で組む場合は、[[構築]]同様墓地枚数参照カードへの布石としても有用。墓地シナジーを利用する相手への[[友情コンボ]]にならないように注意。 | ||
*おそらくモチーフは[[Wikipedia:ja:ポール・デュカス|デュカス]]の交響詩『[[Wikipedia:ja:魔法使いの弟子|魔法使いの弟子]]』に登場する「魔法使いの弟子」だろう。留守を任された魔法使いの弟子は、[[呪術師のほうき/Sorcerer's Broom|箒]]に魔法をかけて水汲みの仕事をやらせるが……。 | *おそらくモチーフは[[Wikipedia:ja:ポール・デュカス|デュカス]]の交響詩『[[Wikipedia:ja:魔法使いの弟子|魔法使いの弟子]]』に登場する「魔法使いの弟子」だろう。留守を任された魔法使いの弟子は、[[呪術師のほうき/Sorcerer's Broom|箒]]に魔法をかけて水汲みの仕事をやらせるが……。 | ||
− | **この[[カード名]]は、原典の中で魔法使いの弟子が際限なく増え続ける箒に「圧倒され、参ってしまう(''Overwhelmed'')」ことを踏まえたものと思われる。より相応しい名前を持つ[[魔術師の弟子/Apprentice Sorcerer]]、[[魔法使いの弟子/Apprentice Wizard]] | + | **この[[カード名]]は、原典の中で魔法使いの弟子が際限なく増え続ける箒に「圧倒され、参ってしまう(''Overwhelmed'')」ことを踏まえたものと思われる。より相応しい名前を持つ[[魔術師の弟子/Apprentice Sorcerer]]、[[魔法使いの弟子/Apprentice Wizard]]がすでに存在していることから、被りを避けつつ原典に準えた名称を付けよう苦慮したことがうかがえる。 |
==参考== | ==参考== | ||
*[[ライブラリー破壊カード]] | *[[ライブラリー破壊カード]] | ||
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[アンコモン]] |
2023年8月10日 (木) 10:46時点における最新版
Overwhelmed Apprentice / 圧倒される弟子 (青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
圧倒される弟子が戦場に出たとき、各対戦相手はそれぞれカードを2枚切削する。その後、あなたは占術2を行う。(あなたのライブラリーの一番上からカードを2枚見て、そのうちの望む枚数をあなたのライブラリーの一番下に、残りを一番上に、それぞれ望む順番で置く。)
1/2出鱈目に書庫を引っ掻き回し、最後に知識を見つけ出す魔法使いの弟子。
1マナ1/2と青にしては良質なマナレシオを持ち、ETB能力で切削と占術を同時にこなす、便利な小型クリーチャー。
最序盤に展開できるカードでありながら、掘り進める枚数が多めである。デッキ全体の安定性をあげることができ、定業/Preordainと比べてもドローの代わりにクリーチャーが付いてくると考えればコスト・パフォーマンスは遜色ない。
ライブラリー破壊は控え目な枚数だが、エルドレインの王権には対戦相手の墓地の枚数を参照するカードが存在し、それらとはシナジーを持つ。ささやかなメリットとして、メインの序盤にこのカードを使うことで、多少だが相手のデッキ内容を予測しやすくなる。
登場時点のスタンダードでは、ディミーア・コントロールに採用される。ヴァントレスのガーゴイル/Vantress Gargoyleや物語への没入/Into the Storyとシナジーを持つ。
リミテッドでは、中盤以降に引いても無駄になりにくい1マナのカードというだけで中々ありがたく、青絡みのデッキで採用しやすい。深みへの冒険/Venture Deeperを使ってライブラリーアウトを狙うアーキタイプでは、追加の削り役になる。青黒で組む場合は、構築同様墓地枚数参照カードへの布石としても有用。墓地シナジーを利用する相手への友情コンボにならないように注意。
- おそらくモチーフはデュカスの交響詩『魔法使いの弟子』に登場する「魔法使いの弟子」だろう。留守を任された魔法使いの弟子は、箒に魔法をかけて水汲みの仕事をやらせるが……。
- このカード名は、原典の中で魔法使いの弟子が際限なく増え続ける箒に「圧倒され、参ってしまう(Overwhelmed)」ことを踏まえたものと思われる。より相応しい名前を持つ魔術師の弟子/Apprentice Sorcerer、魔法使いの弟子/Apprentice Wizardがすでに存在していることから、被りを避けつつ原典に準えた名称を付けよう苦慮したことがうかがえる。