ウェザーライトの艦長、ジョイラ/Jhoira, Weatherlight Captain

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[[ウルザ・ブロック]]、[[インベイジョン・ブロック]]、[[時のらせんブロック]]にも登場した練達の工匠[[ジョイラ/Jhoira]]が、[[未来予知]]から11年の時を経て、[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]の艦長として二種類目の[[カード]]化。千二百年もの時を生き多くの歴史を見てきた彼女に相応しく、[[歴史的]]な[[呪文]]を[[唱える]]たびに[[引く|ドロー]]がついてくる。
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[[ウルザ・ブロック]]、[[インベイジョン・ブロック]]、[[時のらせんブロック]]にも登場した練達の工匠[[ジョイラ/Jhoira]]が、[[未来予知]]から11年の時を経て、[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]の艦長として二種類目の[[カード]]化。1200年もの時を生き、多くの歴史を見てきた彼女に相応しく、[[歴史的]]な[[呪文]]を[[唱える]]たびに[[引く|ドロー]]がついてくる。
  
強力だが隙の大きくなりがちな[[伝説のクリーチャー]][[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]][[英雄譚]][[キャントリップ]]がつくというだけでも、[[カード・アドバンテージ]]の面から見て優秀。[[戦場に出た]]時ではなく唱えた時に[[誘発]]するため、直接戦場に出したり[[トークン]]を利用したりといった手こそ使えないものの、[[打ち消す|打ち消し]]に対して強くなっている。何より重要なのは全ての[[アーティファクト]]呪文がキャントリップ化することであり、0[[マナ]]のカードも数多いアーティファクトを次々に唱えて[[手札]]を補充する[[チェイン・コンボ]]のエンジンとしての役割を担える。
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全ての[[アーティファクト]]呪文がキャントリップ化するため、[[0マナカード]]も多いアーティファクトを次々に唱えて[[手札]]を補充する、[[チェイン・コンボ]]のエンジンとしての役割を担える。また強力だが隙が大きくなりがちな[[伝説のクリーチャー]][[プレインズウォーカー]][[英雄譚]][[キャントリップ]]がつくため、それらを多用する[[デッキ]][[カード・アドバンテージ]]を稼ぐことも出来る。
  
[[リミテッド]]においては歴史的なカードを多く集められるとは限らず、数合わせのためだけにアーティファクトを入れたせいで弱いカードばかり[[引く]]ことになっては本末転倒。上手く構築できれば強力な[[アドバンテージ]]エンジンになるが、自身が4マナ3/3と突出したスペックではないため、[[ドミナリア]]での他の数々の[[エンドカード|ボム]]と比べると単純には使い辛い。
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[[戦場に出た]]時ではなく唱えた時に[[誘発]]するため、[[踏み倒し]][[トークン]]では[[誘発]]しないものの、[[打ち消す|打ち消し]]に対して強くなっている。
  
登場時の[[スタンダード]]においてはアーティファクトを主軸にした[[カラデシュ・ブロック]]と同居しているのが追い風であるが、0マナアーティファクトはさほど多くないため[[コンボ]]というより純粋なアドバンテージエンジンとしての運用が主となるか。もちろん[[モダン]]や[[エターナル]]などではコンボの幅も広がるが、同時に自身の4マナという[[重い|重さ]]と[[除去耐性]]の低さが課題となる。一方、[[統率者戦]]では有力な[[統率者]]候補となる。
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登場時の[[スタンダード]]では、アーティファクトを主軸にした[[カラデシュ・ブロック]]と同居しているのが追い風であるが、0マナアーティファクトはさほど多くないのが難点。[[コンボ]]というより[[アドバンテージ]]エンジンとしての運用が主となるか。[[モダン]]や[[エターナル]]ではコンボの幅も広がるが、同時に自身の[[重い|重さ]]と[[除去耐性]]の低さが課題となる。一方、[[統率者戦]]では有力な[[統率者]]候補となる。
  
*スマートフォンアプリゲーム「パズル&ドラゴンズ」のコラボレーションの一環として、このカードがモンスターとしてゲスト参戦した<ref>[https://mtg-jp.com/reading/kochima/0030719/ カーンにチャンドラ、ニコルも登場!? パズル&ドラゴンズ×マジックコラボ、6月25日(月)より始動!](こちらマジック広報室!! [[2018年]]6月25日)</ref>。特殊技名は[[修繕/Tinker|修繕]]と[[精神の願望/Mind's Desire|精神の願望]]。
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スタンダードでは、このカードのために[[赤]]を[[タッチ]]したタイプの[[逆説ストーム]]で採用されることがあった。
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[[リミテッド]]では、歴史的なカードを多く集められるとは限らず、数合わせのためだけにアーティファクトを入れて弱いカードばかり[[引く]]ことになっては本末転倒。上手く構築できれば強力な[[アドバンテージ]]エンジンになるが、自身が4マナ3/3と突出したスペックではないため、[[ドミナリア]]での他の数々の[[エンドカード|ボム]]と比べると使い辛い。
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*[[ヴィダルケンの大魔道士/Vedalken Archmage]]が[[多色]]化したことで性能が良くなった[[上位種]]のような存在。類似能力を持つカードは大抵[[ルーター]]だったり[[装備品]]のみなどの条件が指定されているのと比べ、幅広く[[誘発条件]]を満たせてクセなく使えるのは珍しい。
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*未来予知版である[[ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu]]は彼女の[[工匠]]としての面を描けていなかったということを[[開発部]]は気にしており、今回ようやく工匠らしくアーティファクトに関連した能力を与えられるに至った<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/returning-home-2018-04-02 RETURNING HOME]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030471/ 懐かしの地に]([[Making Magic]] [[2018年]]4月2日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。[[トップダウン・デザイン]]も参照。
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*スマートフォンアプリゲーム「[[パズル&ドラゴンズ]]」の[[コラボレーション]]の一環として、このカードがモンスターとしてゲスト参戦した<ref>[https://mtg-jp.com/reading/kochima/0030719/ カーンにチャンドラ、ニコルも登場!? パズル&ドラゴンズ×マジックコラボ、6月25日(月)より始動!](こちらマジック広報室!! [[2018年]]6月25日)</ref>。特殊技名は[[修繕/Tinker|修繕]]と[[精神の願望/Mind's Desire|精神の願望]]。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
*[[ギトゥのジョイラ/Jhoira of the Ghitu]]
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{{キャラクターを表すカード/ジョイラ}}
*[[Jhoira of the Ghitu Avatar]] ([[Magic Online Vanguard]])
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==ストーリー==
 
==ストーリー==
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*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:ドミナリア]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[レア]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2023年#Showcase: March of the Machine Vol. 3|Secret Lair Drop Series: Showcase: March of the Machine Vol. 3]]

2024年1月7日 (日) 02:02時点における最新版


Jhoira, Weatherlight Captain / ウェザーライトの艦長、ジョイラ (2)(青)(赤)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)

あなたが歴史的な呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。(歴史的とは、アーティファクトと伝説と英雄譚(Saga)のことである。)

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ウルザ・ブロックインベイジョン・ブロック時のらせんブロックにも登場した練達の工匠ジョイラ/Jhoiraが、未来予知から11年の時を経て、ウェザーライト/Weatherlightの艦長として二種類目のカード化。1200年もの時を生き、多くの歴史を見てきた彼女に相応しく、歴史的呪文唱えるたびにドローがついてくる。

全てのアーティファクト呪文がキャントリップ化するため、0マナカードも多いアーティファクトを次々に唱えて手札を補充する、チェイン・コンボのエンジンとしての役割を担える。また強力だが隙が大きくなりがちな伝説のクリーチャープレインズウォーカー英雄譚キャントリップがつくため、それらを多用するデッキカード・アドバンテージを稼ぐことも出来る。

戦場に出た時ではなく唱えた時に誘発するため、踏み倒しトークンでは誘発しないものの、打ち消しに対して強くなっている。

登場時のスタンダードでは、アーティファクトを主軸にしたカラデシュ・ブロックと同居しているのが追い風であるが、0マナアーティファクトはさほど多くないのが難点。コンボというよりアドバンテージエンジンとしての運用が主となるか。モダンエターナルではコンボの幅も広がるが、同時に自身の重さ除去耐性の低さが課題となる。一方、統率者戦では有力な統率者候補となる。

スタンダードでは、このカードのためにタッチしたタイプの逆説ストームで採用されることがあった。

リミテッドでは、歴史的なカードを多く集められるとは限らず、数合わせのためだけにアーティファクトを入れて弱いカードばかり引くことになっては本末転倒。上手く構築できれば強力なアドバンテージエンジンになるが、自身が4マナ3/3と突出したスペックではないため、ドミナリアでの他の数々のボムと比べると使い辛い。

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

詳細はジョイラ/Jhoiraを参照。

[編集] 参考

  1. RETURNING HOME/懐かしの地にMaking Magic 2018年4月2日 Mark Rosewater著)
  2. カーンにチャンドラ、ニコルも登場!? パズル&ドラゴンズ×マジックコラボ、6月25日(月)より始動!(こちらマジック広報室!! 2018年6月25日)
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