プロテクション
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+ | 「プロテクション([値A])、プロテクション([値B])」(WHISPERでは「プロテクション([値A]と[値B]」)、英語では「Protection from [値A] and from [値B]」)とは、値Aと値Bに対するそれぞれ独立した2つのプロテクション[[能力]]を意味する。仮に値Aに対するプロテクションが[[失う|失われ]]たとしても、値Bに対するプロテクションは持ったままである。 | ||
+ | *例えば、[[怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath]]に対して[[セファリッドの密告者/Cephalid Snitch]]の[[起動型能力]]を[[プレイ]]して[[解決]]した場合、怒りの天使アクローマはプロテクション([[黒]])を失うが、依然としてプロテクション([[赤]])は持つ。 | ||
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+ | 「プロテクション(すべての[[[特性]]])/Protection from all [[[特性]]]」とは、「プロテクション([値A])」、「プロテクション([値B])」…と、その特性の取りうるすべての値に対するそれぞれ独立したプロテクション能力を意味する。仮に値Aに対するプロテクションが失われたとしても、値B、値C…に対するプロテクションは持ったままである。 | ||
+ | *例えば、[[玉虫色の天使/Iridescent Angel]]に対して(何らかの[[効果]]で[[無色]]になった)セファリッドの密告者の起動型能力をプレイして解決した場合、玉虫色の天使は依然として[[白]]、[[青]]、赤、[[緑]]に対するプロテクションは持ったままである。 | ||
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+ | 「不正な[[オブジェクト]]や[[プレイヤー]]に[[つける|ついて]]いる[[オーラ]]は、[[墓地]]に置かれる。」という[[状況起因効果]]があるため誤解されやすいが、プロテクションによってつけることのできないオブジェクトやプレイヤーに、何らかの効果でオーラがつけられる場合、その効果は失敗する。1度ついてから状況起因効果で墓地に置かれるわけではない。[[装備品]]や[[城砦]]についても同様であり、ついてから[[はずす|はずれる]]」わけではなく、つける効果が失敗する。 | ||
+ | *例えば、[[死裂の剣/Deathrender]]の持つ[[誘発型能力]]によって[[手札]]にある[[ナカティルの野人/Nacatl Savage]]を[[場に出す]]場合、ナカティルの野人を場に出すことはできるが、死裂の剣はナカティルの野人につかない。 | ||
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最初は[[色]]に対するプロテクションしか存在しなかったが、[[ミラージュ]]で色以外のプロテクションも得られるように拡張され、1998年7月の[[オラクル]]更新にて[[Artifact Ward]]がプロテクション([[アーティファクト]])を獲得。その後、[[インベイジョン・ブロック]]にて[[クリーチャー・タイプ]]に対するプロテクションが登場し、[[オデッセイ・ブロック]]では[[クリーチャー]]などの[[カード・タイプ]]に対するプロテクションが登場した。[[未来予知]]ではプレイヤーもプロテクションが得られるように拡張された。[[コンフラックス]]では、プロテクション(すべて)を持つ[[大祖始/Progenitus]]が登場した。 | 最初は[[色]]に対するプロテクションしか存在しなかったが、[[ミラージュ]]で色以外のプロテクションも得られるように拡張され、1998年7月の[[オラクル]]更新にて[[Artifact Ward]]がプロテクション([[アーティファクト]])を獲得。その後、[[インベイジョン・ブロック]]にて[[クリーチャー・タイプ]]に対するプロテクションが登場し、[[オデッセイ・ブロック]]では[[クリーチャー]]などの[[カード・タイプ]]に対するプロテクションが登場した。[[未来予知]]ではプレイヤーもプロテクションが得られるように拡張された。[[コンフラックス]]では、プロテクション(すべて)を持つ[[大祖始/Progenitus]]が登場した。 | ||
2009年5月27日 (水) 11:30時点における版
プロテクション/Protection | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 多数 |
CR | CR:702.16 |
プロテクション/Protectionは、マジック初期から存在するキーワード能力。これは常在型能力である。
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
先制攻撃、プロテクション(黒)、プロテクション(赤)(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。それは黒や赤の何かによって、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
2/2定義
プロテクション([性質])/Protection from [性質]は以下の能力からなる。
- プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーはその性質を持つ呪文の対象にならず、その性質を持つ能力の発生源からの能力の対象にならない。
- プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーはその性質を持つオーラによってエンチャントされない。それにつけられているその性質を持つオーラは状況起因効果により墓地に置かれる。
- プロテクションを持つパーマネントはその性質を持つ装備品を装備できず、その性質を持つ城砦で城砦化されない。そのような装備品や城砦はそのパーマネントからはずれ、場に残る。
- プロテクションを持つパーマネントやプレイヤーは、その性質を持つ発生源から与えられるすべてのダメージを軽減し0にする。
- プロテクションを持つ攻撃クリーチャーはその性質を持つクリーチャーにブロックされない。
解説
ルール
「プロテクション([値A])、プロテクション([値B])」(WHISPERでは「プロテクション([値A]と[値B]」)、英語では「Protection from [値A] and from [値B]」)とは、値Aと値Bに対するそれぞれ独立した2つのプロテクション能力を意味する。仮に値Aに対するプロテクションが失われたとしても、値Bに対するプロテクションは持ったままである。
- 例えば、怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathに対してセファリッドの密告者/Cephalid Snitchの起動型能力をプレイして解決した場合、怒りの天使アクローマはプロテクション(黒)を失うが、依然としてプロテクション(赤)は持つ。
「プロテクション(すべての[[[特性]]])/Protection from all [[[特性]]]」とは、「プロテクション([値A])」、「プロテクション([値B])」…と、その特性の取りうるすべての値に対するそれぞれ独立したプロテクション能力を意味する。仮に値Aに対するプロテクションが失われたとしても、値B、値C…に対するプロテクションは持ったままである。
- 例えば、玉虫色の天使/Iridescent Angelに対して(何らかの効果で無色になった)セファリッドの密告者の起動型能力をプレイして解決した場合、玉虫色の天使は依然として白、青、赤、緑に対するプロテクションは持ったままである。
「不正なオブジェクトやプレイヤーについているオーラは、墓地に置かれる。」という状況起因効果があるため誤解されやすいが、プロテクションによってつけることのできないオブジェクトやプレイヤーに、何らかの効果でオーラがつけられる場合、その効果は失敗する。1度ついてから状況起因効果で墓地に置かれるわけではない。装備品や城砦についても同様であり、ついてからはずれる」わけではなく、つける効果が失敗する。
- 例えば、死裂の剣/Deathrenderの持つ誘発型能力によって手札にあるナカティルの野人/Nacatl Savageを場に出す場合、ナカティルの野人を場に出すことはできるが、死裂の剣はナカティルの野人につかない。
その他
最初は色に対するプロテクションしか存在しなかったが、ミラージュで色以外のプロテクションも得られるように拡張され、1998年7月のオラクル更新にてArtifact Wardがプロテクション(アーティファクト)を獲得。その後、インベイジョン・ブロックにてクリーチャー・タイプに対するプロテクションが登場し、オデッセイ・ブロックではクリーチャーなどのカード・タイプに対するプロテクションが登場した。未来予知ではプレイヤーもプロテクションが得られるように拡張された。コンフラックスでは、プロテクション(すべて)を持つ大祖始/Progenitusが登場した。
- (昔のルールと異なることもあり、)特にプロテクションとトランプルの相互作用で混乱することが多い。詳細はトランプルの項を参照。
- 現在、語呂合わせの覚え方として、MJMJでは「双円形舞台」(装備/エンチャント/軽減/ブロック/対象)、英語では"DEBT"(Damage, Enchantment/Equipment, Block, Target)としている(ちなみにdebt(デット)とは借金のこと)。
- ただし、上記は「城砦化されない」に関して含まれていないので注意。
- 日本語版では、「プロテクション(すべての色)」のみ「すべての色に対するプロテクション」と、書式から外れていた。これを使用する3枚目のカード、強き者の優位/Favor of the Mightyでは書式どおりとなっている。
- 中国語版では「保護」。「反黒保護(プロテクション(黒))」等、日本語としてもそのまま読める形で表現される。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造