召喚酔い
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[[メイン・フェイズ]]でクリーチャーを[[戦場]]に出したとき、そのクリーチャーは(速攻を持たない限り)召喚酔いの状態になっている。召喚酔いが解除されるのは、通常は次の自分のターン開始時。 | [[メイン・フェイズ]]でクリーチャーを[[戦場]]に出したとき、そのクリーチャーは(速攻を持たない限り)召喚酔いの状態になっている。召喚酔いが解除されるのは、通常は次の自分のターン開始時。 | ||
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**例:[[狡猾な山賊/Cunning Bandit|背信の化身、痣矛奇/Azamuki, Treachery Incarnate]]の能力で奪ったクリーチャーは、速攻を持たない限り、召喚酔い状態となり、攻撃に参加できない。 | **例:[[狡猾な山賊/Cunning Bandit|背信の化身、痣矛奇/Azamuki, Treachery Incarnate]]の能力で奪ったクリーチャーは、速攻を持たない限り、召喚酔い状態となり、攻撃に参加できない。 | ||
**例:[[脅しつけ/Threaten]]で奪ったクリーチャーは、速攻を持つので、攻撃に参加できる。 | **例:[[脅しつけ/Threaten]]で奪ったクリーチャーは、速攻を持つので、攻撃に参加できる。 | ||
− | * | + | *召喚酔い状態でも、タップ・シンボルやアンタップ・シンボルを含まない起動型能力は問題なく起動できる。 |
*召喚酔い状態でも、[[呪文]]や[[能力]]の[[コスト]]として[[タップ]]することは可能。 | *召喚酔い状態でも、[[呪文]]や[[能力]]の[[コスト]]として[[タップ]]することは可能。 | ||
− | **例:[[野戦外科医/Field Surgeon]] | + | **例:[[野戦外科医/Field Surgeon]]は、召喚酔い状態でも自身をタップしてその能力を起動できる。 |
− | **例:[[召集]] | + | **例:[[召集]]を持つ呪文を[[唱える]]際、コストを減らすために召喚酔い状態のクリーチャーをタップしてもかまわない。 |
− | === クリーチャーでないパーマネントがクリーチャーになった時 === | + | ===クリーチャーでないパーマネントがクリーチャーになった時=== |
よくあるルールの質問として、「[[ミシュラランド]]などを[[クリーチャー化]]した場合、それは召喚酔いになるのですか」というものがある。 | よくあるルールの質問として、「[[ミシュラランド]]などを[[クリーチャー化]]した場合、それは召喚酔いになるのですか」というものがある。 | ||
− | そのクリーチャーがいつクリーチャー化したかに関係なく、[[パーマネント]] | + | そのクリーチャーがいつクリーチャー化したかに関係なく、[[パーマネント]]としてターン開始時から継続してコントロールしていれば、それは召喚酔いではない。逆に、戦場に出した(コントロールを得た)時点でクリーチャーではなかったからと言って、それが召喚酔いにならないというようなことはない。 |
*考え方としては、そもそも召喚酔いはクリーチャーに限らず全てのパーマネントがなっており、クリーチャーでなければ影響が無いだけと考えると良い。 | *考え方としては、そもそも召喚酔いはクリーチャーに限らず全てのパーマネントがなっており、クリーチャーでなければ影響が無いだけと考えると良い。 | ||
− | *通常、[[土地]]は出してすぐに自らの[[マナ能力]] | + | *通常、[[土地]]は出してすぐに自らの[[マナ能力]]を起動することができるが、起動型マナ能力も立派な起動型能力であるため、[[クリーチャー化]]して召喚酔いの影響を受ける状態になると、タップ・シンボルを起動コストに含むマナ能力も起動できなくなることに注意。 |
− | == 俗語としての召喚酔い == | + | ==俗語としての召喚酔い== |
− | もともと俗語として世の中に広まったものだが、[[ミラージュ]]から[[ウルザズ・レガシー]]までの[[カード]]では「召喚酔いに影響されない」という記述が実際に[[ | + | もともと俗語として世の中に広まったものだが、[[ミラージュ]]から[[ウルザズ・レガシー]]までの[[カード]]では「召喚酔いに影響されない」という記述が実際に[[ルール文章]]に使用されている。これらは現在の[[オラクル]]では「速攻」に書き換えられている。 |
*[[未来予知]]で、はじめから土地でもクリーチャーでもある[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]が登場したため、[[注釈文]]に久しぶりにこの用語が使用された。 | *[[未来予知]]で、はじめから土地でもクリーチャーでもある[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]が登場したため、[[注釈文]]に久しぶりにこの用語が使用された。 |
2013年8月18日 (日) 13:03時点における版
召喚酔い(Summoning Sickness)とは、クリーチャーに関する制限のルールを表す俗語。簡単に言えば「戦場に出したばかりのクリーチャーは使えない」というものである。
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ルール
コントローラーの最新のターンの開始時から継続してコントロールされていないクリーチャーは、攻撃に参加できず、起動コストにタップ・シンボルやアンタップ・シンボルを含む起動型能力を起動できない。このような状態のクリーチャーは、俗に「召喚酔いの状態にある」「召喚酔いの影響を受けている」「酔っている」と呼ばれる。また、速攻を持つクリーチャーはこのルールを無視する。
メイン・フェイズでクリーチャーを戦場に出したとき、そのクリーチャーは(速攻を持たない限り)召喚酔いの状態になっている。召喚酔いが解除されるのは、通常は次の自分のターン開始時。
- 召喚酔い状態でも、ブロックには参加できる。
- コントロールが移動した場合も、クリーチャーは召喚酔い状態になる(「召喚酔い」という言葉で覚えていると誤解しやすいので注意)。
- 例:背信の化身、痣矛奇/Azamuki, Treachery Incarnateの能力で奪ったクリーチャーは、速攻を持たない限り、召喚酔い状態となり、攻撃に参加できない。
- 例:脅しつけ/Threatenで奪ったクリーチャーは、速攻を持つので、攻撃に参加できる。
- 召喚酔い状態でも、タップ・シンボルやアンタップ・シンボルを含まない起動型能力は問題なく起動できる。
- 召喚酔い状態でも、呪文や能力のコストとしてタップすることは可能。
- 例:野戦外科医/Field Surgeonは、召喚酔い状態でも自身をタップしてその能力を起動できる。
- 例:召集を持つ呪文を唱える際、コストを減らすために召喚酔い状態のクリーチャーをタップしてもかまわない。
クリーチャーでないパーマネントがクリーチャーになった時
よくあるルールの質問として、「ミシュラランドなどをクリーチャー化した場合、それは召喚酔いになるのですか」というものがある。
そのクリーチャーがいつクリーチャー化したかに関係なく、パーマネントとしてターン開始時から継続してコントロールしていれば、それは召喚酔いではない。逆に、戦場に出した(コントロールを得た)時点でクリーチャーではなかったからと言って、それが召喚酔いにならないというようなことはない。
- 考え方としては、そもそも召喚酔いはクリーチャーに限らず全てのパーマネントがなっており、クリーチャーでなければ影響が無いだけと考えると良い。
- 通常、土地は出してすぐに自らのマナ能力を起動することができるが、起動型マナ能力も立派な起動型能力であるため、クリーチャー化して召喚酔いの影響を受ける状態になると、タップ・シンボルを起動コストに含むマナ能力も起動できなくなることに注意。
俗語としての召喚酔い
もともと俗語として世の中に広まったものだが、ミラージュからウルザズ・レガシーまでのカードでは「召喚酔いに影響されない」という記述が実際にルール文章に使用されている。これらは現在のオラクルでは「速攻」に書き換えられている。
- 未来予知で、はじめから土地でもクリーチャーでもあるドライアドの東屋/Dryad Arborが登場したため、注釈文に久しぶりにこの用語が使用された。
- このルールの項を現す公式な呼称が特に無いため、総合ルールでも「召喚酔い」という言葉が俗称として記述されている。