意志の力/Force of Will

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マジック・コンティニュイティが知性を持つゴリラ種族をストーリーの登場させる決定を下した際([[アライアンス]]参照)、[[デザイン・チーム]]はこのカードの開発名を「Gorilla, Gorilla, Gorilla, Gorilla, Gorilla, Stop That!」に変更した。(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr44 More tales from the R&D gang Take This Job and Love It])
 
マジック・コンティニュイティが知性を持つゴリラ種族をストーリーの登場させる決定を下した際([[アライアンス]]参照)、[[デザイン・チーム]]はこのカードの開発名を「Gorilla, Gorilla, Gorilla, Gorilla, Gorilla, Stop That!」に変更した。(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mr44 More tales from the R&D gang Take This Job and Love It])
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一方、アライアンスのデザイン・チームの[[Jim Lin]]による記事「[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1026 Do You Know Your Gorillas?]」([[Duelist]]11号掲載)では、このカードの開発(ゴリラ)名は「Monkey in the Middle」であり、「Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla (Stop That)」は[[Tidal Control]]の開発名だと記されている。
  
 
==逸話==
 
==逸話==

2014年3月12日 (水) 22:56時点における版


Force of Will / 意志の力 (3)(青)(青)
インスタント

あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、1点のライフを支払うとともにあなたの手札にある青のカードを1枚、追放することを選んでもよい。
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。


アライアンスを代表するメカニズム、ピッチスペルの1つ。マジック史上最強クラスのカウンター呪文であり、ピッチスペルの代表的存在。マナ・コストだけで見れば重い対抗呪文/Counterspellだが、1点のライフカード1枚という代替コストを持つ。

目次

解説

マナを支払う事無くカウンターを撃てるというのはこの上なく強力である。まず、ブラフとして非常に強い意味を持つ。また、タイム・アドバンテージテンポ・アドバンテージの観点では極めて優秀であり、隙を作らない、展開を阻害しないという強い長所から、パーミッションだけでなくコンボデッキビートダウンでも大いに使われる。まさに当時のを最強のたらしめたカードである。

また、後攻の場合に1ターンキルされるのを防ぐ手段の一つとして重宝され、Type1(現ヴィンテージ)などの速い環境の青絡みのデッキではほぼ必須となる。このカードのためにわざわざ青をタッチするデッキも多いくらいである。

ただし2対1交換になるためカード・アドバンテージを失ってしまう点には留意が必要である。上記のように対コンボデッキとして優秀であるためメインデッキに多く採用されるものの、特定のキーカードを持たないデッキに対してはサイドアウトされることも多い。精神的つまづき/Mental Misstepによって対コンボデッキに他の選択肢が存在したグランプリプロビデンス11では、定番のForce of Willが採用されていないNo-Force Bantが優勝を飾った。

それ以外で難点を挙げるとしたら、あくまでも「打ち消し」のみしかできないこと。打ち消されない呪文には手も足も出せない。そして青を絡めたデッキでしか使用できないことくらい。しかしカウンターでこれらの欠点を克服している方がむしろ例外であり、難点として挙げるべきかは怪しいところ。逆にいえば、それくらいこじつけないと難点が挙がらないことが、このカードの強さを証明している。

  • 中盤以降、魔力の乱れ/Force Spikeマナ漏出/Mana Leakをエサにして撃つとちょうどよい。また、メインから特定の対策カード(基本に帰れ/Back to Basicsなど)を入れてそれが腐ってしまった場合にも。また、マナが余り始めた時には普通に5マナ支払うことも多い。
  • 1点のライフロスは些細なデメリットであり問題視されることはほとんどない。むしろ些細すぎてライフを支払い忘れることが非常に多く、そちらの方が問題になるくらいである。使い始めの内は特に注意したい。

開発秘話

このカードは「Stop Spell」の仮称で青の呪文として開発されていた。しかし、アーティストTerese Nielsenは、このイラストを「Stop Spell」という名前の赤の呪文を想定して、赤い背景に炎を描いたと述べている。開発部はアート部門かマジック・コンティニュイティの誰かが間違った色の指示を出したのだろうと考えている。(→One prolific and talented lady Behind the Canvas: Terese Nielsen

マジック・コンティニュイティが知性を持つゴリラ種族をストーリーの登場させる決定を下した際(アライアンス参照)、デザイン・チームはこのカードの開発名を「Gorilla, Gorilla, Gorilla, Gorilla, Gorilla, Stop That!」に変更した。(→More tales from the R&D gang Take This Job and Love It

一方、アライアンスのデザイン・チームのJim Linによる記事「Do You Know Your Gorillas?」(Duelist11号掲載)では、このカードの開発(ゴリラ)名は「Monkey in the Middle」であり、「Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla Gorilla (Stop That)」はTidal Controlの開発名だと記されている。

逸話

非常に強力なカードであり、様々な逸話があげられる。

  • このカードのおかげでレガシーヴィンテージでは「青のカードである」ことが(このカードのエサにできるという)一つのメリットとして成立している。あるカードの実質下位互換が青のカードであることを理由に使われたり、上記の魔力の乱れ、基本に帰れのような、特定のタイミングやデッキには有効だがそれ以外では腐りやすいカードも青であれば重大なデメリットでないなどという評価が真面目にされたりする。
  • レガシー・ヴィンテージにおいては、他のカウンター系カードはこれを温存するためにあるとすら言われている。Force of Willを使わないデッキがコンボデッキと戦う助けになることを目標としていたはずの精神的つまづき/Mental Misstepも、青いデッキでForce of Will温存のために使われて青いデッキを強化してしまい、レガシーで禁止になってしまった(参考)。
  • エクステンデッドで青いデッキを作る場合にはまず4枚積みされるカードであり、その汎用性から「監視カードリスト」に常駐しており、「いつ禁止になるか」という話題には事欠かなかったが、エクステンデッドのローテーション制度が導入されたため、無事ローテーション落ち
  • 値段の高騰については古参プレイヤーにとって衆知のとおり。一部エラーカードを除き、アンコモンの中ではMana Drainともどもトップクラスの価格。(現在の)これ一枚の値段でそれなりのデッキがまかなえるほど。アライアンスのパックの値段が高いのは、これがアンコモンだからという説まである。

その他

  • サイクル中、唯一クリーチャー対象に取らない。
  • 俗称は頭文字をとってFoW。または単にウィル、英語名の聞き間違いから高層ビルとも呼ばれる。
  • 再録禁止カードリストに載っていないため、再録される可能性がある。(Magic Onlineはリストの影響を受けないものの)Masters Editionにて再録され、数ある再録カードの中で、WotCによるプレビューでトップを飾った。
  • このカードの金枠カードがDuelistの付録になったことがある。
  • 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、1996年を代表するカードとして展示された。(参考
  • レガシー選手権11では、優勝者Jared Kohlerに新規描き下ろしイラストのForce of Willの額が贈られた(→参考

関連カード

サイクル

アライアンスピッチスペル手札から同じカード追放することで、マナ・コストを支払わずに唱えることができる(意志の力/Force of WillContagionは1点のライフも要求する)。

参考

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