アカデミーの学長/Academy Rector
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クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
アカデミーの学長が死亡したとき、あなたはアカデミーの学長を追放してもよい。そうしたなら、あなたのライブラリーからエンチャント・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/2墓地に落ちるとエンチャントに置き換わってしまうクリーチャー。 死ななければただの1/2であるとは言え、この能力ならばこいつのためだけに生け贄に捧げる手段を用意する価値があるほどである。
スタンダードではピットサイクルのキーカードとして活躍し、エクステンデッドでも様々なコンボ・コントロールデッキで採用された。 また直接場に出せる教示者というパフォーマンスがヴィンテージで使われないはずもなく、陰謀団式療法/Cabal Therapyで手札を確認するとともにヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargainを場に出すセラピィバーゲンがその強さを発揮している。
当然「墓地対策が有効」という見方も可能なので、覚えておいても良いだろう。
そのため、レクターグールなどに不実/Treacheryや押収/Confiscateを1枚忍ばせておき、相手の変異種/Morphlingなどを奪うといった光景も見られた。
- 状況によっては最強のブロッカーとなる。下手に攻撃してチャンプブロックで死なれたりするとそこから致命的なエンチャントを引きずり出されてコンボスタートで瞬殺…となりかねないからである。
- クレリックという使いやすいクリーチャー・タイプだが、墓地に送って初めて機能するその性質上クレリックデッキに使われることはほとんどない。
時期の違いと言うこともあるが、アタッカーよりブロッカー、ビートダウンよりもコンボデッキ向けのカードなので当然といえば当然。
- フォーマットさえ合えば機知の戦い/Battle of Witsデッキへの投入も可能。
200枚超のライブラリーの前にそびえ立つ学長は、相手の攻撃意欲を大きく萎えさせてくれるだろう。
4マナクリーチャーを出してから墓地に送らねばならないというプロセスを必要とする点で、評価を下げているということか。
- ピットサイクルなどでは、しばしば高級市場/High Marketに売られて行ったりする。
未来予知で迷えるオーラ術師/Lost Auramancersとしてリメイクされた。 能力の誘発条件が大きく修正され能力を発揮する前に対戦相手に除去される可能性も高いが、とりあえずは任意のエンチャントをサーチしてきて直接場に出すことは可能なクリーチャーになっている。