多色カード
提供:MTG Wiki
多色カード/Multicolored Cardとは、多色の(複数の色を持つ)カードのこと。
伝説のクリーチャー — スリヴァー(Sliver)
(2):無色の1/1のスリヴァー(Sliver)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
7/7クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) ウィザード(Wizard)
((白/青)は(白)でも(青)でも支払うことができる。)
(2)(白):クリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
(2)(青):起動型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象にできない。)
概要
多色カードは、レジェンドで初めて登場した。いずれも友好色の2色、または1つの色とその友好色の組み合わせの3色で、かつ伝説のクリーチャーであった。
対抗色2色の多色カードは、ザ・ダークで黒緑の森の暗き中心/Dark Heart of the Woodが他より一足先に登場し、他の組み合わせはミラージュが初出。その後、ストロングホールドで5色カードが、アポカリプスで友好色2色とそれらに共通する対抗色1色の組み合わせの3色が、ギルドパクトで4色カード(ネフィリム)がそれぞれ初登場した。
多色は人気のテーマであり、それを主題に据えたブロックは多い。インベイジョン・ブロック、ラヴニカ・ブロック、アラーラの断片ブロック、ラヴニカへの回帰ブロックの4つが該当し、同じ多色をテーマとしながらもインベイジョンでは5色、ラヴニカおよびラヴニカへの回帰は2色、アラーラの断片は3色と、それぞれ差別化がなされている。またミラディンの傷跡ブロックでは陣営ごとにメインの2色を設ける、イニストラード・ブロックでは種族ごとに2色を割り当てるという形でサブテーマに使う物もある。詳細は各ブロックの項を参照。逆に、多色カードが一切登場しないブロックは、ウルザ・ブロック、マスクス・ブロック、ミラディン・ブロックの3つ。また、基本セットでは第4版の拡張セットであるクロニクルを除くと、基本セット2013に1枚(プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker)と基本セット2015の2枚(頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predatorと巣主スリヴァー/Sliver Hivelord)がある。
特徴
多色カードはマナ・コストに2つ以上の色を含み、多くの場合、それらの色の特徴を併せ持っている。多色カードの色の組み合わせは26種類(→詳細は色の組み合わせ参照)。
多色カードは単色に比べて唱えるのが難しいため、点数で見たマナ・コストが同じである他のカードに比べて能力が強く設定される傾向にある(→終止/Terminate、番狼/Watchwolf)。これはアポカリプスに登場した対抗色の組み合わせのカードに顕著である(→名誉回復/Vindicate、魂売り/Spiritmonger)。しかし、多色カードが初めて登場したレジェンドでは、単色のカードと比べても明らかに弱いものが多かった。
また、ピンライン(カード内側の枠線)や内枠の色は基本的に金色であり、それがそのまま通称にもなっている(→金)。分割カードや混成カードは内枠が金ではない(ゆえに「金」に含まれることは少ない)が、複数の色を持つため多色カードである。(詳細は各々のページを参照のこと)。
ラヴニカ:ギルドの都から、2色の多色カードのピンラインやテキスト欄には、2色のマナが出る土地と同じような色分けが施されるようになった(→Framing Ravnica、ラヴニカの枠付け――問題の無いものの直し方参照)。新枠でこの仕様になっていない2色カードは、神河救済に収録された一なる否命/Iname as Oneのみ。
- ギルド渡りの急使/Transguild Courierはアーティファクトであり、マナ・コストに色マナを含んでいるわけでもないが、色指標によりすべての色を持つ。
- 単色カードであっても、追加コストや能力の起動コストに別の色マナを必要とするカードは、「実質的な多色カード」としてデザインされている(例:Sedge Troll、陽景学院の戦闘魔道士/Sunscape Battlemage、向上呪文)。
参考
色 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
単色 | 白 - 青 - 黒 - 赤 - 緑 | ||||||||
多色 (金) |
| ||||||||
アン・ゲーム専用 | ピンク - 金 - 目の色 | ||||||||
色の関係 | 色の組み合わせ - 友好色 - 対抗色 - カラーパイ - 色の役割 | ||||||||
関連項目 | 無色 - 有色 - 単色カード - 多色カード - 色指標 - 固有色 - デッキカラー |