威圧する君主/Imposing Sovereign
提供:MTG Wiki
苦しい闘い/Uphill Battleが内蔵されたシステムクリーチャー。あちらが3マナだったのに対し、こちらは2マナ。除去されやすいという点に目をつぶれば非常に出しやすくなっている。
登場時のスタンダードではクリーチャー以外にも効果が及ぶ盲従/Blind Obedienceが存在するが、適合するデッキはだいぶ異なる。盲従はエンチャントであるため除去されにくく場持ちが良い、長期戦に有利な強請がついているなどコントロールデッキ向けの性能。対してこちらはクリーチャーとして最低限の質をそなえているのでビートダウンデッキ向けのカード。戦場に出たばかりの対戦相手のクリーチャーのブロックを防ぎ、かつ速攻を無力化するなど、ビートダウン同士の殴り合いを有利に運んでくれる。
構築では、人間で部族シナジーが得られやすいこと、クリーチャーとしての最低限の性能を備えているのは評価できる。しかしコントロール相手だと、登場時のスタンダード環境で活躍している瞬速持ちの修復の天使/Restoration Angelへの対策にはなるが、役に立たない場合も多い。ビートダウンがメタゲームの中心にあればウィニーなどで採用の余地があるだろう。
- この効果とテーロス・ブロックの各種神に関して複雑な相互作用が発生する場合がある。詳細は、太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun#ルールの項目を参照。
- 2019年9月のオラクル変更で貴族のクリーチャー・タイプを獲得した。