悲嘆/Grief
提供:MTG Wiki
クリーチャー — エレメンタル(Elemental) インカーネーション(Incarnation)
威迫
悲嘆が戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中から土地でないカード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
想起 ― あなたの手札から黒のカード1枚を追放する。
モダンホライゾン2の黒のエレメンタル・インカーネーションは対象が対戦相手限定になった暴露/Unmask。本体は威迫を持つ。
暴露の色拘束がきつくなったら3/2威迫のクリーチャーが付いてきた形。威迫は決して気休めではなく、手札の対処札を除きながら通りやすい打点のクリーチャーが残る強さは難題の予見者/Thought-Knot Seer、ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Cliqueしかり実証された強力さ。テンポを取れた状況なら素出しで連打するだけでも勝利に向かえるパワーは持っている。
特筆すべきは儚い存在/Ephemerateとのコンボで、1ターン目から特定リソース3枚を注ぎ込む必要はあるものの、合計3枚の手札破壊をしながら戦場に残ることができる。相手の手札がほぼ全壊しつつ3/2威迫が3ターン目から殴り始めるのはモダン基準では絶対的な展開になり得る。稲妻/Lightning Boltなど先行からなら差し込める汎用的対策は幾つかあるが、総じて非常に強力なムーブと言えるだろう。
登場早々、上述のコンボを活かした白黒石鍛冶の主力としての活躍を見せている。明滅で一貫でき、既に出た脅威への対処手段となる孤独/Solitudeは当該デッキにおいてこれ以上ない相方。また、黒赤想起では上記のコンボの明滅役をフェイン・デス/Feign Deathなどで代用している。ETB能力の回数こそ儚い存在より1回少なくなるが、2ターン目から4/3威迫で殴れるためクロックで勝る。
- 暴露と違い、自分を対象にできないことに注意。
禁止指定
2024年8月26日付でモダンおよびレガシーにて禁止カードに指定された[1]。
関連カード
サイクル
モダンホライゾン2のエレメンタル・インカーネーションサイクル。ETB能力と想起を持つ。想起コストはマナの支払いではなく、自身と同じ色の手札を1枚追放することで、ピッチスペルの一種と言える。稀少度は神話レア。モダンホライゾン3でもスペシャルゲストなど特殊な封入率で再録された。
- 孤独/Solitude
- 緻密/Subtlety
- 悲嘆/Grief
- 激情/Fury
- 忍耐/Endurance