打ち消されない
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打ち消されない/can't be counteredという効果は、呪文や能力が打ち消されることを防ぐ効果である。
Urza's Rage / ウルザの激怒 (2)(赤)
インスタント
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キッカー(8)(赤)(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で(8)(赤)を支払ってもよい。)
この呪文は打ち消されない。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ウルザの激怒はそれに3点のダメージを与える。この呪文がキッカーされていたなら、代わりに、これはそれに10点のダメージを与え、そのダメージは軽減されない。
呪文や能力が打ち消される状況は以下の2種類が存在する。
「打ち消されない」という効果は、これらを無視する。もっとも、対象を取る呪文や能力の場合、「呪文や能力によっては打ち消されない」という指定がされていることがほとんどであり、ルールによる打ち消しは防がないようになっている。
基本的には、打ち消しを得意とする青の対抗色である赤と緑のカードの持つ能力である。赤、緑に次ぐ3番手は青だが、最後の言葉/Last Word・真珠湖の古きもの/Pearl Lake Ancientなどごく少数に留まる。白と黒はこの役割を持たない。
普通の打ち消しでは対抗できないため、打ち消し戦術を使う側は他の対処を考えなければならない。
- ルールによる打ち消しを防ぐ事ができる例外として、金粉のドレイク/Gilded Drakeが存在する。
- 未来予知で部族呪文が登場してから、一時樹根スリヴァー/Root Sliverの能力でそれらがルールにより打ち消されなかった時期があった。2008年1月のオラクル更新で、これは「呪文や能力により打ち消されない」に改められた。
- 打ち消し呪文の対象にならないということではない。
- 例えば、抹消/Obliterateを対象に蝕み/Undermineを唱えた場合、抹消は打ち消されないが、抹消のコントローラーは3点のライフを失う。
- テンペストでスクラーグノス/Scragnothが最初に持った能力である。
- 緑の打ち消されないカードはほぼ全てクリーチャー・カードである。またクリーチャー呪文を打ち消されなくするカードも擁する。
打ち消されない呪文の対処法
以下には、打ち消されない呪文や能力から受ける影響を低減する方向での対処例を示し、戦場に出てから対処する方法は割愛する。
- 誤った指図/Misdirectionのような対象を変更する効果を用いる。
- 時間停止/Time Stopや精神壊しの罠/Mindbreak Trapで呪文や能力そのものを追放する。
- 造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savantや粗暴な排除/Brutal Expulsionで呪文をバウンスしてしまう。
- 除去に対して、明滅やバウンス、呪禁や被覆の付与で対象を保護する。