統率者戦用セット
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統率者戦用セットとは、2011年から毎年発売されている統率者戦で遊ぶためのカード・セット。
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概要
統率者戦の人気の高さを受け、2011年には統率者戦用の構築済みデッキセット、統率者/Commanderが発売された。このセットの成功を受け、2013年からは他の特殊セットとは別に毎年統率者戦用セットが発売することとなった[1]。
開発部は統率者戦はカード資産の問題や多種多様なカードが複雑な相互作用を生み出すゲームとして入門者には適さないと考えてきたが、実際は多人数戦であることやカジュアルさから初心者の参入の助けになり、統率者戦からマジックに入門したプレイヤーや入門してから統率者戦に加入するプレイヤーが多いことが分かった。そのため統率者戦製品をプレインズウォーカーデッキに代わる入門者用製品としても販売することとし、2020年の統率者:イコリアはスタンダード用のセットのイコリア:巨獣の棲処と同時に発売され、そしてゼンディカーの夜明け以降はCommander Deckがセットと同時に発売されるようになる[2]。
製品仕様
中継ぎ商品である2012年のCommander's Arsenal以外は以下の仕様となる。
- 共通したテーマの製品が4種類(統率者2016以前は5種類)発売
- 製品は100枚デッキと大判の統率者カード1枚(統率者2013以前は3枚)、トークン・カード、デッキやキャラクターの解説紙、紙製デッキボックスで構成されている。
- エターナル・フォーマットでのみ使用可能な新規カードが収録
デッキには通常、統率者として使用可能な伝説のクリーチャー・カードが3枚入っており、デッキを組み変えずとも統率者を入れ替えることで新鮮なプレイができる。
新規カードの伝説のクリーチャーは、完全な新規キャラクターからフレイバー・テキストや背景ストーリーには登場していたがカード化はされてなかったものなど様々なキャラクターが選ばれる
統率者
2011年6月17日発売。中心色1色とその対抗色の3色の組み合わせである、楔/Wedgeがテーマとなっている。
Commander's Arsenal
2012年11月2日発売。構築済みデッキではなく統率者戦で有効なカードのプレミアム・カードや統率者用の大判カード、カウンターなどサプライ・セットの側面が強い。この製品のみ限定生産。
統率者2013
2013年11月1日発売。中心色1色とその友好色の3色の組み合わせである、弧/arcがテーマとなっている。
統率者2014
2014年11月7日発売。単色がテーマとなっており、統率者に指定できるプレインズウォーカー・カードが収録された。このセット以降大判カードは1枚のみの収録となっている。
統率者2015
2015年11月13日発売。対抗色2色がテーマとなっている。また統率者が戦場を離れても失われない経験カウンターを利用するサイクルの伝説のクリーチャーが収録されている。
統率者2016
2016年11月11日発売。4色がテーマとなっており、統率者を2体設定できる共闘を持つカードが収録された。
Commander Anthology
2017年6月9日発売。統率者2015までのセットから4つのデッキを再録した再販セット。
- 天空の業火/Heavenly Inferno(統率者)
- 回避態勢/Evasive Maneuvers(統率者2013)
- 自然の導き/Guided by Nature(統率者2014)
- 墓場の略奪/Plunder the Graves(統率者2015)
統率者2017
2017年8月25日発売。部族がテーマとなっている。このセット以降製品の種類は4種類になった。
Commander Anthology Volume II
2018年6月8日発売。統率者2016までのセットから4つのデッキを再録した再販セット。
- 貪食と増強/Devour for Power(統率者)
- 一から構築/Built from Scratch(統率者2014)
- 戦闘の猛火/Wade into Battle(統率者2015)
- 致死性の繁殖/Breed Lethality(統率者2016)
統率者2018
2018年8月10日発売。色や部族といった特定のテーマではなく、デッキ全体の戦略に比重をおいたボトムアップ的なデザインとなっている。統率者に指定できるプレインズウォーカーが再登場した。
統率者2019
2019年8月23日発売。マジックで人気のメカニズム4つをテーマとしている。
参考
- ↑ Commanders Arsenal(Daily MTG 2012年8月10日)
- ↑ 2020年の統率者戦にやってくる大きなもの(Daily MTG 2019年10月30日)