紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension
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エンチャント
あなたがあなたの墓地にあるカードと同じ名前を持つインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、あなたは紅蓮術士の昇天の上に探索(quest)カウンターを1個置いてもよい。
紅蓮術士の昇天の上に探索カウンターが2個以上置かれている状態であなたがインスタント呪文かソーサリー呪文を唱えるたび、あなたはその呪文をコピーしてもよい。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。
赤の昇天。墓地に同名のカードがあるインスタントかソーサリーを唱えれば探索カウンターが置かれ、2個以上置かれればインスタントかソーサリーを唱えるたびにそれがコピーされる。
唱えたインスタントやソーサリー、特に火力などが次々にコピーされていけば非常に強力。しかし、探索カウンターを置く条件が特殊であり、普通にゲームを進めていてはなかなか2個置くのは難しい。サーチによって同じカードを複数そろえたり、墓地を肥やしたりして上手く条件を満たしたい。サーチで条件を満たす場合は冥府の教示者/Infernal Tutorを使うのが手っ取り早い。暴勇していなくても手札に同じ名前のカードを二枚揃えられるし、暴勇していれば墓地にあるカードと同じ名前のカードをほぼ確実に持ってこられる。 唱える段階では昨日の首飾り/Locket of Yesterdaysも助けとなるだろう。
登場時のスタンダードでは、青の軽量ドロー呪文の力を借りて高速でカウンターを置き、時間のねじれ/Time Warpをコピーし自分のターンを続ける青赤昇天デッキを成立させた。
モダンでは当初から青赤昇天のキーパーツとして使用されていた。その後思案/Ponderや炎の儀式/Rite of Flameなどが禁止カードに指定されるものの、メインデッキかサイドボードのどちらかには採用されていた。しかしギタクシア派の調査/Gitaxian Probeの禁止カード指定後はけちな贈り物/Gifts Ungivenを使用したタイプのけちストームが主流となり、ストームデッキでの採用は減っている。今は一部のイゼットフェニックスに採用される程度となっている。
- 1つ目の能力は、唱えた時点で同名のカードが墓地にあれば良い。if節ルールはこのカードに関係しない。解決時に墓地から同名のカードがなくなっていたとしても、探索カウンターは置かれる。
- 稲妻の斧/Lightning Axeや安堵の再会/Cathartic Reunionなどでは、唱えられた呪文とコストとして捨てられたカードの名前が共通することがある。コストが墓地に捨てられるならば、これの1つ目の誘発型能力は誘発する(CR:601.2i)。
- 回顧などで墓地から唱える場合、それ自身はスタックに移動しているため、他に同名のカードが墓地になければ条件は満たさない。
関連カード
サイクル
ゼンディカーの昇天サイクル。探索カウンターを置く誘発型能力と、探索カウンターが特定の数以上置かれていると機能する能力を持ったエンチャント。各色のレアに1枚ずつ存在する。
- 光輝王の昇天/Luminarch Ascension
- 大魔導師の昇天/Archmage Ascension
- 血の長の昇天/Bloodchief Ascension
- 紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension
- 獣使いの昇天/Beastmaster Ascension
いずれも、2つ目の能力は探索カウンターを取り除かないことに注意。