一日のやり直し/Day's Undoing

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2021年4月6日 (火) 07:27時点におけるIndow (トーク | 投稿記録)による版
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Day's Undoing / 一日のやり直し (2)(青)
ソーサリー

各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたのターンであるなら、ターンを終了する。(このカードを含め、スタック領域から呪文や能力をすべて追放する。あなたの手札の最大枚数になるまで手札を捨てる。ダメージは消え、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終わる。)


プレイヤー手札墓地をリセットする呪文。かのTimetwisterの直系リメイクであり、マナ・コストも同じだが、自分ターンを強制的に終了してしまうデメリットがついている。

引いた7枚のカードを先に使えるのは対戦相手。ターン強制終了にともないこのカード自身が追放されてしまうため再利用は難しく、ドローに関する誘発型能力も機能しない。よって、何らかのコンボに応用するのではなく、高速で消費した手札を補充する真っ当な使い方が主になる。

しかし、相手にも手札の補充を許すため、単純にアドバンテージを得るのが難しい。自分の手札が空で相手の手札が多い時に使うのが最も効果的だが、自分のみがカードを使用できているという状況は、有利な状況である場合が多い。このカードでダメ押しする必要が薄いどころか、迂闊に相手の手札に全体除去を呼び込んでは目も当てられない。「呼び込んだ手札を先に使えない」という点がかなり大きい。

そもそもTimetwister自体がパワー9では最も使用頻度が低く、考えなしに投入して強いカードではない。他のパワー9やマナ加速と共存できず、デメリットによって相性の良いデッキがさらに減っているこのカードは、使い所の難しいカードである。

覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils概念泥棒/Notion Thiefといったドローの阻害能力・効果とは相性が良い。手札を1枚以下の状態にする間接的な手札破壊効果も期待でき、引いたカードを相手が先に使えるというデメリットの大部分を帳消しにできるだろう。

スタンダードでは青単プリズンに使い切った岸の飲み込み/Engulf the Shoreなどを使い回すために採用された他、黒緑昂揚などの手札を溜め込みながら墓地を肥やすデッキに対する墓地対策カードとして利用されることもある。

モダンでは親和で稀に採用された。

レガシーでは登場してからしばらく採用例は少なかったが、船殻破り/Hullbreacherの登場で評価が上昇。船殻破りや覆いを割く者、ナーセットと組み合わせたナーセット・エコーのような専用デッキだけでなく、を含むデッキで船殻破りとのコンボ用の相方として採用されることも増えた。

  • カード名の”Undoing”は「やり直し」と同時に「破滅」という意味もあり、仏語版などはそちらの意味で訳している。過去の風景と比べると荒廃しきった現在を描いているイラストの雰囲気からするとダブルミーニングなのかもしれない。
  • 何らかの手段で相手のターンに唱えればデメリットは発生しない。時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerはそれ自体が単体でも強力であり、相方として優秀。
    • この場合、ターン強制終了に伴う自身の追放も起こらず、普通に墓地に置かれる。
  • コスト据え置きのパワー9のリメイクという点では、時間の熟達/Temporal Masteryと似た立場である。前評判では強力なカードと評されたが、実際には上述した通り十分な調整が施されており、適切なカードパワーに仕上がっていたことが明らかになった点も同じ。

ルール

ターン強制終了についての基本的なルールはターンを終了するを参照。

参考

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