アルガイヴの盾、ミュレル/Myrel, Shield of Argive
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
あなたのターン中、各対戦相手は呪文を唱えることも、アーティファクトやクリーチャーやエンチャントの能力を起動することもできない。
アルガイヴの盾、ミュレルが攻撃するたび、無色の1/1の兵士(Soldier)アーティファクト・クリーチャー・トークンX体を生成する。Xは、あなたがコントロールしている兵士の数に等しい。
あなたのターン中、対戦相手限定で呪文を唱えることの禁止と兵士・アーティファクト・クリーチャー・トークンを生み出す能力を持った伝説の人間・兵士。
呪文の禁止は言わずもがな強力。自分のターン限定だがインスタントによるコンバット・トリックや、クリーチャーを出した途端の除去などを防ぐことができる。
兵士トークンの生成についても優秀で、攻撃するたびにどんどん数を増やしていける。兵士の数にはミュレル自身も含まれるので、理論上では単体から開始しても1→2→4→8…と倍々でクリーチャー数を増やしていける。特に兵士クリーチャーは元から種類が多い上に兄弟戦争では更に多くの兵士が追加されたので最初の頭数を揃えるのは難しくない。3体からスタートすれば2回目の攻撃時には12体になっているので恐ろしいスピードである。
増やしたトークンはチャンプブロックさせるも良し、生け贄のコストにするも良し。タイミングを見て雄々しい古参兵/Valiant Veteranの能力などでまとめて強化すれば侮れない戦力にもなる。ニューカペナの街角で登場した団結とも相性がよく、組み合わせてみるのも面白い。
トークンを増やすにはミュレル自身が攻撃する必要がある。タフネスが飛び抜けて高いわけでもなく単純に戦闘で倒されてしまう心配があるので、白によくある破壊不能を付与する呪文などで守ってやりたい。一つ目の能力のおかげでコンバット・トリックを心配する必要がないのも嬉しい。
しかしながら、呪文を禁止する効果はあくまで発動タイミングの制限でしかなく、ソーサリーによる全体除去、魂力などには効果は薄い。また4マナの除去対策のないクリーチャーというテンポアドバンテージを稼がれやすい存在なのは短所であり、ETBなどもない為アドバンテージはやや取りにくい。 2つの能力にはっきりとした噛み合いはないがひとつひとつでも十分に戦力として成立しうる、強力なクリーチャーではあるが、弱点は多くアドバンテージには恵まれないクリーチャーといえるだろう。