ディプリーションランド
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ディプリーションランド(Depletion Land)は、
- アイスエイジ、テンペスト、神河物語に登場する、2色の中から好きな1マナを出せるが、次のアンタップ・ステップにアンタップできなくなる土地の総称。詳しくは#ディプリーションランド(1)を参照。
- メルカディアン・マスクスに登場する、タップインで、一度に2マナ出せるが2回しか使えない土地のサイクル。詳しくは#ディプリーションランド(2)を参照。
両者とも(1はアイスエイジ版のみだが)枯渇(depletion)カウンターを使用していることが名前の由来である。
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ディプリーションランド(1)
ディプリーションランド(Depletion Land)は、2色の中から好きな1マナを出せるが、次のアンタップ・ステップにアンタップできなくなる土地の総称。
土地
Land Capは、その上に枯渇(depletion)カウンターが置かれているなら、あなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
あなたのアップキープの開始時に、Land Capから枯渇カウンターを1個取り除く。
(T):(白)か(青)を加える。Land Capの上に枯渇カウンターを1個置く。
アイスエイジで初めて登場し、その後テンペストと神河物語にも登場。現在存在するのはすべて友好色同士のものである。
ディプリーションとは「枯渇、消耗」という意味で、アイスエイジ版が枯渇(depletion)カウンターを使って処理しているのが名前の由来。
- メルカディアン・マスクスの枯渇カウンターが乗る土地は別物なので混合しないよう注意。そちらについては#ディプリーションランド(2)を参照。
- アイスエイジ版もそれ以降のものと同様のルール・テキストに変更されていたこともあるが、第10版発売時のオラクル変更で元に戻った。
アイスエイジ版のみ、デメリット無しに無色マナを出す能力を持ってない。 そのためテンペスト版や神河物語版と比べると劣るが、アイスエイジ版はカウンターを操作するカードとの相互作用があるため下位互換にはなっていない。
- どれもあまり使用頻度は高くなかった。色事故率を下げてデッキの展開を安定させるのが多色地形採用の1つの大きな目的だが、2ターンに1度しかマナを出せないこれは、長いスパンでみるとマナ生産力が低く、展開速度面であまりお得にならない。そのあたりが採用されづらい理由だろう。
- 特にアイスエイジ版では、同じセットに競合するペインランドがあり、しかもそちらは「ハンデなく無色マナを出せる」能力を持っている点でもこちらは不遇。毎ターンマナをだせてかつ望めばハンデなしを選べるペインランドと、どう望んでも2ターンに1度しかマナを出せないこれとでは、比較にならないのは当然だろう。
- テンペストや神河物語で登場した「ハンデなく無色マナを出せる」改善版も、やはりペインランドとの比較では不利となっている。
- 超高速のコンボデッキではこちらが採用される事も。ペインランドの1点がもったいないと考えるバーゲン系で稀にそのように組まれることがある。
該当カード
参考
ディプリーションランド(2)
ディプリーションランド(Depletion Land)は、メルカディアン・マスクスに登場する特殊地形のサイクルの1つ。
土地
サプラーツォの岩礁はその上に枯渇(depletion)カウンターが2個置かれた状態で、タップ状態で戦場に出る。
(T),サプラーツォの岩礁から枯渇カウンターを1個取り除く:(青)(青)を加える。サプラーツォの岩礁の上に枯渇カウンターが1個も無いなら、サプラーツォの岩礁を生け贄に捧げる。
枯渇カウンターが2個置かれた状態で場に出て、枯渇カウンターを消費することで一度に2マナ出すことができる。だが、枯渇カウンターを消費しないマナ能力を持たない上に枯渇カウンターが無くなったら生け贄に捧げるため、恒久的なマナ加速はできない。
そのため、一度にたくさんのマナを使い一気に勝負を決めるウィニーやコンボ向きのカードで、実際5枚ともそういったデッキで投入されている。
- 名前は枯渇(depletion)カウンターを用いることから来ている。
- アイスエイジの枯渇カウンターが乗る土地は別物なので混合しないよう注意。そちらについては#ディプリーションランド(1)を参照。
該当カード
- 僻遠の農場/Remote Farm
- サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry
- 泥炭の沼地/Peat Bog
- 鋭き砂岩/Sandstone Needle
- ヒッコリーの植林地/Hickory Woodlot