ヒクサス/Hixus

提供:MTG Wiki

2015年7月13日 (月) 18:52時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

ヒクサス/Hixusマジック・オリジンのキャラクター。カードとしてはマジック・オリジンの牢獄の管理人、ヒクサス/Hixus, Prison Wardenが初出。

目次

[編集] 解説

テーロス/Therosの都市国家、アクロス/Akrosの牢獄の看守の長。人間の男性(イラスト)。

神聖術/Hieromancy[1]と呼ばれる魔術の使い手であり、白く輝く魔法の鎖や鞭を地面から生やして相手の動きを束縛することができる。若い頃のギデオン・ジュラ/Gideon Jura(当時の名前はキテオン・イオラ/Kytheon Iora)の師であり、彼に神聖術を教えた。

[編集] 経歴

[編集] アクロスのキテオン・イオラ/Kytheon Iora of Akros

牢獄の長であるヒクサスのもとに、暴力沙汰を起こした13歳の囚人、キテオン・イオラが運ばれてきた。彼は囚人たちの「王」、リストス/Ristosの部下を独りで殴り倒し、牢獄内の秩序を一変させてしまったのだ。彼の類稀なる力を知ったヒクサスは、彼の心を見極めることにした。ヒクサスは鍵束を机の上に置き、キテオンに短剣を渡して言った――私を殺せば君は自由の身になれると。キテオンはしばし彼と睨み合い、短剣を放り捨てた。それはまさしく、ヒクサスの望んでいた結果であった。キテオンは他人のために食べ物を盗んだ義賊であり、卑劣な殺人者とは違う。彼はキテオンを弟子として鍛えることに決めた。

翌朝から訓練が開始された。それはヒクサスが地面に置いた鍵束をキテオンが奪うという勝負であったが、ヒクサスの強力な神聖術に手足を束縛されたキテオンは近づくことすらできなかった。百度目にも思える屈辱の末、鍵を奪うことも脱獄することも不可能だと悟ったキテオンは、正式に彼の訓練を受けることにした。キテオンは毎朝夜明け前に起き、ヒクサスから神聖術、戦闘技術、そして心構えを学んだ。そうして4年が過ぎた。

彼らの日課はある日突然終わりを告げた。アクロスの空にハーピーの大群が現れたのだ。ヒクサスは命令に従い、キテオンら戦う意志のある囚人たちに恩赦を与え、即席の軍隊を結成した。ヒクサス自身も凱旋の神殿/Temple of Triumphの中央に立ち、神聖術の白い波動を空に放ってハーピーたちの動きを狂わせた。彼らの活躍によってアクロスが勝利したかに思われたそのとき、今度はサイクロプスが現れた。

キテオンはヒクサスに申し出た。自分を不正規軍/The Irregularsの仲間たちと一緒に城壁の外に出させてくれれば、サイクロプスを押し留めてみせると。ヒクサスは彼と目を合わせ、そして頷いた――それがテーロスを去る前にキテオンが見た、師の最後の姿だった。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] フレイバー・テキストに登場

マジック・オリジン
秘儀術師の掌握/Grasp of the Hieromancer抑制する縛め/Suppression Bonds

[編集] イラストに登場

マジック・オリジン
抑制する縛め/Suppression Bonds

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 脚注

  1. カード名およびフレイバー・テキストにおいて、hieromancyの日本語訳は「神聖術」、hieromancerの日本語訳は「秘儀術師」となっており、訳語が統一されていない。

[編集] 参考

MOBILE