溶岩の打撃手/Magma Pummeler
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クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
溶岩の打撃手は、+1/+1カウンターX個が置かれた状態で戦場に出る。
溶岩の打撃手の上に+1/+1カウンターがある間にこれがダメージを受けるなら、そのダメージを軽減し、これの上からそれに等しい数の+1/+1カウンターを取り除く。これにより溶岩の打撃手の上から1個以上のカウンターが取り除かれたとき、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。これはそれにその個数に等しい点数のダメージを与える。
X火力とXクリーチャーの合いの子のような存在。赤単色のXクリーチャーはなんとリミテッド・エディションのRock Hydra以来。
ダメージが蓄積していくタイプのクリーチャーだが、蓄積したダメージをそのまま火力として使用できる。戦闘で傷を負った場合、まず交戦した相手に通常の戦闘ダメージを与えてから火力を放つため、Xクリーチャーながら戦場に出た際の見た目のサイズよりも格上の相手とも相討ちが狙える。ただし一度に複数点のダメージを負った場合、1点はクリーチャーに、1点はプレイヤーに、というような分割払いはできずひとつの対象に纏めて入るため、ロスが生じやすい点には注意。また、ダメージ以外では能力は一切誘発せず、火力によらない除去や追放で直接戦場から離れてしまった場合、無抵抗のまま落とされてしまう。
火力の誘発条件である+1/+1カウンターは自身の能力によるものかどうかを区別しない。何らかの手段で+1/+1カウンターを乗せていけば、最終的に撃てる合計ダメージは伸びる。
装備品やオーラなど、タフネスを上げる強化と相性が良い。カウンターが1個でもあればどんなファッティでも受け止めたうえで生き残ることができ、何らかの方法でカウンターを載せればかつての幻影クリーチャーのような不死身性を発揮できる。
リミテッドではクリーチャー戦が主体で、除去手段が少ないため何もせず落とされるケースが少ない。前述の通り、ある程度格上のファッティにも相討ちが取れ、1:2以上の交換も比較的狙いやすい。ダブルシンボルであること以外は文句無しに優秀なアンコモンであり、色が合うのであればとりあえずピックしておいて損はしないだろう。
構築だと黒や白の除去に弱く、青相手だとバウンスなどでも対処され、またそもそもクリーチャーをほとんど採用しないことも多いことから効率の悪いXクリーチャーでしかなくなりがち。赤や緑相手であれば割と強力な抑止力になるものの、メインデッキから採用するのは少々リスクが大きい。