電子機器
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ここではマジックのプレイ中における電子機器の利用について解説する。
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認定大会での利用
マジック認定大会における電子機器の利用についてはマジック・イベント規定の2.12項によって定められている。かつてはほとんどの電子機器の利用が禁止されていたが、2021年7月のイベント規定改定[1]によって大幅に緩和された。
現在は基本的に電子機器の利用が許容されているが、以下の制約が存在する。
- プレイヤーは戦略上の助言を含む情報や対戦相手のデッキに関する情報を得ることはできない。
- 個人的な短い通話を除いて、マッチ中の電子機器の使用はすべてのプレイヤーに公開されていなければならない。
- マッチ中に、電子機器上の情報を秘密裏に見たいプレイヤーは、ジャッジから許可を得なければならない。
- ルール適用度が競技あるいはプロの場合、ドラフト中およびデッキ作成中、プレイヤーは記録を取ることや他の人々と連絡すること、インターネットにアクセスすることができる電子機器を使うことはできない。
ただし、ヘッドジャッジや主催者は、マッチ中の電子機器の使用についてさらなる制限や禁止を加えてもよいとされているため、競技環境でプレイすることが多いプレイヤーなら、普段のカジュアルプレイから電子機器を使わないプレイに慣れておくに越したことはない。
デジタルソフト
電子機器で利用できるサポートアプリとして以下のようなソフトが存在する。#概要のとおりルール適用度が競技以上の場合はメモ取りやライフカウンター、サイコロ程度しか利用できないが、一般やカジュアルプレイでは自由に利用できるため非常に便利である。
ここではテーブルトップの対戦を支援するWotC公式アプリケーションを中心に列挙する。アプリ内で対戦を行うソフトについてはデジタルゲームを参照。
対戦サポートアプリ
- Magic: The Gathering Toolbox[2](運用終了) - iOS・Android対応。
- Magic Companion - iOS・Android対応。
- Toolboxの後継アプリケーション。上記の基本的な機能に加え、大会イベント管理・ペアリング機能などが追加されている[3]。
遠隔対戦ツール
- Spell Table(旧 Virtual EDH) - ブラウザ上で動作するアプリ。
- Webカメラ・携帯電話カメラを利用して遠隔対戦をサポートする。音声通話機能・最大4人までの画面分割・各種カウンター・タイマー・画像認識によるカード情報の表示機能などを備える。
サードパーティ製ツール
他にもライフカウンターやカードを撮影して情報を取得するアプリなど、マジック関連ソフトは多数サードパーティーから提供されている。WEBブラウザで使用できるカウンターアプリとしては以下のようなものが存在する。
- Duel Counter for Magic (JavaScript版)
- マジック・ザ・ギャザリング ライフカウンター
遠隔対戦に関しては、SkypeやLINE、Discordなど一般のビデオ通話アプリで行うプレイヤーも多い[4]。
脚注
- ↑ July 2021 Magic Tournament Rules Release Notes/2021年7月 マジック・イベント規定リリースノート
- ↑ Magic: The Gathering Toolbox(mtg-jp.com、以下同 2012年2月7日)
- ↑ 『Magic: The Gathering Companion』正式ローンチのお知らせ(2020年7月17日)
- ↑ パソコンやモバイル端末を使って紙のマジックをプレイ! 自宅で楽しく過ごすための「リモート対戦」紹介(2020年4月14日)