臨機応変な防御/Resourceful Defense
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エンチャント
あなたがコントロールしているパーマネント1つが戦場を離れるたび、それの上にカウンターがある場合、あなたがコントロールしているパーマネント1つを対象とする。それの上にそれらのカウンターを置く。
(4)(白):あなたがコントロールしているパーマネント1つと、あなたがコントロールしていてそれでないパーマネント1つを対象とする。前者の上にある任意の数のカウンターを後者の上に動かす。
カウンターの欠点である、戦場から離れた際にディスアドバンテージに繋がりやすい短所を限定的に補うエンチャント。
パーマネントを保護はしないものの、5マナで任意のタイミングに移し替えることも可能なため、有効活用できるパーマネントが無い状態ならばとりあえず土地にでも置いておき、あとで戻すなんて芸当もできる。1つだけというようなケチ臭いことも言われないので、大量の+1/+1カウンターを回避能力を持つクリーチャーに乗せてフィニッシャーにしたりもできるし、プレインズウォーカーが除去される場合も、ダメージによるものでなければ忠誠カウンターを引き継がせ、いきなり奥義を使うことも可能。まさに「臨機応変」に、柔軟に扱える優良システムエンチャント。
難点は、これ単独では何もしないため活躍の是非が他のカードに左右されるところ。統率者戦はハイランダーで行われるので、これの存在を前提にしてしまうと、これやサーチを引けなかった場合に辛いことになる。あくまでギミックの一貫として、ニューカペナの街角でフォーカスされた改善など、カウンターを中心にしたデッキの補助役としての採用が主になるだろう。
カウンターの移し替えが少々重いのも気がかりではある。インスタント・タイミングで使えるので隙は小さいが、前述したようにとりあえずで土地に乗せてしまうと、土地を失うか5マナ支払わない限り、それらのカウンターは何もしなくなる。