鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker

提供:MTG Wiki

2022年5月29日 (日) 11:13時点における0503 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Fable of the Mirror-Breaker / 鏡割りの寓話 (2)(赤)
エンチャント — 英雄譚(Saga)

(この英雄譚(Saga)が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承(lore)カウンター1個を加える。)
I ― 「このクリーチャーが攻撃するたび、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。」を持つ赤の2/2のゴブリン(Goblin)・シャーマン(Shaman)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
II ― あなたは最大2枚のカードを捨ててもよい。そうしたなら、その枚数に等しい枚数のカードを引く。
III ― この英雄譚を追放する。その後、これを変身させた状態であなたのコントロール下で戦場に戻す。

Reflection of Kiki-Jiki / キキジキの鏡像
〔赤〕 クリーチャー エンチャント — ゴブリン(Goblin) シャーマン(Shaman)

(1),(T):あなたがコントロールしていてこれでも伝説でもないクリーチャー1体を対象とする。速攻を持つことを除きそれのコピーであるトークン1体を生成する。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。

2/2

エンチャントからクリーチャー・エンチャント変身する両面カード第1面鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breakerの逸話を描いた英雄譚第2面はキキジキの似姿であるゴブリンシャーマン

I-
キキジキが空民メロクから宝を盗み出した逸話の再現。
攻撃するたびに宝物トークン生成する誘発型能力を持つクリーチャートークンを生成する。
宝物トークンの有用性は言わずもがなである。第2面の能力コピーしたい高コスト帯クリーチャーを唱える助けにもなるだろう。
状況次第では、宝物トークンを生成させるためにチャンプアタックさせてしまってもよいだろう。1つでも宝物トークンを生成できればとりあえず仕事はしたと言える。
II-
2枚までかき回し
引き込める枚数が多い上に捨てる枚数を任意に選べる柔軟な能力。第2面の能力でコピーする先のクリーチャーを探しに行くことが主な用途になるだろう。
III-
鏡割りのキキジキの似姿であるクリーチャー・エンチャントへと変身する。
キキジキと比較すると、キキジキの鏡像自体は速攻を持たず、能力の起動コストマナが必要になっている。キキジキが様々な無限コンボを生み出してきたことを踏まえての対策であることが伺える。
このため、専らコンボ要因として活躍したキキジキとは違い、単純に強力な性能を持つクリーチャーや、ETB能力や死亡誘発能力を持つクリーチャーをコピーする用途が主になるだろうか。
登場時のスタンダードでは、ケルピーの道案内/Kelpie Guideをコピーすることで、マナが続く限りケルピーの道案内のコピーを生成するループが可能。このループを対戦相手終了フェイズに行えば次の自分のターンに大量のコピーで総攻撃できる。また過充電縫合体/Overcharged Amalgamをコピーすれば毎ターン1マナで呪文・能力を打ち消せるのでソフトロックをかけることが可能。

リミテッドにおけるこのカードは神河:輝ける世界内でも最強クラスのボムレア。Iのクリーチャー展開、IIのルーターの時点で十分すぎるほど優秀だが、第2面の起動型能力が非常に強力。コピートークンは攻撃させるだけでなくブロッカーとして立てることもでき、ETB能力の再利用も可能。極端な劣勢でこれの他の手札は土地ばかり、というような状況でもなければ単体で巻き返し可能。これ一枚のためにを変える価値は十分にある。

一方で構築環境では、神河:輝ける世界の発売当初はクリーチャーになるまで悠長、速攻を持たない、能力起動にマナが必要、などの本家キキジキと比較してのネガティブな面が目立ったせいか、スタンダードでの使用率は低くジョニー向けの一枚と見なされていた。しかし大規模大会にてこれを採用したデッキの活躍が相次いだ結果評価が一変し、使用率とシングルカード価格が急上昇した。例としてナヤ・ルーンで採用されており、単純にクリーチャー2体分となり、ルーン鍛えの勇者/Runeforge Championはコピー対象として適している。そのほか、ティムール宝物ラクドス・サクリファイスなど赤いミッドレンジで広く採用されている。パイオニアではラクドス・ミッドレンジのパーツとして利用される。

参考

MOBILE