ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourge
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伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 騎士(Knight)
あなたはあなたの墓地にあるストロームガルドの災い魔、ハーコンを唱えてもよいが、それ以外からは唱えられない。
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが戦場に出ているかぎり、あなたはあなたの墓地から騎士(Knight)呪文を唱えてもよい。
ストロームガルドの災い魔、ハーコンが死亡したとき、あなたは2点のライフを失う。
墓地にある時のみ唱えられるという特殊な制限を持つが、戦場に出ると後に続いて騎士が蘇って来る、百鬼夜行のような伝説のゾンビ・騎士。
性質上除去に非常に強く、騎士を従えていれば全体除去にすら耐性を持つ。3ターン目に唱えられることは稀だと思われるが3マナ3/3とコスト・パフォーマンスも上々。墓地に帰った時のライフロスも蛇人間の戦士/Serpent Warriorなどを考えれば軽いもの。
2番目の能力によってウィニーの中盤以降の息切れを防ぎ、パーミッションへの強力な切り札となる。どうやって墓地に落すかが問題になるが、共鳴者を使う、黒お得意の手札破壊を自分に向ける、赤と組んでラクドスの力を借りる、青と組んでドローを強化しつつ捨てる、発掘でライブラリーを掘り進むなどなど。優秀な騎士を多く有する白には捨てる手段が少ないのがやや残念。時のらせん後は小悪疫/Smallpoxで捨てるカードにちょうど良い存在であったため、ソーラーポックスなどに組み込まれた。
弱点として、バウンスや墓地対策を受けたり差し戻し/Remandや遅延/Delayされたりすると辛い。また性能的な問題ではないが、ハーコンが戦場から墓地に落ちたときの2点ライフロスは忘れやすいため注意。
- 宮廷の軽騎兵/Court Hussarとシナジーを形成する。白マナを支払わずに唱えることで、3マナソーサリー・タイミングで永続的にライブラリーを掘り進める。下記魔の魅惑/Alurenと合わせれば、ライブラリーのすべてを引き尽くすことも可能。
- 日本語カード名最長記録を16文字で更新。しかし次元の混乱でエフラヴァのジェディット・オジャネン/Jedit Ojanen of Efravaに抜かれる。
- 史上2体目の伝説のゾンビでもある。
- 元々はアヴラム・ガリースン/Avram Garrissonのカード化を考えていたが、ストーリーの都合でハーコン/Haakonが作られた(→ Card of the Day 2007/03/20(邦訳)参照)
ルール
この2番目の能力はクリーチャー以外にも適用されるので、騎士である部族カードを墓地から唱えることが可能である。
- ベナリアの騎士/Benalish Knightのような瞬速持ち騎士や騎士・インスタントも通常通りインスタント・タイミングで唱えることが可能。ローウィンで登場した名も無き転置/Nameless Inversionやヴェリズ・ヴェルの刃/Blades of Velis Velはよき相方となるだろう。
- 騎士である土地を墓地からプレイすることも可能。今のところ、ドライアドの東屋/Dryad Arborを奸謀/Conspiracyで騎士にするなど一手間必要だが。
ハーコン自体は、「墓地からのみ」ということを除いて通常のクリーチャー呪文を唱える行動に準拠する。マナ・コストは支払う必要があるし、通常はソーサリー・タイミングでしか行えず、打ち消されることもある。これは墓地の騎士カードを唱える際も同様である。
- 魔の魅惑/Alurenが出ていれば、マナ・コストを支払うことなくインスタント・タイミングでこれを墓地から唱えられる。
- 墓地以外の領域からは唱えられないので、精神の願望/Mind's Desireや待機などから唱えることは不可能。
- 墓地以外から唱えられないという自身の能力によってエルダー・ドラゴン・ハイランダーのジェネラル(将軍)として使うことは困難になっている。
- ジェネラルがコマンド領域に置かれるようになったため、戦場に出すことはもはや不可能になった。
- エルフの笛吹き/Elvish Piperなど、唱える以外の方法で直接墓地以外から戦場に出すことは可能。
- シャーマンの恍惚/Shaman's Tranceを使えば、対戦相手の墓地にあるハーコンを唱えられる。また、その状況で自分がハーコンをコントロールしているなら、対戦相手の墓地にある騎士を唱えることも可能(騎士を唱える能力が、カードのオーナーを問わないため)。