アウフ

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'''アウフ'''(''Ouphe'')は[[クリーチャー・タイプ]]の1つである。
 
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いずれも[[小型クリーチャー]]で、[[色]]は[[Phyrexian Gremlins]]を除き[[緑]]である。
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初出は[[アイスエイジ]][[茶色のアウフ/Brown Ouphe]]
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== 概要 ==
その後長い間新種が出なかったが[[フィフス・ドーン]][[アウフの蛮人/Ouphe Vandals]]が、[[未来予知]][[呪文狂いのアウフ/Spellwild Ouphe]]が登場した。
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現在([[モーニングタイド]]まで)存在するアウフはいずれも[[小型クリーチャー|小型]]で、[[Phyrexian Gremlins]]を除いてすべて[[緑]]である。[[フィフス・ドーン]]までに登場した2体は[[アーティファクト]]が[[発生源]]である[[起動型能力]]を[[打ち消す]][[能力]]を持っており、これがアウフの特徴となるかと思われていたが、後に登場した新種や、アウフに統合された[[クリーチャー]](後述)は関連する能力を持っていない。
さらに2007年9月の[[Oracle]]変更で[[フィンドホーンのブラウニー/Fyndhorn Brownie]]と[[Pyknite]]が、2008年1月のOracle変更でPhyrexian Gremlinsと[[Shelkin Brownie]]、[[Niall Silvain]]がアウフに統合されている。
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== 歴史 ==
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アウフが初めて登場したのは[[アイスエイジ]][[茶色のアウフ/Brown Ouphe]])である。その後しばらく新種は登場しなかったが、[[ミラディン]]に[[茶色のアウフ/Brown Ouphe]]が[[再録]]され、同[[ブロック]]の[[フィフス・ドーン]]では初の新種である[[アウフの蛮人/Ouphe Vandals]]が登場した。その後再び鳴りを潜めるが、[[未来予知]]で3体目のアウフである[[呪文狂いのアウフ/Spellwild Ouphe]]がフューチャーシフトとして登場した。さらに[[2007年9月サブタイプ変更]]によって[[フィンドホーンのブラウニー/Fyndhorn Brownie]]と[[Pyknite]]が、次ぐ2008年1月の[[Oracle]]変更によって[[Phyrexian Gremlins]]、[[Shelkin Brownie]]、[[Niall Silvain]]がそれぞれアウフに統合された。
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== 「アウフ」とは何か ==
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"Ouphe"を辞書で引くと「[[フェアリー]]、[[ゴブリン]]、[[エルフ]]」と説明されている。[[マジック]]のイメージからするとこの3種はかなり違うようにも思えるが、文献によってはゴブリンをフェアリーの一種としていたりするため、もとを辿ればどれも同じようなものなのかもしれない。要するに「ファンタジーの世界の比較的小柄な生き物」ということだろう。
  
初期のアウフは[[アーティファクト]]を[[発生源]]とする[[起動型能力]]を[[対象]]とする[[能力]]を持っていたが、新種には特に能力に関連性はない。
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Card of the day(2003年10月15日)によれば、"Ouphe"は"oof(ウーフ)"と発音するとのこと。ただし、それが書かれた時には既に和訳は終わっていたはずなので、やむをえないと言えるだろう。さらに、資料によっては発音が"auf"となっているものもあり、間違いとは言い切れないようだ。
  
「ouphe」を辞書で引くと「[[フェアリー]]、[[ゴブリン]]、[[エルフ]]」となっている。
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16~17世紀の英国では、妖精を表す一般的な語は"Ouph"といった。さらにこちらも"auf"とも"oof"とも発音したようだ。これらのことからすると、これが"Ouphe"の語源の可能性は高い。
[[マジック]]のイメージからするとこの3種はかなり違うようにも思えるが、文献によってはゴブリンをフェアリーの一種としていたりするので、もとを辿ればどれも同じようなものなのかも知れない。
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とにかく、ファンタジーの世界の比較的小柄な生き物、ということだろう。
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*Card of the day(2003年10月15日)によれば、「ouphe」は「oof(ウーフ)」と発音するとのこと。
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ただし、それが書かれた時には既に和訳は終わっていたはずなので、やむをえないと言えるだろう。
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さらに、資料によっては発音が「auf」となっているものもあり、間違いとは言い切れないようだ。
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*16〜17世紀の英国では、妖精を表す一般的な語は「ouph」といった。さらにこちらもaufともoofとも発音したようだ。
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これらのことからすると、これが「ouphe」の語源の可能性は高い。
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==参考==
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== 参考 ==
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Ouphe|アウフ(Ouphe)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Ouphe|アウフ(Ouphe)}}
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]

2008年3月7日 (金) 23:54時点における版

アウフOuphe)はクリーチャー・タイプの1つである。


Brown Ouphe / 茶色のアウフ (緑)
クリーチャー — アウフ(Ouphe)

(1)(緑),(T):アーティファクトの起動型能力1つを対象とし、それを打ち消す。(マナ能力は対象にできない。)

1/1


Spellwild Ouphe / 呪文狂いのアウフ (1)(緑)
クリーチャー — アウフ(Ouphe)

呪文狂いのアウフを対象とする呪文は、それを唱えるためのコストが(2)少なくなる。

1/3


Pyknite (2)(緑)
クリーチャー — アウフ(Ouphe)

Pykniteが戦場に出たとき、次のターンのアップキープの開始時にカードを1枚引く。

1/1

目次

概要

現在(モーニングタイドまで)存在するアウフはいずれも小型で、Phyrexian Gremlinsを除いてすべてである。フィフス・ドーンまでに登場した2体はアーティファクト発生源である起動型能力打ち消す能力を持っており、これがアウフの特徴となるかと思われていたが、後に登場した新種や、アウフに統合されたクリーチャー(後述)は関連する能力を持っていない。

歴史

アウフが初めて登場したのはアイスエイジ茶色のアウフ/Brown Ouphe)である。その後しばらく新種は登場しなかったが、ミラディン茶色のアウフ/Brown Ouphe再録され、同ブロックフィフス・ドーンでは初の新種であるアウフの蛮人/Ouphe Vandalsが登場した。その後再び鳴りを潜めるが、未来予知で3体目のアウフである呪文狂いのアウフ/Spellwild Oupheがフューチャーシフトとして登場した。さらに2007年9月サブタイプ変更によってフィンドホーンのブラウニー/Fyndhorn BrowniePykniteが、次ぐ2008年1月のOracle変更によってPhyrexian GremlinsShelkin BrownieNiall Silvainがそれぞれアウフに統合された。

「アウフ」とは何か

"Ouphe"を辞書で引くと「フェアリーゴブリンエルフ」と説明されている。マジックのイメージからするとこの3種はかなり違うようにも思えるが、文献によってはゴブリンをフェアリーの一種としていたりするため、もとを辿ればどれも同じようなものなのかもしれない。要するに「ファンタジーの世界の比較的小柄な生き物」ということだろう。

Card of the day(2003年10月15日)によれば、"Ouphe"は"oof(ウーフ)"と発音するとのこと。ただし、それが書かれた時には既に和訳は終わっていたはずなので、やむをえないと言えるだろう。さらに、資料によっては発音が"auf"となっているものもあり、間違いとは言い切れないようだ。

16~17世紀の英国では、妖精を表す一般的な語は"Ouph"といった。さらにこちらも"auf"とも"oof"とも発音したようだ。これらのことからすると、これが"Ouphe"の語源の可能性は高い。

参考

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