アショク/Ashiok

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*[[Doug Beyer]]によるとアショクはかつては人間的な存在であったかもしれないがそれはもう遠い過去の話であり、プレビュー記事では便宜上「彼」と呼ばれ、ドイツ語のような男性形・女性形が存在する言語ではカード名に男性形が使われているが、現在は男でも女でもない「性別:アショク」とでも言うべき存在ということである<ref>[http://dougbeyermtg.tumblr.com/post/60337957584/  A Voice for Vorthos]</ref><ref>[http://dougbeyermtg.tumblr.com/post/61002920437/ A Voice for Vorthos]</ref>。
 
*[[Doug Beyer]]によるとアショクはかつては人間的な存在であったかもしれないがそれはもう遠い過去の話であり、プレビュー記事では便宜上「彼」と呼ばれ、ドイツ語のような男性形・女性形が存在する言語ではカード名に男性形が使われているが、現在は男でも女でもない「性別:アショク」とでも言うべき存在ということである<ref>[http://dougbeyermtg.tumblr.com/post/60337957584/  A Voice for Vorthos]</ref><ref>[http://dougbeyermtg.tumblr.com/post/61002920437/ A Voice for Vorthos]</ref>。
 
**コミック「[[Magic: the Gathering 4: Theros]]」において、登場人物の台詞の中でアショクの三人称は「He(彼)」と表記されている。公式サイトの紹介ページの[https://magic.wizards.com/ja/story/planeswalkers/asiyoku 日本語版]でも「彼」と呼ばれているが、[https://magic.wizards.com/en/story/planeswalkers/ashiok 原文]では代名詞は使われず「Ashiok」で統一されており、誤訳と思われる。
 
**コミック「[[Magic: the Gathering 4: Theros]]」において、登場人物の台詞の中でアショクの三人称は「He(彼)」と表記されている。公式サイトの紹介ページの[https://magic.wizards.com/ja/story/planeswalkers/asiyoku 日本語版]でも「彼」と呼ばれているが、[https://magic.wizards.com/en/story/planeswalkers/ashiok 原文]では代名詞は使われず「Ashiok」で統一されており、誤訳と思われる。
*[[Mark Rosewater]]によるとアショクの原初的なコンセプトは「悪の[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス]]」であり、[[神啓]]はその尖兵として世界を襲うテーロス自身の夢を表現したメカニズムだった<ref>[http://media.wizards.com/podcasts/magic/drivetowork84theros4.mp3 Drive to Work #84 – Theros, Part 4](ポッドキャスト)</ref><ref>[http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/283 Born Legacy]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0006826/ 伝来の軍勢](Making Magic 2014年1月20日 Mark Rosewater著)</ref>。
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*[[Mark Rosewater]]によるとアショクの原初的なコンセプトは「悪の[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス]]」であり、[[神啓]]はその尖兵として世界を襲うテーロス自身の夢を表現したメカニズムだった<ref>[http://media.wizards.com/podcasts/magic/drivetowork84theros4.mp3 Drive to Work #84 – Theros, Part 4](ポッドキャスト)</ref><ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/born-legacy-2014-01-20-0 Born Legacy]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0006826/ 伝来の軍勢](Making Magic 2014年1月20日 Mark Rosewater著)</ref>。
  
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==経歴==
 
===『夢』の姿を築く者/Building Toward a Dream===
 
===『夢』の姿を築く者/Building Toward a Dream===
 
人々の信仰心が強く、夢が大きな力を持つテーロスにアショクは惹かれ、訪れている。アショクは[[神 (テーロス・ブロック)#ストーリー|神]]の一柱である[[フィナックス/Phenax]]の計画に関わっており、その一環としてイレティス/Iretisの王であるケダリック/Kedarickの心を惑わせ王国の滅亡に手を貸した。フィナックスはアショクの不遜な態度を不快に思って直ちに生命を絶とうとしたが、アショクの望みを聞いて大いに喜んだ。
 
人々の信仰心が強く、夢が大きな力を持つテーロスにアショクは惹かれ、訪れている。アショクは[[神 (テーロス・ブロック)#ストーリー|神]]の一柱である[[フィナックス/Phenax]]の計画に関わっており、その一環としてイレティス/Iretisの王であるケダリック/Kedarickの心を惑わせ王国の滅亡に手を貸した。フィナックスはアショクの不遜な態度を不快に思って直ちに生命を絶とうとしたが、アショクの望みを聞いて大いに喜んだ。
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===[[灯争大戦]]===
 
===[[灯争大戦]]===
カード化されたが、背景小説[[War of the Spark: Ravnica]]には登場しない(作中にはカード化された以外にも多くの名前も明かされないモブプレインズウォーカーが登場するので、設定上はその中に混じっていたと思われる)
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[[夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render|カード化された]]が、背景小説[[War of the Spark: Ravnica]]には登場しない。
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*作中にはカード化された者以外にも多くの名前の明かされないプレインズウォーカーが登場するので、設定上はその中に混じっていたと思われる。
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===[[テーロス還魂記]]===
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テーロスにて悪夢を振り撒くアショクの力は[[死の国/The Underworld]]にまで及び、[[エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)|エルズペス/Elspeth]]に[[苦悶の悔恨/Agonizing Remorse#ストーリー|苦悶を与えていた]]。その[[エルズペスの悪夢/Elspeth's Nightmare#ストーリー|悪夢を覗き見た]]時、アショクは感動すら覚えた。[[多元宇宙/Multiverse]]には、生ける恐怖そのものと呼べる存在があったのだ。アショクはこの真の悪夢、[[ファイレクシア/Phyrexia]]を更に学ぶべく、即座にプレインズウォークした。
  
 
==登場==
 
==登場==
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*[[Magic: the Gathering 4: Theros]](コミック)
 
*[[Magic: the Gathering 4: Theros]](コミック)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/dreams-city-2014-04-23 Dreams of the City]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0008834/ 都市の夢](Uncharted Realms [[2014年]]4月23日 Ken Troop著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/dreams-city-2014-04-23 Dreams of the City]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0008834/ 都市の夢](Uncharted Realms [[2014年]]4月23日 Ken Troop著)
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/checking-planeswalkers-2014-06-16 Checking in on the Planeswalkers]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0010782/ プレインズウォーカー達の現状](Feature 2014年6月17日 Doug Beyer著)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/checking-planeswalkers-2014-06-16 Checking in on the Planeswalkers]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0010782/ プレインズウォーカー達の現状](Feature 2014年6月17日 Doug Beyer著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/checking-planeswalkers-2015-2015-08-19 Checking in on the Planeswalkers (2015)]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0015523/ プレインズウォーカー達の現状2015](Feature [[2015年]]8月19日 [[Mel Li]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/checking-planeswalkers-2015-2015-08-19 Checking in on the Planeswalkers (2015)]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0015523/ プレインズウォーカー達の現状2015](Feature [[2015年]]8月19日 [[Mel Li]]著)
  

2020年2月22日 (土) 21:08時点における版

アショク/Ashiokテーロス・ブロックのキャラクター。カードとしてはテーロス悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaverが初出。

目次

解説

アショクはテーロス/Therosに現れた悪夢を操る魔道士。プレインズウォーカー/Planeswalkerイラスト

アショクのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点った時、悪夢を操るだけではなくそれを現実世界に呼び出す能力に目覚めた。アショクはより完璧な恐怖の具現化の構想を求めて多元宇宙/Multiverseを旅し、人々の恐れを引き起こす。

アショクから滲み出る戦慄の霧/dreadvaporsと呼ばれる黒いもやは悪夢魔法の一部であり、人々が普段は覆い隠している恐れに接触することを容易にする。顔の上半分が失われているのはその魔法の代償でもある[1]

  • Doug Beyerによるとアショクはかつては人間的な存在であったかもしれないがそれはもう遠い過去の話であり、プレビュー記事では便宜上「彼」と呼ばれ、ドイツ語のような男性形・女性形が存在する言語ではカード名に男性形が使われているが、現在は男でも女でもない「性別:アショク」とでも言うべき存在ということである[2][3]
    • コミック「Magic: the Gathering 4: Theros」において、登場人物の台詞の中でアショクの三人称は「He(彼)」と表記されている。公式サイトの紹介ページの日本語版でも「彼」と呼ばれているが、原文では代名詞は使われず「Ashiok」で統一されており、誤訳と思われる。
  • Mark Rosewaterによるとアショクの原初的なコンセプトは「悪のジェイス」であり、神啓はその尖兵として世界を襲うテーロス自身の夢を表現したメカニズムだった[4][5]

経歴

『夢』の姿を築く者/Building Toward a Dream

人々の信仰心が強く、夢が大きな力を持つテーロスにアショクは惹かれ、訪れている。アショクはの一柱であるフィナックス/Phenaxの計画に関わっており、その一環としてイレティス/Iretisの王であるケダリック/Kedarickの心を惑わせ王国の滅亡に手を貸した。フィナックスはアショクの不遜な態度を不快に思って直ちに生命を絶とうとしたが、アショクの望みを聞いて大いに喜んだ。

都市の夢/Dreams of the City

フィナックスへのアショクの望みは「アショクの存在を神々から隠す」ことだった。その効果は一時的であり、もしアショクが神を傷つけたり殺そうと企てるのであれば、その運命は破滅であることは明白であった。しかし、フィナックスは「神を新たに生み出す」ということについては何も言ってはいなかった。

ゼナゴス/Xenagosの神への「昇格」はアショクを少々困惑させたが、それはアショクに定命の者が神となることは困難であるが不可能ではないということを証明した。テーロスの神々は観念がニクス/Nyxの中で具体化し、擬人化されて生じたのではないかというアショクの疑念は、夢から神を生み出す試みとなった。都市の夢から新たな神、「不協和音/Cacophony」を生み出そうとするアショクの行動はエファラ/Epharaによって阻止されたが、テーロスはまだアショクが生み出そうとする「美」の源で溢れていた。

Magic: the Gathering 4: Theros

アショクはIDW Publishing発行のアメコミ「Magic: The Gathering」の第四シリーズ「Theros」に登場しており、テーロスの人々を悪夢によって苦しめている。

灯争大戦

カード化されたが、背景小説War of the Spark: Ravnicaには登場しない。

  • 作中にはカード化された者以外にも多くの名前の明かされないプレインズウォーカーが登場するので、設定上はその中に混じっていたと思われる。

テーロス還魂記

テーロスにて悪夢を振り撒くアショクの力は死の国/The Underworldにまで及び、エルズペス/Elspeth苦悶を与えていた。その悪夢を覗き見た時、アショクは感動すら覚えた。多元宇宙/Multiverseには、生ける恐怖そのものと呼べる存在があったのだ。アショクはこの真の悪夢、ファイレクシア/Phyrexiaを更に学ぶべく、即座にプレインズウォークした。

登場

登場カード

カード名に登場

神々の軍勢
アショクの心酔者/Ashiok's Adept
灯争大戦
アショクの潜伏者/Ashiok's Skulker
テーロス還魂記
アショクの消去/Ashiok's Erasure
テーロス還魂記 プレインズウォーカーデッキ
アショクの先駆け/Ashiok's Forerunner

フレイバー・テキストに登場

テーロス
思考囲い/Thoughtseize
神々の軍勢
アショクの心酔者/Ashiok's Adept
ニクスへの旅
悪夢のような末路/Nightmarish End苛まれし思考/Tormented Thoughts
基本セット2015
精神腐敗/Mind Rot
マジック・オリジン
精神腐敗/Mind Rot苛まれし思考/Tormented Thoughts
灯争大戦
アショクの潜伏者/Ashiok's Skulker
テーロス還魂記
騒音のアフィミア/Aphemia, the Cacophony
テーロス還魂記 プレインズウォーカーデッキ
悪夢を泳ぐ者/Swimmer in Nightmares

イラストに登場

ニクスへの旅
悪夢のような末路/Nightmarish End
コミックブックカード
強迫/Duress
テーロス還魂記
エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Deathアショクの消去/Ashiok's Erasure

登場デッキ

プレインズウォーカーデッキ

登場作品・登場記事

脚注

  1. A Voice for Vorthos
  2. A Voice for Vorthos
  3. A Voice for Vorthos
  4. Drive to Work #84 – Theros, Part 4(ポッドキャスト)
  5. Born Legacy/伝来の軍勢(Making Magic 2014年1月20日 Mark Rosewater著)

参考

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