コモン

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'''コモン'''(''Common'')は最も低い[[稀少度]]、またその稀少度に属するカードのことである。"Common"は「ありふれた」の意。
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'''コモン'''(''Common'')は最も低い[[稀少度]]、またその稀少度に属する[[カード]]のことである。"Common"は「ありふれた」の意。
  
 
==概要==
 
==概要==
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==コモンの基準==
 
==コモンの基準==
基本的に単純で標準的なカードで構成される。そのため、[[ルール文章]]の長いカード、複雑な処理を行ったり与えたりするカード、[[色の役割]]を逸脱したカードなどは含まれない。また、その出やすさ(入手しやすさ)から[[リミテッド]]の基本戦術を形成するため、リミテッドで支配的になってしまうカードも除外されている。
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基本的に単純で標準的なカードで構成される。そのため、[[ルール文章]]の長いカード、複雑な処理を行ったり与えたりするカード、[[色の役割]]を逸脱したカードなどは([[次元の混乱]]のような特殊な[[エキスパンション]]を除いて)含まれない。また、その出やすさ(入手しやすさ)から[[リミテッド]]の基本戦術を形成するため、リミテッドで支配的になってしまうカードも除外されている。
  
 
そのシンプルさゆえに劇的なカードこそ少ないものの、強力なカードが無いというわけではない([[#強力なコモンカード]])。また、小技であるがゆえの汎用性の高さから、古今東西様々な[[フォーマット]]で使われ続けているカードも多数存在する(例:[[巨大化/Giant Growth]]など)。
 
そのシンプルさゆえに劇的なカードこそ少ないものの、強力なカードが無いというわけではない([[#強力なコモンカード]])。また、小技であるがゆえの汎用性の高さから、古今東西様々な[[フォーマット]]で使われ続けているカードも多数存在する(例:[[巨大化/Giant Growth]]など)。
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==強力なコモンカード==
 
==強力なコモンカード==
以下は、過去に存在した幾多のレアと比較してもかなり強力なコモンカードの一例である。詳細は各カードの個別評価を参照。
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以下は、過去に存在した幾多の[[レア]]と比較してもかなり強力なコモンカードの一例である。詳細は各カードの個別評価を参照。
 
<!--登場順-->
 
<!--登場順-->
*[[対抗呪文/Counterspell]]([[第4版]]までは[[アンコモン]]
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*[[対抗呪文/Counterspell]]([[第4版]]までは[[アンコモン]]として収録)
 
*[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]
 
*[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]
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*[[Sinkhole]]([[Masters Edition 4]]ではレアとして収録)
 
*[[稲妻/Lightning Bolt]]
 
*[[稲妻/Lightning Bolt]]
*[[赤霊破/Red Elemental Blast]]
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*[[赤霊破/Red Elemental Blast]](Masters Edition 4ではアンコモンとして収録)
*[[Hymn to Tourach]]
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*[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]
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*[[Hymn to Tourach]]([[Masters Edition]]ではアンコモンとして収録)
 
*[[渦まく知識/Brainstorm]]
 
*[[渦まく知識/Brainstorm]]
 
*[[火葬/Incinerate]]
 
*[[火葬/Incinerate]]
 
*[[火炎破/Fireblast]]
 
*[[火炎破/Fireblast]]
 
*[[浄火の鎧/Empyrial Armor]]
 
*[[浄火の鎧/Empyrial Armor]]
*[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]
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*[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]([[スタンダード]]、[[エクステンデッド]]で[[禁止カード]]、[[ヴィンテージ]]で[[制限カード]]に指定)
*[[怨恨/Rancor]](後に[[アンコモン]]に移行)
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*[[大あわての捜索/Frantic Search]](エクステンデッド、[[レガシー]]、[[Pauper]]で禁止カードに指定、ヴィンテージで一時期制限カードに指定)
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*[[怨恨/Rancor]](後にアンコモンに移行)
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*[[目くらまし/Daze]]
 
*[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]
 
*[[野生の雑種犬/Wild Mongrel]]
*[[大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault]](後に[[スタンダード]]・[[エクステンデッド]]・[[ミラディン・ブロック構築]][[禁止カード]]に指定)
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*[[大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault]](スタンダード、エクステンデッド、[[ミラディン・ブロック構築]]で禁止カードに指定)
*[[マイアの処罰者/Myr Enforcer]]
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*各種[[アーティファクト・土地]](スタンダード、ミラディン・ブロック構築ですべて禁止カード、[[モダン]]で大部分が禁止カードに指定)
*[[頭蓋囲い/Cranial Plating]][[Pauper]]で禁止カードに指定)
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*[[頭蓋囲い/Cranial Plating]](Pauperで禁止カードに指定)
*[[野生のナカティル/Wild Nacatl]](一時期[[モダン]]で禁止カードに指定)
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*[[桜族の長老/Sakura-Tribe Elder]]
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*[[野生のナカティル/Wild Nacatl]](一時期モダンで禁止カードに指定)
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*[[戦隊の鷹/Squadron Hawk]]
 
*[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]
 
*[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets]]
  
これらのカードはその性能の高さから様々なデッキで活躍しており、中には一部のフォーマットで禁止カードに指定されたものも存在する。[[Pauper]][[コモンデッキ]])でも各色の主力カードとなっているものも多い。入手のしやすさから、4枚[[積む|積み]]されることも多い。
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これらのカードはその性能の高さから様々な[[デッキ]]で活躍しており、中には上記の通り一部のフォーマットで禁止カードや制限カードに指定されているものも存在する。入手のしやすさから、[[ファンデッキ]]でも4枚[[積む|積み]]されることが多い。
  
 
== その他 ==
 
== その他 ==
 
*シングルカードでも、下手なアンコモンやレアより値段が高くなることもある。特に[[ウルザズ・レガシー]]版の怨恨は、値段が高いコモンの代名詞である。
 
*シングルカードでも、下手なアンコモンやレアより値段が高くなることもある。特に[[ウルザズ・レガシー]]版の怨恨は、値段が高いコモンの代名詞である。
*コモンと[[基本土地]][[カード]]だけで作られた[[デッキ]]は[[コモンデッキ]]と呼ばれ、[[Magic Online]]では[[Pauper]]という公式[[フォーマット]]として成立している。詳しくはそれぞれのページを参照。
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*コモンと[[基本土地]][[カード]]だけで作られたデッキは[[コモンデッキ]]と呼ばれ、[[Magic Online]]では[[Pauper]]という公式フォーマットとして成立している。詳しくはそれぞれのページを参照。上記の強力カードは、このフォーマットでも各色の主力カードとなっているものも多い(ただし、Hymn to Tourachなど一部のカードはMagic Onlineではコモンとして収録されていないため使用できない)。
  
 
==参考==
 
==参考==

2014年2月5日 (水) 02:37時点における版

コモンCommon)は最も低い稀少度、またその稀少度に属するカードのことである。"Common"は「ありふれた」の意。

目次

概要

基本的に15枚入りのブースターパック1つにつき10または11枚封入されている。エキスパンション・シンボルの色は黒である。

コモンの基準

基本的に単純で標準的なカードで構成される。そのため、ルール文章の長いカード、複雑な処理を行ったり与えたりするカード、色の役割を逸脱したカードなどは(次元の混乱のような特殊なエキスパンションを除いて)含まれない。また、その出やすさ(入手しやすさ)からリミテッドの基本戦術を形成するため、リミテッドで支配的になってしまうカードも除外されている。

そのシンプルさゆえに劇的なカードこそ少ないものの、強力なカードが無いというわけではない(#強力なコモンカード)。また、小技であるがゆえの汎用性の高さから、古今東西様々なフォーマットで使われ続けているカードも多数存在する(例:巨大化/Giant Growthなど)。

レアリティの変更

現在のパワーバランスや以前の活躍を考慮して、過去のアンコモンが、コモンへ移行することがある(例:炎の壁/Wall of Fire今わの際/Last Breathなど)。

また逆に、過去のコモンが、アンコモンに移行することもある(例:怨恨/Rancor忘却の輪/Oblivion Ringなど)。

強力なコモンカード

以下は、過去に存在した幾多のレアと比較してもかなり強力なコモンカードの一例である。詳細は各カードの個別評価を参照。

これらのカードはその性能の高さから様々なデッキで活躍しており、中には上記の通り一部のフォーマットで禁止カードや制限カードに指定されているものも存在する。入手のしやすさから、ファンデッキでも4枚積みされることが多い。

その他

  • シングルカードでも、下手なアンコモンやレアより値段が高くなることもある。特にウルザズ・レガシー版の怨恨は、値段が高いコモンの代名詞である。
  • コモンと基本土地カードだけで作られたデッキはコモンデッキと呼ばれ、Magic OnlineではPauperという公式フォーマットとして成立している。詳しくはそれぞれのページを参照。上記の強力カードは、このフォーマットでも各色の主力カードとなっているものも多い(ただし、Hymn to Tourachなど一部のカードはMagic Onlineではコモンとして収録されていないため使用できない)。

参考

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