スレッショルド

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=スレッショルド/Threshold=
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'''スレッショルド'''/''Threshold''は、[[オデッセイ・ブロック]]で初登場した[[能力語]]であり、かつては[[キーワード能力]]であった。「閾値(しきいち、変化を起こす最小の値)」の意。
  
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==解説==
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[[コントローラー]]の[[墓地]]に[[カード]]が7枚以上ある場合に限り[[起動]]できる[[起動型能力]]や、追加で得ることのできる何らかの恩恵を表す。
  
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大抵はメリットだが、同時にデメリットになっている場合があり、特に[[黒]]に多い。
  
[[能力語]]の1つ。「閾値(変化を起こす最小の値)」の意。
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[[時のらせん]]の[[タイムシフト]][[カード]][[秘教の処罰者/Mystic Enforcer]]が[[再録]]されたことに伴い、能力語に変更された。
[[オデッセイ・ブロック]]で登場したときは、[[キーワード能力]]で、[[特性定義能力]]であった。
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[[時のらせん]]の[[タイムシフト]][[カード]]に1枚、[[秘教の処罰者/Mystic Enforcer]]が収録されたことで復活。
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[[コントローラー]]の[[墓地]]にカードが7枚以上あるときに、追加の能力や効果を得る。
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[[モダンホライゾン]]で再登場した。
大抵はメリットだが、同時にデメリットになっている場合があり、特に[[黒]]に多い。
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*[[焚書/Book Burning]]を自分に撃てば、それもあわせてちょうど7枚。
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==旧ルール==
*[[まやかしの記憶/False Memories]]は1[[ターン]]だけスレッショルド状態にできる。
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[[オデッセイ・ブロック]]で登場したときはキーワード能力であり、「あなたの墓地に7枚以上のカードがある場合、この[[オブジェクト]][文章]を持つ」という[[特性定義能力]]であった。スレッショルドの条件を満たすときに「スレッショルド ―」以降の[[ルール文章|テキスト]]を持ち、そうでない場合は「スレッショルド ―」以降のテキストを持たないものとして扱われていた。
*スレッショルドでデメリットしか持たないカードも開発中に考案されたが、ボツになった。→ [[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/arcana/19|参考]](英語)
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*かつては、[[ルール・テキスト|コントローラー]][[墓地]]にカードが7枚以上あるとき、「スレッショルド ―」以降の[[テキスト]]を持ち、そうでなければ、「スレッショルド ―」以降のテキストを持たないものとして扱われていた。
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*現在のルールでは、墓地にカードが6枚以下しか存在しない場合も、「スレッショルド ―」以降のテキストは持っている。当時のルールとは、[[スレッショルドランド]]など一部のカードにおける相互作用が異なっているので注意。
ややこしかったので能力語化してすっきりさせよう、という意図があったのかもしれない。
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*実際のカードに印刷されている[[注釈文]]では、''(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。)''と書かれている。
**実際、条件が違うだけで書式や挙動が類似している[[暴勇]]は最初から能力語であった(もっとも、スレッショルド登場当時には「能力語」という概念自体が存在しなかったが)。
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*キーワード能力として廃止された後も、一時期、[[総合ルール]]のスレッショルドを定義していた節(当時のCR:502.23)にかつてキーワード能力であったという記述が残されていた。
**もしかしたら、能力語に変更するために[[秘教の処罰者/Mystic Enforcer]][[タイムシフト]]させたのかもしれない。
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==スレッショルドの条件を満たすことを主眼としたカード==
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*[[あなた|自分]]を[[対象]]に[[焚書/Book Burning]]を[[唱える|唱え]]れば、([[対戦相手]]が6点[[ダメージ]]を受けることを選ばなければ)それもあわせてちょうど墓地に7枚になる。
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*[[まやかしの記憶/False Memories]]は1[[ターン]]だけスレッショルドの条件を満たせる。
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==その他==
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*スレッショルドでデメリットしか持たないカードもオデッセイ・ブロック開発中に考案されたが、ボツになった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/blue-threshold-2002-01-29 Blue Threshold]([[Daily MTG]] Arcana 2002年1月29日)</ref>。
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*墓地利用をテーマの一つとしたブロックである[[イニストラードを覆う影ブロック]]での再登場が計画されたが、「[[リミテッド]]と[[構築]]で達成難易度が違いすぎるため調整が難しい」等の理由で見送られ、類似メカニズムの[[昂揚]]としてリメイクされた<ref>[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0016638/ 昂揚発見](Lastest Developments 2016年3月25日)</ref>。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[oracle:Threshold|スレッショルド(Threshold)で検索]]
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<references />
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|スレッショルド}}
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[キーワード能力]]
 
*[[能力語]]
 
*[[能力語]]
*[[ルーリング#keyword|ルーリング]]
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*[[ルーリング]]
 
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===総合ルール===
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{{#cr:502.23}}
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何故か未だに総合ルールに残っている。
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[[Category:能力語|すれつしよると]]
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__NOTOC__

2019年6月1日 (土) 18:50時点における版

スレッショルド/Thresholdは、オデッセイ・ブロックで初登場した能力語であり、かつてはキーワード能力であった。「閾値(しきいち、変化を起こす最小の値)」の意。



解説

コントローラー墓地カードが7枚以上ある場合に限り起動できる起動型能力や、追加で得ることのできる何らかの恩恵を表す。

大抵はメリットだが、同時にデメリットになっている場合があり、特にに多い。

時のらせんタイムシフトカード秘教の処罰者/Mystic Enforcer再録されたことに伴い、能力語に変更された。

モダンホライゾンで再登場した。

旧ルール

オデッセイ・ブロックで登場したときはキーワード能力であり、「あなたの墓地に7枚以上のカードがある場合、このオブジェクトは[文章]を持つ」という特性定義能力であった。スレッショルドの条件を満たすときに「スレッショルド ―」以降のテキストを持ち、そうでない場合は「スレッショルド ―」以降のテキストを持たないものとして扱われていた。

  • 現在のルールでは、墓地にカードが6枚以下しか存在しない場合も、「スレッショルド ―」以降のテキストは持っている。当時のルールとは、スレッショルドランドなど一部のカードにおける相互作用が異なっているので注意。
  • 実際のカードに印刷されている注釈文では、(あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、あなたはスレッショルドを持つ。)と書かれている。
  • キーワード能力として廃止された後も、一時期、総合ルールのスレッショルドを定義していた節(当時のCR:502.23)にかつてキーワード能力であったという記述が残されていた。

スレッショルドの条件を満たすことを主眼としたカード

その他

  • スレッショルドでデメリットしか持たないカードもオデッセイ・ブロック開発中に考案されたが、ボツになった[1]
  • 墓地利用をテーマの一つとしたブロックであるイニストラードを覆う影ブロックでの再登場が計画されたが、「リミテッド構築で達成難易度が違いすぎるため調整が難しい」等の理由で見送られ、類似メカニズムの昂揚としてリメイクされた[2]

参考

  1. Blue Threshold(Daily MTG Arcana 2002年1月29日)
  2. 昂揚発見(Lastest Developments 2016年3月25日)
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