ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(追加した内容が不十分であったため加筆。)
(8人の利用者による、間の11版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Nissa, Voice of Zendikar}}
 
{{#card:Nissa, Voice of Zendikar}}
[[ゲートウォッチの誓い]]で登場した4枚目の[[ニッサ]]。[[忠誠度能力]]は[[トークン]]の生成、[[+1/+1カウンター]]の配置、[[引く|ドロー]]&[[回復]]。
+
 
 +
[[ゲートウォッチの誓い]]で登場した4枚目の[[ニッサ]]。[[忠誠度能力]]は[[トークン]]の[[生成]]、[[+1/+1カウンター]]の[[置かれる|配置]]、[[引く|ドロー]]&[[回復]]。
  
 
;+1能力
 
;+1能力
 
:0/1の[[植物]]・[[クリーチャー]]・トークンの生成。
 
:0/1の[[植物]]・[[クリーチャー]]・トークンの生成。
:そのまま[[チャンプブロック]]に使って時間を稼ぐのも良いが、-2能力やその他の[[全体強化]]と組み合わせれば[[打点]]としてもカウントできるようになる。
+
:ニッサ自身を守れる[[ブロッカー]]を生み出しつつ[[忠誠度]]を貯めることができる、この[[カード]]の基本となる[[能力]]。-2能力のための頭数の確保、あるいは-7能力までの時間稼ぎとして、序盤はこの忠誠度能力を中心に使っていくことになる。
:[[進化の飛躍/Evolutionary Leap]][[吸血の儀式/Vampiric Rites]][[コスト]]として使い、別の[[アドバンテージ]]に変換するのも手。
+
:[[パワー]]は0なのでそのままでは[[チャンプブロック]]要員にしかならないが、-2能力やその他の[[強化]]手段と組み合わせて戦力として運用したり、何らかの[[生け贄に捧げる|生け贄]][[コスト]]に充てて別の[[アドバンテージ]]に変換するのも有効。
  
 
;-2能力
 
;-2能力
:+1/+1カウンターを置くタイプの全体強化。
+
:[[ティタニアの加護/Titania's Boon]]
:+1能力で出した植物トークンを含めて戦線を全体的に一回り大きくできる。できる限り多くのクリーチャーを横に並べて使うと効果的。
+
:このカードの肝とも言える強力な能力。忠誠度を2消費するため気軽に連打できないが、+1能力で出した植物トークンを含めて強化できるため、中盤以降の打点向上に大きく貢献する。+1/+1カウンター関連の[[シナジー]]を狙うのも手。
:[[スタンダード]]では[[搭載歩行機械/Hangarback Walker]]や[[アブザン家/The Abzan Houses]]・[[ドロモカ氏族/The Dromoka clan]]のクリーチャーとの組み合わせが考えられる。
+
 
 
;-7能力
 
;-7能力
:[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している[[土地]]の数に等しい数の[[ライフ]]を得、[[カード]]を引く。
+
:[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している[[土地]]の枚数に等しい数の[[ライフ]][[得る]]とともに、その数だけカードを[[引く]]。
:他の能力との関連性は薄いが、この能力があることで+1能力による時間稼ぎが[[アグロ]]に対する強力な牽制になる。他のデッキタイプが相手でも大きな[[カード・アドバンテージ]]を得て優勢に勝負を進められるだろう。
+
:[[ゲーム]]を決定付けるだけの[[カード・アドバンテージ]]と、それを使い切るまでの[[ライフ・アドバンテージ]]を同時に獲得できる、強力な奥義。他の能力との関連性は薄いが、この能力があることで+1能力による時間稼ぎが[[アグロ]][[デッキ]]に対する強力な牽制になる。
  
3[[マナ]][[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]][[忠誠度]]プラスの[[忠誠度能力]]でトークンを出すのはこれが初で、植物トークンが有効に機能する[[環境]]であれば極めて堅牢なプレインズウォーカーと言える。
+
3[[マナ]][[軽い]]ためか、それぞれの忠誠度能力の[[効果]]はやや控えめ。しかし+1能力および-7能力で確実にアドバンテージを獲得できるため、対処を強いることができる厄介な[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]。単体で[[戦場]]を支配できるタイプのカードではないため、+1能力・-2能力共に有効に機能するデッキにおけるサポート要員兼アドバンテージ源として採用するのがベターか。特に植物トークンは非力なので、何らかの利用手段を用意しておきたい。
  
登場時のスタンダードには-2能力と相性の良い[[硬化した鱗/Hardened Scales]][[搭載歩行機械/Hangarback Walker]]などを主軸とした[[硬化した鱗]]デッキでの採用が考えられる。しかし[[タルキール覇王譚ブロック]][[包囲サイ/Siege Rhino]][[ドラゴン]]などの[[回避能力]]持ちが幅を利かせているため、植物トークンが壁になりにくいのが逆風か。
+
[[スタンダード]]では、登場直後から-2能力と相性の良い[[硬化した鱗]]に採用された。[[イニストラードを覆う影ブロック]]発売による[[ローテーション]]後は[[緑白トークン#タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期|緑白トークン]]の主力として、さらに[[霊気紛争]]追加後は+1/+1カウンターとのシナジーを持つカードを豊富に擁する[[黒緑巻きつき蛇]]で採用されている。+1能力のトークン生成も、[[ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade]]の能力で[[マナ・クリーチャー]]に化けるため重要。
  
*[[小型クリーチャー|小型]]トークン生成や+1/+1カウンター配置はどちらかというとこれまで[[白]]のプレインズウォーカーに多かったが、このカードは[[]][[単色]]である。
+
*忠誠度プラスの忠誠度能力でトークンを出せる3マナのプレインズウォーカーはこれが初。
 +
*[[小型クリーチャー|小型]]トークン生成や+1/+1カウンター配置はどちらかというとこれまで[[白]]のプレインズウォーカー([[アジャニ]]や[[エルズペス]]など)に多かったが、このカードは緑[[単色]]である。
 +
*San Diegoで開かれたComic Conで[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]の5人セットの[[SDCCプロモーション・カード]]が販売された([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/san-diego-comic-con-2016-magic-promos-2016-07-19 San Diego Comic Con 2016 Magic Promos])。[[イラスト]]はすべて[[Eric Deschamps]]によるもので、[[最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope|リリアナ]]以外のメンバーはなんと[[ゾンビ]]にされてしまっている。
 +
*[[デュエルデッキ]]:[[ニッサvsオブ・ニクシリス]]に{{Gatherer|id=417499|新規イラスト}}で収録された。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
{{キャラクターを表すカード/ニッサ・レヴェイン}}
 
{{キャラクターを表すカード/ニッサ・レヴェイン}}
 +
 +
==ストーリー==
 +
[[アシャヤ/Ashaya]]の導きによって[[ゼンディカー/Zendikar]]の魂との繋がりを得た'''ニッサ'''/''Nissa''。[[エルドラージ/Eldrazi]]との戦いの中で出会った3人の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]と[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]を結成する。
 +
 +
詳細は[[ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)]]を参照。
 +
 +
*{{Gatherer|id=407648}}の木のようなものはアシャヤ([http://mtg-jp.com/publicity/0015256/# イラスト])の頭部である。
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[[ゼンディカー/Zendikar]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:ゲートウォッチの誓い]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:ゲートウォッチの誓い]] - [[神話レア]]

2018年12月2日 (日) 23:33時点における版


Nissa, Voice of Zendikar / ゼンディカーの代弁者、ニッサ (1)(緑)(緑)
伝説のプレインズウォーカー — ニッサ(Nissa)

[+1]:緑の0/1の植物(Plant)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-2]:あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
[-7]:あなたはX点のライフを得てX枚のカードを引く。Xは、あなたがコントロールする土地の総数に等しい。

3

ゲートウォッチの誓いで登場した4枚目のニッサ忠誠度能力トークン生成+1/+1カウンター配置ドロー回復

+1能力
0/1の植物クリーチャー・トークンの生成。
ニッサ自身を守れるブロッカーを生み出しつつ忠誠度を貯めることができる、このカードの基本となる能力。-2能力のための頭数の確保、あるいは-7能力までの時間稼ぎとして、序盤はこの忠誠度能力を中心に使っていくことになる。
パワーは0なのでそのままではチャンプブロック要員にしかならないが、-2能力やその他の強化手段と組み合わせて戦力として運用したり、何らかの生け贄コストに充てて別のアドバンテージに変換するのも有効。
-2能力
ティタニアの加護/Titania's Boon
このカードの肝とも言える強力な能力。忠誠度を2消費するため気軽に連打できないが、+1能力で出した植物トークンを含めて強化できるため、中盤以降の打点向上に大きく貢献する。+1/+1カウンター関連のシナジーを狙うのも手。
-7能力
コントロールしている土地の枚数に等しい数のライフ得るとともに、その数だけカードを引く
ゲームを決定付けるだけのカード・アドバンテージと、それを使い切るまでのライフ・アドバンテージを同時に獲得できる、強力な奥義。他の能力との関連性は薄いが、この能力があることで+1能力による時間稼ぎがアグロデッキに対する強力な牽制になる。

3マナ軽いためか、それぞれの忠誠度能力の効果はやや控えめ。しかし+1能力および-7能力で確実にアドバンテージを獲得できるため、対処を強いることができる厄介なプレインズウォーカー。単体で戦場を支配できるタイプのカードではないため、+1能力・-2能力共に有効に機能するデッキにおけるサポート要員兼アドバンテージ源として採用するのがベターか。特に植物トークンは非力なので、何らかの利用手段を用意しておきたい。

スタンダードでは、登場直後から-2能力と相性の良い硬化した鱗に採用された。イニストラードを覆う影ブロック発売によるローテーション後は緑白トークンの主力として、さらに霊気紛争追加後は+1/+1カウンターとのシナジーを持つカードを豊富に擁する黒緑巻きつき蛇で採用されている。+1能力のトークン生成も、ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegadeの能力でマナ・クリーチャーに化けるため重要。

関連カード

ストーリー

アシャヤ/Ashayaの導きによってゼンディカー/Zendikarの魂との繋がりを得たニッサ/Nissaエルドラージ/Eldraziとの戦いの中で出会った3人のプレインズウォーカー/Planeswalkerゲートウォッチ/The Gatewatchを結成する。

詳細はニッサ・レヴェイン/Nissa Revane (ストーリー)を参照。

参考

MOBILE