チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)

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チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarゼンディカーワールドウェイクのキャラクター。カードとしてはローウィンチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarが初出。

目次

解説

カラデシュ/Kaladesh次元/Plane出身の人間女性のプレインズウォーカー/Planeswalkerレガーサ/Regathaを根城としている紅蓮術士/Pyromancer。コンピューターゲームデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013」によると年齢20歳、身長168cm、体重58kg。イラスト

彼女が紅蓮術を使う時、その赤毛は炎と化す。ラヴニカ/Ravnica産のマナ増幅装置を右腕に装備している。

情熱的かつ衝動的で短気な性格であり、自由と独立を愛する。権威や束縛を嫌っており、それらで彼女を縛ろうとすれば、後には荒々しい炎による破滅の光景のみが残るだろう。

ヤヤ・バラード/Jaya Ballard

ヤヤ・バラードを崇拝し、その知識と言葉を伝えるケラル・キープ/Keral Keepの僧院にチャンドラは滞在している。偉大なる紅蓮術士にして同じプレインズウォーカーのヤヤは、彼女にとっても心の指針になっている模様。

チャンドラの最後の手段/Chandra's Ultimate

ウェブコミック「チャンドラの最後の手段/Chandra's Ultimate[1]プレインズウォーカー・コミック一覧には現在載っておらず、アンソロジー「Path of the Planeswalker」にも収録されなかった。 後に加筆されて「炎に注ぐ油/Fuel for the Fire 第一部」としてリメイクされた。

燃え尽きぬ炎

日本では、電撃マ王にはチャンドラが主役の小説「The Purifying Fire」を原案とした漫画「燃え尽きぬ炎」が連載されていた。漫画における彼女は原作よりも日本の漫画的なかわいらしさを持つキャラクターに設定されている[2]

冒頭の青のプレインズウォーカーとの戦闘は省略されて回想シーンのみとなっており、替わりに別の次元ではオリジナルキャラクターである青の女魔道士と対峙する。ブラノン/Brannon少年は登場せず、サミール・ミア・カウディ/Samir Mia Kauldiの村にオリジナルキャラクターの幼いドルイド姉妹が登場する。

経歴

The Purifying Fire(1)

チャンドラ・ナラーはカラデシュ次元の村で生まれた。やがて、成長した彼女はこの次元では禁じられていた炎の魔法を練習し始める。周囲の制止も聞かずに己の魔法をふるう彼女に、両親や周りの人々は手を焼き、地元の少年を夫としてあてがって落ち着きを持たせようと考えた。 それを厭ったチャンドラは魔法で大爆発を引き起こし、その考えを改めさせようとするが…。

チャンドラのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが点る際、彼女は大きな教訓を得ることとなった。

炎に注ぐ油/Fuel for the Fire

ケファライ/Kephalaiの博物館より、重要な炎の巻物を盗み出すチャンドラ。衛兵たちやガーゴイルに追われ、ついにガーゴイルに捕まってしまう。空高くから川に落とされてしまったチャンドラはヤヤ・バラードの教えを思い出し、炎の呪文による大爆発を引き起こす。川からは遺体が揚がらなかったために追跡は打ち切りになる所だったが、衛兵の指揮官はチャンドラはまだ生きていることに気が付いた。炎で追っ手の目を眩ませていた間にチャンドラはプレインズウォークしていたのだった。

レガーサに帰還したチャンドラは、世話人の女性二人とブラノン少年にケファライや巻物についての土産話をしていた。そこにケファライの星の聖域/The Sanctum of the Starsの僧院長/The Prelateに雇われたプレインズウォーカー、ジェイス・ベレレン/Jace Belerenが現れる。ブラノンたちに避難勧告をし、チャンドラはジェイスに立ち向かう。チャンドラはジェイスが彼女の精神を読もうとした隙に、炎の呪文による爆発を引き起こす。ジェイスを吹き飛ばして撃退したかと思ったチャンドラだが、彼は傷一つ負っておらず、逆にブラノンを人質に取られてしまった。

ブラノンの身柄と引き換えに巻物を要求され、チャンドラは従おうとする。しかし、彼女がブラノンに呼びかけると別の場所から少年が現れた。人質がジェイスによる幻影であることが発覚し、二人は再び闘いを繰り広げる。一度はジェイスを撃退してブラノンの安全を確保したと思ったチャンドラだったが、そのブラノンもジェイスの幻影であった。隙をつかれてジェイスに倒されたチャンドラは巻物を奪われその内容の記憶も消されてしまった[3]。しかし、彼女は既にケラル・キープの僧院に大量の巻物の複製を作らせていたのだった。

The Purifying Fire(2)

レガーサではヘリウド騎士団/the Order of Heliudとそのリーダーであるウォルバート3世/Walbert IIIが世界を彼らの規律によって統べようとその勢力を伸ばしていた。そのことにより彼らと西の森の住人たちと軋轢が生じており、政治的に緊張した状態となっていた。ケラル・キープの僧院を治めるマザー・ルチ/Mother Lutiは、チャンドラの能力に目をつけたウォルバート3世を逸らすために、かつてジェイスに奪還された巻物の複製の解読が行き詰ってしまっていたのもあってチャンドラを再びケファライに赴かせる。

そして、チャンドラの次元を股にかけた冒険の旅が始まる…。

Journey to the Eye

巻物の写しを持ってゼンディカー/Zendikarへと赴いたチャンドラ。アクーム/Akoum山脈のアーファ/Affaの町の探検協会の酒場において、主人にゼンディカーの現在の不安定な状況によって魔法は当てにならないという警告と、遺跡の賢者として名高いアノワン/Anowonについての情報を得る。アノワンのベースキャンプまでの案内者を雇うが何度も失敗してしまうが、多くの犠牲を出しつつ四度目の正直でようやく目的地にたどり着く。

チャンドラの協力要請を手厳しく断るアノワンだが、彼女がウギンの目/Eye of Uginへの地図を持っていることに言及すると態度を変えて案内を引き受ける。アノワンは案内のために地図を見せるように要求するが、チャンドラは今はそれを持っておらず暗記してあると嘘をつく。二人は谷でキャンプを張って一晩過ごすことにするが、地図を見ている所をアノワンに見られてしまうことによって彼女の嘘が露見した。それを奪おうとするアノワンに寝込みを襲われ、反撃するもチャンドラの炎の呪文は上手く発動しなかった。探検協会での警告を思い出すも時すでに遅く、アノワンに押さえ込まれてしまう。死を認識しかけたチャンドラの危機は、突然アノワンを後ろから殴り倒した人物によって救われる。その人物は意外にもサルカン・ヴォル/Sarkhan Volだった。

Awakenings

アノワンから救われたはずが、今度はサルカンに襲われるチャンドラ。サルカンに放った彼女の炎の呪文は上手く制御できずに途中で爆発してしまう。その炎に反応したサルカンは攻撃をやめ、ウギンの名を口にする。チャンドラはウギンの目への案内を頼むとサルカンは了承し、面晶体/Hedronの洞窟の中へ彼女を導いた。目的の場所にたどり着くと、彼女を目の生け贄に捧げるためにサルカンはドラゴン変化/Form of the Dragon[4]して再び襲い掛かる。

ドラゴンからの攻撃を必死に回避している最中、別の入り口からジェイスが目に到達する。呪文が面晶体に吸収されていることと巻物の暗号に気付いたジェイスの助言により、チャンドラは透明な炎(Sheer Fire)を使い、さらにジェイスの双つ術/Twincastによって二度目を放ちドラゴンを倒す。

巻物が示す場所を誰から聞いたのかの記憶をジェイスに読まれる前に、チャンドラはその人物に報復するために何処かへプレインズウォークした。

マジック2014―デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ

チャンドラは協力者と共に、巻物について彼女を唆した男、ラマーズ/Ramazを追って次元を駆けまわった。イニストラード/Innistradではラマーズに渡されたアヴァシン/Avacynの聖印つきペンダントのせいでアヴァシン教会/The Church of Avacynの信徒たちに盗賊として襲われ、騎士シギスムンド/Sigismundを倒して彼の外套の留め具を得た。ゼンディカーでは情報を得ようとエルフの魔道士ギランダー/Girunderを痛めつけて壊れた杖を奪った。シャンダラー/Shandalar奇妙な生物の事をラマーズが語っていたことから掘り出し物を求めて向い、スリヴァーの群れのシャーマンであるエス・ニーレック/Ess-Nelekの手からスリヴァーの化石を奪いとった。かつてラマーズが語ったジャンド/Jundのゴブリン竜術師/dracomancerのクラファ/Krufaからサングライト/Sangriteの欠片を奪い、ラヴニカではラマーズの仲間であるディミーア家/House Dimirギルド魔道士のゾリスラヴ/Zorislavからディミーアの思考帯/the Dimir thought ribbonを得た。これらの手がかりによってラマーズの居場所をカルドハイム/Kaldheimだと特定したチャンドラと協力者は彼を倒すものの逃げられてしまった。

チャンドラは協力者に礼を言って何処かへとプレインズウォークした。

プレインズウォーカー達の現状

その後、チャンドラはラマーズの背後にいるのがニコル・ボーラス/Nicol Bolasであることを突き止めたものの、ボーラスを追跡するまでには至らず、現在はレガーサのケラル・キープの僧院に帰還しているようである。

登場

登場カード

デュエルデッキ

カード名に登場

アーチエネミー
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage
基本セット2011
チャンドラの吐火/Chandra's Spitfire、チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage
基本セット2012
チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix、チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage
基本セット2012 BOX特典カード
チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix
基本セット2013
チャンドラの憤怒/Chandra's Fury
基本セット2014
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage、チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix

フレイバー・テキストに登場

アーチエネミー
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage
基本セット2010
業火の精霊/Inferno Elemental
ゼンディカー
地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder
ワールドウェイク
遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage轟く余震/Rumbling Aftershocks
基本セット2011
紅蓮地獄/Pyroclasm
基本セット2012
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage、炎の円/Circle of Flame火葬/Incinerate
基本セット2013
火口化/Craterize炬火の炎/Flames of the Firebrand
基本セット2014
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage、炬火の炎/Flames of the Firebrand
基本セット2015
炎の円/Circle of Flame

イラストに登場

ジェイスvsチャンドラ
火葬/Incinerate炎の印章/Seal of Fire
アーチエネミー
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage
プレインチェイス2012
空間の接合/Spatial Merging
ゼンディカー
マグマの裂け目/Magma Rift
基本セット2011
チャンドラの吐火/Chandra's Spitfire、チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage
基本セット2012
チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix、チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage
基本セット2012 BOX特典カード
チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix
基本セット2013
チャンドラの憤怒/Chandra's Fury、炬火の炎/Flames of the Firebrand
基本セット2014
チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage、チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix、炬火の炎/Flames of the Firebrand
基本セット2015
衝動的な行動/Act on Impulse

登場作品・登場記事

脚注

  1. 次元渡りの覗き見:モーニングタイドの風景(Internet Archive)
  2. 燃え尽きぬ炎(1) あとがき
  3. Card of the Day - Wednesday, March 10, 2010
  4. Card of the Day - Thursday, March 11, 2010

参考

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