ファイレクシア・マナ

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*新たなるファイレクシア発売当時では、ファイレクシア・マナ・シンボルの支払い方(マナで支払うのか、ライフで支払うのか)を決定するタイミングが、総合ルールで定められていなかった。そのため、例えば[[四肢切断/Dismember]]を[[不特定マナ]]1点とライフ4点で支払おうとした場合、[[三なる宝球/Trinisphere]]で[[コスト]]が増えるのかが[[未解決問題]]であった。2011年6月の総合ルール更新で、ファイレクシア・マナ・シンボルをどう支払うかは、[[混成マナ・シンボル]]と同じタイミングで選ぶ事になった。
 
*新たなるファイレクシア発売当時では、ファイレクシア・マナ・シンボルの支払い方(マナで支払うのか、ライフで支払うのか)を決定するタイミングが、総合ルールで定められていなかった。そのため、例えば[[四肢切断/Dismember]]を[[不特定マナ]]1点とライフ4点で支払おうとした場合、[[三なる宝球/Trinisphere]]で[[コスト]]が増えるのかが[[未解決問題]]であった。2011年6月の総合ルール更新で、ファイレクシア・マナ・シンボルをどう支払うかは、[[混成マナ・シンボル]]と同じタイミングで選ぶ事になった。
 
*コストの一部をライフで支払うことができるというのは、本来[[赤]]や[[黒]]に割り当てられるべきメカニズムだが、これは5色全てに採用されている。またコストの色拘束を無視できることから、デッキの色構成観点で本来は得づらい効果を持つカードを採用することもできてしまう。様々な意味で[[色の役割]]を逸脱してしまった仕組みであるといえる。
 
*コストの一部をライフで支払うことができるというのは、本来[[赤]]や[[黒]]に割り当てられるべきメカニズムだが、これは5色全てに採用されている。またコストの色拘束を無視できることから、デッキの色構成観点で本来は得づらい効果を持つカードを採用することもできてしまう。様々な意味で[[色の役割]]を逸脱してしまった仕組みであるといえる。
**[[Mark Rosewater]]はコラム[http://mtg-jp.com/reading/translated/001988/ デザイン演説2011]にて「思い返してみると、ライフの支払いでコストを代替していい効果についてはもっと渋るべきだった」と述べている。
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**[[Mark Rosewater]]はコラム[http://mtg-jp.com/reading/translated/001988/ デザイン演説2011]にて「思い返してみると、ライフの支払いでコストを代替していい効果についてはもっと渋るべきだった」と述べている。また、コラム[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0014953/ モダン一問一答]では、「効果は通常アーティファクトがするようなことに絞るべき」と開発時に主張していた事を明らかにしている。
 
**[[渡辺雄也]]曰く「マジック史上一番作っちゃ駄目だったメカニズム」「残りのやらかしメカニズムが全部かわいく見えるぐらいのやらかしメカニズム」([[マナバーン|マナバーン2013]]より)。
 
**[[渡辺雄也]]曰く「マジック史上一番作っちゃ駄目だったメカニズム」「残りのやらかしメカニズムが全部かわいく見えるぐらいのやらかしメカニズム」([[マナバーン|マナバーン2013]]より)。
 
*通常のマナ・シンボルより少し大きめに印刷されている。({{Gatherer|id=230082|参考}})
 
*通常のマナ・シンボルより少し大きめに印刷されている。({{Gatherer|id=230082|参考}})

2017年2月12日 (日) 10:15時点における版

ファイレクシア・マナ/Phyrexian Manaとは、円の中にΦ(ファイレクシアの紋章)が描かれたマナ・シンボルのこと。新たなるファイレクシアで初登場した。


Dismember / 四肢切断 (1)(黒/Φ)(黒/Φ)
インスタント

((黒/Φ)は(黒)でも2点のライフでも支払うことができる。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-5/-5の修整を受ける。


ファクレクシア・マナ・シンボルは、マナ・シンボルの背景色の色マナ1点か、2点のライフ支払うことができる。

目次

ルール

  • ファイレクシア・マナ・シンボルをコストに含む呪文能力唱える/起動するとき、代替コスト追加コストの支払い、Xの値を決定した後にファイレクシア・マナ・シンボルを各シンボルごとにその色のマナで支払うか、2点のライフで支払うか決定する。
  • これをマナ・コストに含むカードは、マナ・シンボル背景色の色を持つ。無色ではない。
  • これをマナ・コストに含むカードの点数で見たマナ・コストを計算する際には、この部分を1で計算する。
  • 何らかの効果がファイレクシア・マナ・シンボルで表されるマナ1点をプレイヤーのマナ・プールに加える場合には、そのシンボルの色のマナ1点をそのプレイヤーのマナ・プールに加える。
  • 背景に色がないファイレクシア・シンボル(Φ)だけが書かれていた場合、それは任意の色のファイレクシア・マナを表す(憤怒の抽出機/Rage Extractorで用いられている表現)。
  • 総合ルール等の文章中では、{W/P}など色マナ・シンボルの表記に/Pを加えた形で表される。

その他

  • その名の通り、ミラディン/Mirrodinを覆い尽くしたファイレクシア/Phyrexiaの魔力の表現である。ファイレクシア・マナを用いるカードは全てファイレクシア陣営に属している。
  • 新たなるファイレクシアに収録されているものは、パーマネント・カードの場合、カード・タイプに必ずアーティファクトを含む有色アーティファクトである。
  • 新たなるファイレクシア発売当時では、ファイレクシア・マナ・シンボルの支払い方(マナで支払うのか、ライフで支払うのか)を決定するタイミングが、総合ルールで定められていなかった。そのため、例えば四肢切断/Dismember不特定マナ1点とライフ4点で支払おうとした場合、三なる宝球/Trinisphereコストが増えるのかが未解決問題であった。2011年6月の総合ルール更新で、ファイレクシア・マナ・シンボルをどう支払うかは、混成マナ・シンボルと同じタイミングで選ぶ事になった。
  • コストの一部をライフで支払うことができるというのは、本来に割り当てられるべきメカニズムだが、これは5色全てに採用されている。またコストの色拘束を無視できることから、デッキの色構成観点で本来は得づらい効果を持つカードを採用することもできてしまう。様々な意味で色の役割を逸脱してしまった仕組みであるといえる。
    • Mark Rosewaterはコラムデザイン演説2011にて「思い返してみると、ライフの支払いでコストを代替していい効果についてはもっと渋るべきだった」と述べている。また、コラムモダン一問一答では、「効果は通常アーティファクトがするようなことに絞るべき」と開発時に主張していた事を明らかにしている。
    • 渡辺雄也曰く「マジック史上一番作っちゃ駄目だったメカニズム」「残りのやらかしメカニズムが全部かわいく見えるぐらいのやらかしメカニズム」(マナバーン2013より)。
  • 通常のマナ・シンボルより少し大きめに印刷されている。(参考

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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