プロツアー「アモンケット」

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'''プロツアー「[[アモンケット]]」'''/''Pro Tour Amonkhet''は、[[2017年]]にアメリカのテネシー州・ナッシュビルで開催された、[[スタンダード]]と[[ブースター・ドラフト]]の[[プロツアー]]。
 
'''プロツアー「[[アモンケット]]」'''/''Pro Tour Amonkhet''は、[[2017年]]にアメリカのテネシー州・ナッシュビルで開催された、[[スタンダード]]と[[ブースター・ドラフト]]の[[プロツアー]]。
  
スタンダード部門の初日の使用率では、[[マルドゥ機体]](26.2%)と[[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]](19.6%)が前評判通りにそれぞれ1位・2位となり、さらにあまり注目されていなかった[[ゾンビ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒単ゾンビ]]が16.7%で3位につけた<ref>[http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptakh/pro-tour-amonkhet-day-one-standard-metagame-breakdown-2017-05-12 Pro Tour Amonkhet Day One Standard Metagame Breakdown]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptakh17/article/018763/ プロツアー『アモンケット』 初日スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン](イベントカバレージ [[Frank Karsten]]著)</ref>。
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スタンダード部門の初日の使用率では、[[マルドゥ機体#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|マルドゥ機体]](26.2%)と[[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]](19.6%)が前評判通りにそれぞれ1位・2位となり、さらにあまり注目されていなかった[[ゾンビ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒単ゾンビ]]が16.7%で3位につけた<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptakh/pro-tour-amonkhet-day-one-standard-metagame-breakdown-2017-05-12 Pro Tour Amonkhet Day One Standard Metagame Breakdown]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptakh17/article/018763/ プロツアー『アモンケット』 初日スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン](イベントカバレージ [[Frank Karsten]]著)</ref>。
  
2日目進出率では、霊気池の驚異とゾンビが7割を超える一方で、[[メタる|メタられ]]ていたマルドゥ機体は58%に留まった<ref>[http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptakh/pro-tour-amonkhet-day-two-standard-metagame-breakdown-2017-05-13 Pro Tour Amonkhet Day Two Standard Metagame Breakdown]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptakh17/article/018813/ プロツアー『アモンケット』 2日目スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン](同上)</ref>。霊気池の驚異とゾンビはその後も快進撃を続け、この2つでTop8に7人を送り込む結果となった。
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2日目進出率では、霊気池の驚異とゾンビが7割を超える一方で、[[メタる|メタられ]]ていたマルドゥ機体は58%に留まった<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptakh/pro-tour-amonkhet-day-two-standard-metagame-breakdown-2017-05-13 Pro Tour Amonkhet Day Two Standard Metagame Breakdown]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptakh17/article/018813/ プロツアー『アモンケット』 2日目スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン](同上)</ref>。霊気池の驚異とゾンビはその後も快進撃を続け、この2つでTop8に7人を送り込む結果となった。
  
日本からはチーム「Musashi」に所属する[[行弘賢]]と[[渡辺雄也]]がTop8に進出。だが黒単ゾンビを駆る[[Gerry Thompson]]が準決勝と決勝で2人を破り、かつて[[グランプリ]]優勝を果たしたナッシュビルの地で、今度は初のプロツアー優勝を成し遂げた。
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日本からはチーム「[[Musashi]]」に所属する[[行弘賢]]と[[渡辺雄也]]がTop8に進出し、[[プロツアー#プロツアー・チームシリーズ|プロツアー・チームシリーズ]]1位独走に貢献した。だが、黒単ゾンビを駆る[[Gerry Thompson]]が準決勝と決勝でその2人を破り、かつて[[グランプリ]]優勝を果たしたナッシュビルの地で、今度は初のプロツアー優勝を成し遂げた。
*決勝トーナメントでは[[プロツアー「カラデシュ」]]と[[プロツアー「霊気紛争」]]のパラマストーナメント方式から、従来の[[シングル・エリミネーション]]方式に戻された。
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*[[スーパーサンデーシリーズチャンピオンシップ]]が廃止となった特別処置として、同大会最後の優勝者である斎藤慎也が特別招待枠で出場した。(特別招待枠によるプロツアー出場者は、日本人では[[糸谷哲郎]]以来2例目。)([http://coverage.mtg-jp.com/ptakh17/article/018767/ 参考]
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*決勝トーナメントは[[プロツアー「カラデシュ」]]と[[プロツアー「霊気紛争」]]のパラマストーナメント方式から、従来の[[シングル・エリミネーション]]方式に戻された。これは、パラマストーナメントでは「Top8に入るための[[インテンショナル・ドロー]]を減らす」という目的を十分に果たせなかったため<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/organized-play/ixalan-worlds-pro-tour-nationals-and-rptqs-2017-04-18 Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs]/[http://mtg-jp.com/publicity/0018681/ 『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ](Organized Play 2017年4月18日 [[Helene Bergeot]]著)</ref>。
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*[[スーパーサンデーシリーズチャンピオンシップ]]の廃止に伴う特例処置として、同大会最後の優勝者である[[斎藤慎也]]が特別招待枠で出場した<ref>[http://coverage.mtg-jp.com/ptakh17/article/018767/ プロツアー『アモンケット』日本人プレイヤー初日成績一覧](イベントカバレージ [[金子真実]]著)</ref>(特別招待枠によるプロツアー出場者は、日本人では[[糸谷哲郎]]以来2例目)。
  
 
==基本データ==
 
==基本データ==
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==上位入賞者==
 
==上位入賞者==
*優勝 [[Gerry Thompson]] [[ゾンビ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒単ゾンビ]]
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*準優勝 [[渡辺雄也]] [[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]]
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*第3位 [[行弘賢]] [[黒緑巻きつき蛇#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒緑エネルギー]]
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*第4位 [[Martin Müller]] [[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]]
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*第5位 [[Chris Fennell]] [[ゾンビ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|白黒ゾンビ]]
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|優勝||[[Gerry Thompson]]||Mutiny||[[ゾンビ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒単ゾンビ]]
*第6位 [[Marc Tobiasch]] [[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]]
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*第7位 [[Christian Calcano]] [[ゾンビ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒単ゾンビ]]
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|準優勝||[[渡辺雄也]]||[[Musashi]]||[[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]]
*第8位 [[Eric Froehlich]] [[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]]
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|第3位||[[行弘賢]]||[[Musashi]]||[[黒緑巻きつき蛇#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒緑エネルギー]]
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|第4位||[[Martin Müller]]||[[Genesis]]||[[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]]
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|第5位||[[Chris Fennell]]||Lingering Souls||[[ゾンビ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|白黒ゾンビ]]
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|第6位||[[Marc Tobiasch]]||Eureka||[[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]]
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|第7位||[[Christian Calcano]]||MTG Bent Card||[[ゾンビ (デッキ)#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|黒単ゾンビ]]
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|第8位||[[Eric Froehlich]]||Puzzle Quest||[[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|ティムール霊気池]]
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==脚注==
 
==脚注==
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==参考==
 
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*[http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptakh Thompson's Relentless Run](公式サイト、英語)
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*[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptakh Thompson's Relentless Run](公式サイト、英語)
 
*[http://coverage.mtg-jp.com/ptakh17/ プロツアー『アモンケット』 イベントカバレージ](mtg-jp.com)
 
*[http://coverage.mtg-jp.com/ptakh17/ プロツアー『アモンケット』 イベントカバレージ](mtg-jp.com)
 
*[[トーナメント記録]]
 
*[[トーナメント記録]]

2017年10月13日 (金) 20:26時点における版

プロツアー「アモンケット/Pro Tour Amonkhetは、2017年にアメリカのテネシー州・ナッシュビルで開催された、スタンダードブースター・ドラフトプロツアー

スタンダード部門の初日の使用率では、マルドゥ機体(26.2%)とティムール霊気池(19.6%)が前評判通りにそれぞれ1位・2位となり、さらにあまり注目されていなかった黒単ゾンビが16.7%で3位につけた[1]

2日目進出率では、霊気池の驚異とゾンビが7割を超える一方で、メタられていたマルドゥ機体は58%に留まった[2]。霊気池の驚異とゾンビはその後も快進撃を続け、この2つでTop8に7人を送り込む結果となった。

日本からはチーム「Musashi」に所属する行弘賢渡辺雄也がTop8に進出し、プロツアー・チームシリーズ1位独走に貢献した。だが、黒単ゾンビを駆るGerry Thompsonが準決勝と決勝でその2人を破り、かつてグランプリ優勝を果たしたナッシュビルの地で、今度は初のプロツアー優勝を成し遂げた。

基本データ

上位入賞者

順位 プレイヤー名 チーム 構築の使用デッキ
優勝 Gerry Thompson Mutiny 黒単ゾンビ
準優勝 渡辺雄也 Musashi ティムール霊気池
第3位 行弘賢 Musashi 黒緑エネルギー
第4位 Martin Müller Genesis ティムール霊気池
第5位 Chris Fennell Lingering Souls 白黒ゾンビ
第6位 Marc Tobiasch Eureka ティムール霊気池
第7位 Christian Calcano MTG Bent Card 黒単ゾンビ
第8位 Eric Froehlich Puzzle Quest ティムール霊気池

脚注

  1. Pro Tour Amonkhet Day One Standard Metagame Breakdown/プロツアー『アモンケット』 初日スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン(イベントカバレージ Frank Karsten著)
  2. Pro Tour Amonkhet Day Two Standard Metagame Breakdown/プロツアー『アモンケット』 2日目スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン(同上)
  3. Ixalan, Worlds, Pro Tour, Nationals, and RPTQs/『イクサラン』の発表ならびに世界選手権およびプロツアー、国別選手権、プロツアー地域予選についてのお知らせ(Organized Play 2017年4月18日 Helene Bergeot著)
  4. プロツアー『アモンケット』日本人プレイヤー初日成績一覧(イベントカバレージ 金子真実著)

参考

2017シーズン
世界選手権
ワールドカップ
世界選手権 - ワールド・マジック・カップ
国別選手権 日本 - イングランド - アメリカ
プロツアー プロツアー「霊気紛争」(ダブリン) - プロツアー「アモンケット」(ナッシュビル) - プロツアー「破滅の刻」(京都) - プロツアー「イクサラン」(アルバカーキ)
グランプリ
16-17シーズン ルイビル - サンノゼ - プラハ - ピッツバーグ - バンクーバー - ブリスベン - ユトレヒト - ニュージャージー春 - バルセロナ - 静岡春 - ポルトアレグレ - オーランド - サンアントニオ - メキシコシティ - リッチモンド - ボローニャ - 北京 - モントリオール - サンティアゴ - コペンハーゲン - 神戸 - オマハ - アムステルダム - マニラ - ラスベガスレガシーリミテッドモダン) - クリーブランド - シドニー - トロント - 京都
イクサラン
サイクル
ミネアポリス - バーミンガム - サンパウロ - デンバー - インディアナポリス - メッス - ワシントンDC - トリノ - プロビデンス - 静岡秋 - フェニックス - リバプール - 香港 - アトランタ - ワルシャワ - 上海
イクサランの相克
サイクル
ポートランド - リヨン - オクラホマシティ - マドリード - ニュージャージー冬 - シンガポール
その他 チームシリーズ決勝 - SSSチャンピオンシップ - ヴィンテージ - レガシー - ヨーロッパヴィンテージ - ヨーロッパレガシー - Finals
1995-19961996-19971997-19981998-19991999-20002000-20012001-20022002-20032003-20042004-20052006200720082009201020112012201320142015201620172018201920202020-20212021-20222022-20232023-2024
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