世界選手権16

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[[スタンダード]]では型の違いこそあれどいずれの[[デッキ]]も[[集合した中隊/Collected Company]]か[[約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End]]のどちらか一方を採用しており、出場者の[[Luis Scott-Vargas]]が「エムラクールvs集合した中隊」と評する[[メタゲーム]]となった([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/2016wc/standard-metagame-overview-2016-09-01 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/mtgwc16/article/017463/ 翻訳])。
 
[[スタンダード]]では型の違いこそあれどいずれの[[デッキ]]も[[集合した中隊/Collected Company]]か[[約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End]]のどちらか一方を採用しており、出場者の[[Luis Scott-Vargas]]が「エムラクールvs集合した中隊」と評する[[メタゲーム]]となった([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/2016wc/standard-metagame-overview-2016-09-01 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/mtgwc16/article/017463/ 翻訳])。
  
[[モダン]]では直前の[[グランプリ]]までの混沌としたメタゲームとは裏腹に3分の1もの[[プレイヤー]]が[[PT Junk#モダン|アブザン]]を使用したことで一大勢力となる。これはデッキの安定性に加えて、[[バーン#モダン|バーン]]や当時の[[Magic Online]]で蔓延する[[Super Crazy Zoo]]といった攻撃的なデッキがプレイされると予想されたためであったが、蓋を開けてみるとそれらの使用者は皆無で[[親和 (デッキ)#モダン|親和]]や[[感染 (デッキ)#モダン|感染]]も1名ずつにとどまったため、アブザンはモダンラウンドの勝率が50%を切る形に終わる。そして[[ヴァラクート#赤緑|タイタン・シフト]]や[[エルドラージ (デッキ)#緑白青|バント・エルドラージ]]などのアブザンと互角以上に戦えるデッキが好成績を残した([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/2016wc/modern-metagame-2016-09-03 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/mtgwc16/article/017508/ 翻訳])。
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[[モダン]]では直前の[[グランプリ]]までの混沌としたメタゲームとは裏腹に3分の1もの[[プレイヤー]]が[[黒緑白ビートダウン#モダン|アブザン]]を使用したことで一大勢力となる。これはデッキの安定性に加えて、[[バーン#モダン|バーン]]や当時の[[Magic Online]]で蔓延する[[Super Crazy Zoo]]といった攻撃的なデッキがプレイされると予想されたためであったが、蓋を開けてみるとそれらの使用者は皆無で[[親和 (デッキ)#モダン|親和]]や[[感染 (デッキ)#モダン|感染]]も1名ずつにとどまったため、アブザンはモダンラウンドの勝率が50%を切る形に終わる。そして[[ヴァラクート#赤緑|タイタン・シフト]]や[[エルドラージ (デッキ)#緑白青|バント・エルドラージ]]などのアブザンと互角以上に戦えるデッキが好成績を残した([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/2016wc/modern-metagame-2016-09-03 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/mtgwc16/article/017508/ 翻訳])。
  
 
そんな中メタゲームを読みきったデッキチューンで予選ラウンドを1位で通過した[[Brian Braun-Duin]]がそのまま決勝プレイオフも勝ち進み、栄光を掴んだ。
 
そんな中メタゲームを読みきったデッキチューンで予選ラウンドを1位で通過した[[Brian Braun-Duin]]がそのまま決勝プレイオフも勝ち進み、栄光を掴んだ。

2019年9月9日 (月) 17:18時点における版

世界選手権16/World Championships 2016は、2016年にアメリカ・ワシントン州のシアトルで開催された世界選手権。大型ゲームイベント「PAX West」と併催された。

日本勢は八十岡翔太渡辺雄也玉田遼一瀧村和幸の4名が出場。渡辺雄也は世界選手権の連続出場記録を更新し、八十岡翔太プレイヤー選手権12以来となる世界選手権の予選ラウンド抜けを果たした。

スタンダードでは型の違いこそあれどいずれのデッキ集合した中隊/Collected Company約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised Endのどちらか一方を採用しており、出場者のLuis Scott-Vargasが「エムラクールvs集合した中隊」と評するメタゲームとなった(参考/翻訳)。

モダンでは直前のグランプリまでの混沌としたメタゲームとは裏腹に3分の1ものプレイヤーアブザンを使用したことで一大勢力となる。これはデッキの安定性に加えて、バーンや当時のMagic Onlineで蔓延するSuper Crazy Zooといった攻撃的なデッキがプレイされると予想されたためであったが、蓋を開けてみるとそれらの使用者は皆無で親和感染も1名ずつにとどまったため、アブザンはモダンラウンドの勝率が50%を切る形に終わる。そしてタイタン・シフトバント・エルドラージなどのアブザンと互角以上に戦えるデッキが好成績を残した(参考/翻訳)。

そんな中メタゲームを読みきったデッキチューンで予選ラウンドを1位で通過したBrian Braun-Duinがそのまま決勝プレイオフも勝ち進み、栄光を掴んだ。

  • スタンダードでは24人すべての出場者がを含むデッキを選択し、森/Forestの採用率が100%であった。
  • 新体制になった2012年の世界選手権から、リミテッドではキューブドラフトや特殊セットによるドラフトといった一風変わった形式が採用され続けていたが、この年は当時の最新ブロックを用いたドラフトのみに収まっている。
  • 前年より賞金総額が250,000米ドルに増額され、出場枠の新設・廃止も多数行われた(詳細は世界選手権を参照のこと)。
  • 期間中にはカラデシュのプレビュー・ショーも同時に行われた。

基本データ

参加者

順位 プレイヤー名 出場枠 スタンダードの使用デッキ モダンの使用デッキ 予選ラウンド
優勝 Brian Braun-Duin グランプリ・マスター バント人間カンパニー バント・エルドラージ 10勝3敗1分
準優勝 Marcio Carvalho ドラフト・マスター バント・カンパニー アブザン 9勝4敗1分
第3位 Oliver Tiu 構築マスター ターボ・エムラクール タイタン・シフト 9勝4敗1分
第4位 八十岡翔太 アジア太平洋ランキング1位 バント・カンパニー アブザン・カンパニー 9勝5敗
第5位 Lukas Blohon 欧州ランキング1位(注1) ジャンド昂揚 スケープシフト 9勝5敗
第6位 Luis Scott-Vargas 北米ランキング3位(注2) ティムール現出 アブザン 9勝5敗
第7位 Jiachen Tao プロツアー「ゲートウォッチの誓い」優勝 黒緑昂揚 白黒トークン 8勝6敗
第8位 Seth Manfield 北米ランキング2位(注3) バント・スピリット アブザン 8勝6敗
第9位 Thiago Saporito 南米ランキング2位 バント・カンパニー アブザン 8勝6敗
第10位 Steve Rubin プロツアー「イニストラードを覆う影」優勝 青緑クラッシュ バント・エルドラージ 7勝6敗1分
第11位 Mike Sigrist 世界ランキング5位 ティムール現出 アブザン 7勝7敗
第12位 Reid Duke 北米ランキング4位 ターボ・エムラクール ジャンド 7勝7敗
第13位 Brad Nelson 世界ランキング4位 バント人間カンパニー ジャンド 7勝7敗
第14位 Joel Larsson 欧州ランキング3位 バント人間カンパニー 死せる生 7勝7敗
第15位 Paulo Vitor Damo da Rosa 南米ランキング1位 ティムール現出 アブザン 7勝7敗
第16位 渡辺雄也 アジア太平洋ランキング2位 バント人間カンパニー グリセルシュート 6勝8敗
第17位 Owen Turtenwald 北米ランキング1位(注4) バント・カンパニー 感染 6勝8敗
第18位 Ondřej Stráský 世界ランキング2位 ターボ・エムラクール タイタン・シフト 6勝8敗
第19位 Sam Pardee 世界ランキング1位 ティムール現出 アブザン 5勝9敗
第20位 Andrea Mengucci 世界ランキング3位 バント・カンパニー アブザン 5勝9敗
第21位 Niels Noorlander 2015 Magic Online Championship優勝 バント・カンパニー 親和 5勝9敗
第22位 瀧村和幸 プロツアー「戦乱のゼンディカー」優勝 ジャンド昂揚 ドレッジ 5勝9敗
第23位 玉田遼一 アジア太平洋ランキング3位 バント・カンパニー 青赤昇天 4勝10敗
第24位 Martin Müller 欧州ランキング2位 バント人間カンパニー 死せる生 3勝11敗

参考

2016シーズン
世界選手権
ワールドカップ
世界選手権 - ワールド・マジック・カップ大阪予選 - 東京予選 - 名古屋予選
プロツアー プロツアー「ゲートウォッチの誓い」(アトランタ) - プロツアー「イニストラードを覆う影」(マドリード) - プロツアー「異界月」(シドニー) - プロツアー「カラデシュ」(ホノルル)
グランプリ
第1シーズン オークランド - バンクーバー - 名古屋 - メキシコシティ - ヒューストン - デトロイト - ボローニャ - メルボルン - ワシントンDC - パリ
第2シーズン アルバカーキ - バルセロナ - 北京 - トロント - ニューヨーク - 東京 - ロサンゼルス - シャーロット - ミネアポリス - マンチェスター - コスタリカ
第3シーズン コロンバス - プラハ - ピッツバーグ - 台北 - サンパウロ - モントリオール - ストックホルム - シドニー - ポートランド - リミニ - インディアナポリス - リール - 広州
第4シーズン ルイビル - 京都 - アトランタ - ロンドン - クアラルンプール - プロビデンス - ワルシャワ - サンティアゴ - ダラスフォートワース - ロッテルダム - 千葉
第5シーズン デンバー - マドリード - ミルウォーキー
その他 SSSチャンピオンシップ - ヴィンテージ - レガシー - ヨーロッパヴィンテージ - ヨーロッパレガシー
1995-19961996-19971997-19981998-19991999-20002000-20012001-20022002-20032003-20042004-20052006200720082009201020112012201320142015201620172018201920202020-20212021-20222022-20232023-2024
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