入れ替え

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'''入れ替え'''/''switch''とは、[[効果]]の中には、[[パワー]][[タフネス]]を入れ替えるものが存在する。
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'''入れ替え'''/''switch''とは、[[パワー]][[タフネス]]を入れ替える[[効果]]。「[[交換]]」とは用法が完全に区別されている。
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このような効果は、[[種類別]]の第7d種に分類され、種類別のルールに従って処理する。種類別には第7d種より後に分類されているものは存在しないため、結局入れ替えは他の効果全てを適用したあとに適用されることになる。
  
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以下に例を挙げる。
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*1/2のクリーチャーが[[回れ右/About Face]]の効果を受けると2/1になる。
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*1/2のクリーチャーが何らかの効果で+0/+6の[[修整]]を受けて1/8になっているとき、回れ右を使うと8/1になる。
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*1/2のクリーチャーが回れ右の効果を受けて2/1のとき、何らかの効果で+0/+6の修整を受けると、8/1になる。
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*1/2のクリーチャーが回れ右の効果を受けて2/1のとき、何らかの効果で0/2に変更されると、2/0になる(その後[[状況起因処理]]で[[墓地]]に置かれる)。
  
このような効果は、[[種類別]]の第6e種に分類され、種類別のルールに従って処理する。
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パワーとタフネスを入れ替える[[能力]]を持つクリーチャーは、その能力に意味を持たせるために[[頭でっかち]]もしくはその逆であることが多い。[[戦闘ダメージ]]の[[割り振る|割り振り]]が[[スタック]]に置かれていた時期は、戦闘ダメージをスタックに乗せた後、[[解決]]前に入れ替えを行うことによって、擬似的にパワーとタフネスを大きい方で統一することができた。[[基本セット2010]]のルール変更により戦闘ダメージの割り振りはスタックに置かれなくなったため、このような能力を持つクリーチャーは弱体化したと言える。
  
種類別には第6e種よりあとに分類されているものは存在しないため、結局入れ替えは他の効果全てを適用したあとに適用されることになる。
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*2度入れ替え効果が適用されると、パワーとタフネスは通常通りに戻る。
 
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*入れ替え効果を持つ古いカードには「そのクリーチャーのパワーを変える効果はタフネスの値を変化させ、そのクリーチャーのタフネスを変える効果はパワーの値を変化させる。(Effects that alter the creature's power alter its toughness instead, and vice versa)」という記載があり、比較的複雑なテキストだった。現在はこの部分が実質的に種類別ルールの方に移されたため、それらも[[オラクル]]の変更を受けてシンプルなテキストとなっている。
以下に例を挙げる。
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*1/2のクリーチャーが[[回れ右/About Face]]を効果を受けると2/1になる。
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*1/2のクリーチャーが何らかの効果で+0/+6の修整を受けて1/8になっているとき、回れ右を使うと8/1になる。
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*1/2のクリーチャーが回れ右の効果を受けて2/1のとき、何らかの効果で+0/+6の修整を受けると、8/1になる。
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*1/2のクリーチャーが回れ右の効果を受けて2/1のとき、何らかの効果で0/2に変更されると、2/0になる。(その後[[状況起因効果]]で墓地に行く)
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==色の役割==
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入れ替え[[効果]]は[[黒]]の[[変成/Transmutation]]で初めて登場し、次に登場した[[幻影の悪鬼/Phantasmal Fiend]]も黒の[[カード]]。
  
パワーとタフネスを入れ替えられるクリーチャーは、その能力に意味を持たせるために[[頭でっかち]]もしくはその逆であることが多いが、戦闘時にダメージをスタックに乗せ、解決前に入れ替えを行うことによって擬似的にパワー、タフネスを大きい方で統一することができる。
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[[ウェザーライト]]以降は[[ドワーフの秘術師/Dwarven Thaumaturgist]]や[[回れ右/About Face]]が登場し、[[赤]]に移ってきた。
  
2度この効果が適用されると、パワーとタフネスは通常通りに戻る。
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その後は[[青]]に役割が移りつつあり、[[アクアミーバ/Aquamoeba]]などが登場する。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|入れ替え|入れ替え(switch)}}
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|入れ替え|入れ替え(switch)}}
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]

2020年6月23日 (火) 10:27時点における版

入れ替え/switchとは、パワータフネスを入れ替える効果。「交換」とは用法が完全に区別されている。


About Face / 回れ右 (赤)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、そのパワーとタフネスを入れ替える。



Merfolk Thaumaturgist / マーフォークの秘術師 (2)(青)
クリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ウィザード(Wizard)

(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、そのパワーとタフネスを入れ替える。

1/2

このような効果は、種類別の第7d種に分類され、種類別のルールに従って処理する。種類別には第7d種より後に分類されているものは存在しないため、結局入れ替えは他の効果全てを適用したあとに適用されることになる。

以下に例を挙げる。

  • 1/2のクリーチャーが回れ右/About Faceの効果を受けると2/1になる。
  • 1/2のクリーチャーが何らかの効果で+0/+6の修整を受けて1/8になっているとき、回れ右を使うと8/1になる。
  • 1/2のクリーチャーが回れ右の効果を受けて2/1のとき、何らかの効果で+0/+6の修整を受けると、8/1になる。
  • 1/2のクリーチャーが回れ右の効果を受けて2/1のとき、何らかの効果で0/2に変更されると、2/0になる(その後状況起因処理墓地に置かれる)。

パワーとタフネスを入れ替える能力を持つクリーチャーは、その能力に意味を持たせるために頭でっかちもしくはその逆であることが多い。戦闘ダメージ割り振りスタックに置かれていた時期は、戦闘ダメージをスタックに乗せた後、解決前に入れ替えを行うことによって、擬似的にパワーとタフネスを大きい方で統一することができた。基本セット2010のルール変更により戦闘ダメージの割り振りはスタックに置かれなくなったため、このような能力を持つクリーチャーは弱体化したと言える。

  • 2度入れ替え効果が適用されると、パワーとタフネスは通常通りに戻る。
  • 入れ替え効果を持つ古いカードには「そのクリーチャーのパワーを変える効果はタフネスの値を変化させ、そのクリーチャーのタフネスを変える効果はパワーの値を変化させる。(Effects that alter the creature's power alter its toughness instead, and vice versa)」という記載があり、比較的複雑なテキストだった。現在はこの部分が実質的に種類別ルールの方に移されたため、それらもオラクルの変更を受けてシンプルなテキストとなっている。

色の役割

入れ替え効果変成/Transmutationで初めて登場し、次に登場した幻影の悪鬼/Phantasmal Fiendも黒のカード

ウェザーライト以降はドワーフの秘術師/Dwarven Thaumaturgist回れ右/About Faceが登場し、に移ってきた。

その後はに役割が移りつつあり、アクアミーバ/Aquamoebaなどが登場する。

参考

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