出来事 (デッキ)

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;黒緑
 
;黒緑
 
:[[黒緑]]のタイプ。'''ゴルガリ・アドベンチャー'''(''Golgari Adventures'')と呼ばれる。
 
:[[黒緑]]のタイプ。'''ゴルガリ・アドベンチャー'''(''Golgari Adventures'')と呼ばれる。
:[[穢れ沼の騎士/Foulmire Knight]][[残忍な騎士/Murderous Rider]]、[[真夜中の騎士団/Order of Midnight]]といった[[黒]]の当事者カードが用いられる。
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:[[穢れ沼の騎士/Foulmire Knight]][[残忍な騎士/Murderous Rider]]などの[[黒]]の当事者カードが用いられる。[[エルドレインの王権]]参入直後の出来事デッキの中心的存在。
:登場当初は[[幸運のクローバー/Lucky Clover]]まで採用した[[出来事]][[シナジー]]重視型が模索されていたが、[[Piotr Głogowski]]が[[マジック・プロリーグ19]]で[[グッドスタッフ]]に寄せたタイプを使用し<ref name="CG1">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/competitive-gaming/eldraine-split-sapphire-division-decklists Eldraine Split Sapphire Division Decklists](Competitive Gaming [[2019年]]9月30日)</ref>ディビジョン優勝を果たしたことで、そちらが主流となった。その後は[[緑]]中心の環境に[[害悪な掌握/Noxious Grasp]]が刺さることもあり、後述するティムール・アドベンチャーの隆盛まで出来事デッキの中心的存在となっていた。
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:詳細は[[ゴルガリ・アドベンチャー]]を参照。
:*亜種として、[[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant]]などのために[[赤]]を[[タッチ]]した[[黒赤緑]]の'''ジャンド・アドベンチャー'''(''Jund Adventures'')と呼ばれるタイプも存在する。
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;緑白
 
;緑白
 
:[[緑白]]のタイプ。'''セレズニア・アドベンチャー'''(''Selesnya Adventures'')と呼ばれる。
 
:[[緑白]]のタイプ。'''セレズニア・アドベンチャー'''(''Selesnya Adventures'')と呼ばれる。
:[[フェアリーの導母/Faerie Guidemother]]、[[巨人落とし/Giant Killer]][[群れの番人/Shepherd of the Flock]]といった[[白]]の当事者カードが用いられる。前環境の[[緑白トークン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期|セレズニア・トークン]]の流れを汲む[[デッキ]]であり、[[敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon]]や[[大集団の行進/March of the Multitudes]]などの[[召集]]持ちも採用される。
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:[[巨人落とし/Giant Killer]][[群れの番人/Shepherd of the Flock]]などの[[白]]の当事者カードが用いられる。
:[[Reid Duke]]が[[マジック・プロリーグ19]]で使用したことで<ref name="CG1" />注目を集め、[[メタゲーム|メタ]]の一角となった。
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:詳細は[[セレズニア・アドベンチャー]]を参照。
:*[[強化]]手段の多いデッキだが、1/1[[クリーチャー]]をすべて強化すると恋煩いの野獣が[[攻撃]]できなくなり、かえって[[クロック]]が下がることもある。[[プレイング]]に注意。
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;赤緑
 
;赤緑
 
:[[赤緑]]のタイプ。'''グルール・アドベンチャー'''(''Gruul Adventures'')と呼ばれる。
 
:[[赤緑]]のタイプ。'''グルール・アドベンチャー'''(''Gruul Adventures'')と呼ばれる。
:[[リムロックの騎士/Rimrock Knight]]や砕骨の巨人といった赤の当事者カードが用いられる。[[エンバレスの宝剣/Embercleave]][[ドムリの待ち伏せ/Domri's Ambush]]など、同環境の[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|グルール・アグロ]]と共通するパーツも多い。
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:[[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant]]などの[[]]の当事者カードが用いられる。比較的初期から存在するが、特に[[ゼンディカーの夜明け]]参入後は一時[[トップメタ]]となっていた。
:[[Javier Domínguez]]が[[ミシックチャンピオンシップリッチモンド19]]の舞台に持ち込み、8勝2敗の好成績を収めたことで注目を集めた。
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:詳細は[[グルール・アドベンチャー]]を参照。
  
 
;緑青赤
 
;緑青赤
 
:[[緑青赤]]のタイプ。'''ティムール・アドベンチャー'''(''Temur Adventures'')、'''ティムール・クローバー'''(''Temur Clover'')などと呼ばれる。
 
:[[緑青赤]]のタイプ。'''ティムール・アドベンチャー'''(''Temur Adventures'')、'''ティムール・クローバー'''(''Temur Clover'')などと呼ばれる。
:幸運のクローバーを設置して[[豆の木の巨人/Beanstalk Giant|肥沃な足跡/Fertile Footsteps]][[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant|踏みつけ/Stomp]]を[[唱える|唱え]]、[[願いのフェイ/Fae of Wishes|成就/Granted]]で状況に応じたカードを[[シルバーバレット]]する。[[テーロス還魂記]]参入後にメタの一角となった。また[[ゼンディカーの夜明け]]参入後には、白をタッチして[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]を採用した'''オムナス・アドベンチャー'''(''Omnath Adventures'')と呼ばれる亜種も登場した。
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:[[幸運のクローバー/Lucky Clover]]を設置して[[豆の木の巨人/Beanstalk Giant|肥沃な足跡/Fertile Footsteps]][[砕骨の巨人/Bonecrusher Giant|踏みつけ/Stomp]]、[[願いのフェイ/Fae of Wishes|成就/Granted]]などを[[コピー]]する。[[テーロス還魂記]]参入後から幸運のクローバーの[[禁止カード|禁止]]まで、[[メタゲーム|メタ]]の一角を占めていた。
:詳細は[[ティムール・アドベンチャー]]および[[オムナス・アドベンチャー]]を参照。
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:詳細は[[ティムール・アドベンチャー]]を参照。
  
[[エルドレインの王権]]参入からしばらくは[[ゴロス・ランプ]]や[[食物 (デッキ)|食物デッキ]]に次ぐ2番手~3番手の地位にあった。[[死者の原野/Field of the Dead]][[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]が立て続けに[[禁止カード]]に指定されたことでライバルは衰退したものの、このデッキ自身も[[むかしむかし/Once Upon a Time]]と[[夏の帳/Veil of Summer]]が禁止されたことで弱体化した。ゼンディカーの夜明け参入時にオムナス・アドベンチャーが環境を支配してからは創造の座、オムナスだけではなく幸運のクローバーまでもが禁止されたが、その後も引き続き環境の一角を占めている。
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;赤緑白青
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:[[赤緑白青]]のタイプ。'''オムナス・アドベンチャー'''(''Omnath Adventures'')、'''4色アドベンチャー'''(''Four-Color Adventures'')などと呼ばれる。
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:ティムール・アドベンチャーが白を[[タッチ]]して[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]を採用したもの。ゼンディカーの夜明け参入から創造の座、オムナスの禁止まで、短期間ではあるが活躍した。
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:詳細は[[オムナス・アドベンチャー]]を参照。
  
==サンプルリスト==
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;赤緑白
===黒緑===
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:[[赤緑白]]のタイプ。'''ナヤ・アドベンチャー'''(''Naya Adventures'')と呼ばれる。
====初期型====
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:砕骨の巨人や群れの番人などの赤と白の当事者カードが用いられる。[[カルドハイム]]参入後にメタの一角となった。
*備考
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:詳細は[[ナヤ・アドベンチャー]]を参照。
**[[ミシックチャンピオンシップリッチモンド19]] ベスト8([https://magic.gg/events/mythic-championship-vi 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC6/ 参考])
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**使用者:[[Eli Kassis]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]])
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{{#MagicFactory: df319505}}
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*[[黒緑]]のリスト。[[虐殺少女/Massacre Girl]]や[[戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General]]が[[メインデッキ]]から厚めに取られているなど、長期戦を見据えた構成。
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====ゼンディカーの夜明け後====
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*備考
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**[[日本選手権20秋]] ベスト8([https://mtg-jp.com/coverage/mtgjc20a/ 参考])
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**使用者:[[米谷優輝]]
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*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]])
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+
{{#MagicFactory: df320269}}
+
*[[ローテーション]]と、それに続く[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]]や[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]などの[[禁止カード|禁止]]後のリスト。
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===黒赤緑===
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*備考
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**Standard League 5勝0敗([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/standard-league-2019-10-03 参考])
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**使用者:theluckyboy
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df319420}}
+
*[[黒赤緑]]のリスト。各種[[騎士]]との[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]を持つ[[恋に落ちた剣士/Smitten Swordmaster]]が採用されている。
+
 
+
===緑白===
+
*備考
+
**[[ミシックチャンピオンシップリッチモンド19]] ベスト8([https://magic.gg/events/mythic-championship-vi 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC6/ 参考])
+
**使用者:[[Andrew Cuneo]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]])
+
 
+
{{#MagicFactory: df319506}}
+
*[[緑白]]のリスト。[[群れの番人/Shepherd of the Flock]]が4枚[[積む|積み]]されているのが特徴的。
+
 
+
===赤緑===
+
====初期型====
+
*備考
+
**[[ミシックチャンピオンシップリッチモンド19]] 第37位、スタンダード部門8勝2敗([https://magic.gg/events/mythic-championship-vi 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC6/ 参考])
+
**使用者:[[Javier Domínguez]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[ラヴニカのギルド]]+[[ラヴニカの献身]]+[[灯争大戦]]+[[基本セット2020]]+[[エルドレインの王権]])
+
 
+
{{#MagicFactory:df319504}}
+
*[[赤緑]]のリスト。
+
*使用者の[[Javier Domínguez]]は[[ステロイド/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|グルール・アグロ]]で3週間前の[[ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋]]を優勝しており、その変形版とも言える。
+
 
+
====ゼンディカーの夜明け後====
+
*備考
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**[[2020年シーズン・グランドファイナル]] 第5位([https://magic.gg/events/2020-season-grand-finals 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/2020grandfinals/ 参考])
+
**使用者:[[Autumn Burchett]]
+
*[[フォーマット]]
+
**[[スタンダード]]([[エルドレインの王権]]+[[テーロス還魂記]]+[[イコリア:巨獣の棲処]]+[[基本セット2021]]+[[ゼンディカーの夜明け]])
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+
{{#MagicFactory:df320255}}
+
*ローテーションと、それに続く自然の怒りのタイタン、ウーロ禁止後のリスト。
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*[[当事者カード]]を[[メインデッキ]]では8枚にまで抑え、[[上陸]][[クリーチャー]]+[[フェッチランド]]や[[石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent]]+[[水晶壊し/Gemrazer]]といった[[ギミック]]を搭載している。
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*[[Emma Handy]]も75枚同一のリストで第8位の成果を上げている。
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==脚注==
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<references />
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==参考==
 
==参考==
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{{DEFAULTSORT:てきこと}}
 
{{DEFAULTSORT:てきこと}}
[[Category:赤緑デッキ]]
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[[Category:ビートダウンデッキ]]
[[Category:緑白デッキ]]
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[[Category:黒緑デッキ]]
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[[Category:黒赤緑デッキ]]
+
 
[[Category:ビート・コントロールデッキ]]
 
[[Category:ビート・コントロールデッキ]]
[[Category:赤緑ビート・コントロールデッキ]]
 
[[Category:緑白ビート・コントロールデッキ]]
 
[[Category:黒緑ビート・コントロールデッキ]]
 
[[Category:黒赤緑ビート・コントロールデッキ]]
 
 
[[Category:ラヴニカのギルドを含むスタンダードデッキ]]
 
[[Category:ラヴニカのギルドを含むスタンダードデッキ]]
 
[[Category:ラヴニカの献身を含むスタンダードデッキ]]
 
[[Category:ラヴニカの献身を含むスタンダードデッキ]]
126行: 56行:
 
[[Category:基本セット2021を含むスタンダードデッキ]]
 
[[Category:基本セット2021を含むスタンダードデッキ]]
 
[[Category:ゼンディカーの夜明けを含むスタンダードデッキ]]
 
[[Category:ゼンディカーの夜明けを含むスタンダードデッキ]]
 +
[[Category:カルドハイムを含むスタンダードデッキ]]

2021年2月26日 (金) 23:51時点における版

出来事(Adventures, Adventure)は、出来事を持つカード当事者カード)を中心とするデッキの総称。英名からアドベンチャーとも呼ばれる。エルドレインの王権参入後のスタンダードに存在する。

概要


Edgewall Innkeeper / エッジウォールの亭主 (緑)
クリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)

あなたが出来事(Adventure)を持つクリーチャー呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。(出来事を経験している必要はない。)

1/1


Lovestruck Beast / 恋煩いの野獣 (2)(緑)
クリーチャー — ビースト(Beast) 貴族(Noble)

あなたが1/1のクリーチャーをコントロールしていないかぎり、恋煩いの野獣では攻撃できない。

5/5
Heart's Desire / 切なる想い (緑)
ソーサリー — 出来事(Adventure)

白の1/1の人間(Human)クリーチャー・トークンを1体生成する。(その後、このカードを追放する。あなたは後で追放領域からこのクリーチャーを唱えてもよい。)


キーカードエッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper。このカードの存在下で恋煩いの野獣/Lovestruck Beastなどの当事者カードを連打し、手札を補充しながら戦う。

デッキカラーは様々で、主に以下のようなバリエーションが存在する。

黒緑
黒緑のタイプ。ゴルガリ・アドベンチャー(Golgari Adventures)と呼ばれる。
穢れ沼の騎士/Foulmire Knight残忍な騎士/Murderous Riderなどのの当事者カードが用いられる。エルドレインの王権参入直後の出来事デッキの中心的存在。
詳細はゴルガリ・アドベンチャーを参照。
緑白
緑白のタイプ。セレズニア・アドベンチャー(Selesnya Adventures)と呼ばれる。
巨人落とし/Giant Killer群れの番人/Shepherd of the Flockなどのの当事者カードが用いられる。
詳細はセレズニア・アドベンチャーを参照。
赤緑
赤緑のタイプ。グルール・アドベンチャー(Gruul Adventures)と呼ばれる。
砕骨の巨人/Bonecrusher Giantなどのの当事者カードが用いられる。比較的初期から存在するが、特にゼンディカーの夜明け参入後は一時トップメタとなっていた。
詳細はグルール・アドベンチャーを参照。
緑青赤
緑青赤のタイプ。ティムール・アドベンチャー(Temur Adventures)、ティムール・クローバー(Temur Clover)などと呼ばれる。
幸運のクローバー/Lucky Cloverを設置して肥沃な足跡/Fertile Footsteps踏みつけ/Stomp成就/Grantedなどをコピーする。テーロス還魂記参入後から幸運のクローバーの禁止まで、メタの一角を占めていた。
詳細はティムール・アドベンチャーを参照。
赤緑白青
赤緑白青のタイプ。オムナス・アドベンチャー(Omnath Adventures)、4色アドベンチャー(Four-Color Adventures)などと呼ばれる。
ティムール・アドベンチャーが白をタッチして創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationを採用したもの。ゼンディカーの夜明け参入から創造の座、オムナスの禁止まで、短期間ではあるが活躍した。
詳細はオムナス・アドベンチャーを参照。
赤緑白
赤緑白のタイプ。ナヤ・アドベンチャー(Naya Adventures)と呼ばれる。
砕骨の巨人や群れの番人などの赤と白の当事者カードが用いられる。カルドハイム参入後にメタの一角となった。
詳細はナヤ・アドベンチャーを参照。

参考

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