向こう見ずな実験/Madcap Experiment

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2016年12月5日 (月) 22:59時点におけるUBogin (トーク | 投稿記録)による版
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らしく無作為性をもった、アーティファクトコスト踏み倒しソーサリー。次々とライブラリーを捲り、引き当てたアーティファクト・カード戦場に出せるが、捲ったカードの枚数分のダメージも受けてしまう、かなり向こう見ずな呪文

効果そのものは強力だが、単純なサーチ目的で使うと大ダメージを受けるリスクがあり、かといってデッキ内のアーティファクト比率を増やすと狙ったカードを引き当てることが難しくなり、どうせ踏み倒すならと重くて強力なアーティファクトを多く仕込めばマナカーブが歪みかねないなど、シナジーを考慮せず単体で利用するにはかなり難が多い。

このカードの真価は例によってコンボパーツとしての運用にある。この種のカードタイプが指定されたランダムサーチはデッキ内のそれを一種類に絞り込む事で「確定サーチ」に変える事ができ、そのポテンシャルは変身/Polymorph新たな造形/Shape Anew吹き荒れる潜在能力/Possibility Stormが証明している通り。 なかでもこれは、種となるパーマネントの事前準備すら必要としない点で画期的な一枚。自爆リスクがある以上、基本的には教示者占術、ダメージ軽減など別途手段のサポートが必須ではあるが、やろうと思えばこれだけでも見切り発車コンボを開始する事が可能である。

スタンダードでは霊気池の驚異領事府の看視/Consulate Surveillanceと組み合わせて、キーカード霊気池の驚異/Aetherworks Marvelの水増しに使われるケースがある。

モダン以下のフォーマットでは、サーチ後のダメージを帳消しにしてくれる上にサイズも申し分ない白金の帝像/Platinum Emperionがいい相方であり、これを組み込んだ青赤デッキが見られる事がある。ほかには、仲裁の契約/Intervention Pactと組み合わせて大量にライフゲインするという手法も考案されている。これだけでは勝利に直結しないが、どうせならバベルに入れて霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoirで一撃必殺を狙ってみるといいかもしれない。

コンボに頼らずとも、カラデシュでは有用なアーティファクトが大量に登場しているため、何を引き当ててもいいように構築してカジュアルに楽しむのも一興だろう。

参考

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