地獄界の夢/Underworld Dreams

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(わざわざ特記するべき内容ではないかと。→友好色との関係)
(13人の利用者による、間の17版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Underworld Dreams}}
 
{{#card:Underworld Dreams}}
  
[[第8版]]以降[[基本セット]]に[[再録]]されている、[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]でも有数の凶悪カード。[[ドロー]]を繰り返す[[デッキ]]に対して大きな圧力をかけることができる。
+
[[対戦相手]]が[[カード]]を[[引く]]たびに[[ダメージ]]を[[与える]][[エンチャント]]。[[第8版]]以降何度か[[基本セット]]に[[再録]]されている、[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]でも有数の強力カードである。
  
ドローをしないデッキはほとんど存在しないため、普通に置くだけでも十分強いが、[[権謀術数/Wheel and Deal]][[真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth]]と組み合わせると、相手の顔色を真っ青にできる凶悪[[コンボ]]が完成する。相手に強制的にドローを強いるカードが増えたおかげで、これをメインに据えた[[ドリームボックス]][[コンボ]]がかなり強化されている。
+
カードを引かない[[デッキ]]はほとんど存在しないため、ただ置くだけでも十分強いが、[[引く|ドロー]][[呪文]]を多用する[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に対して大きな圧力をかけることができる。
  
はるか昔1994年8月1日、[[ヴィンテージ]][[制限カード]][[Type1.5]][[禁止カード]]に指定されるのだが、1999年10月1日にそれぞれ解除され、今では普通に使うことができる。その上、上記の通り[[基本セット]]にまで入ってしまい、さらには[[テーマデッキ]]入りまで果たすという遍歴を持つこととなった。テーマデッキ入りが仇となったか、[[シングルカード]]の値段が暴落した。
+
[[テフェリーの細工箱/Teferi's Puzzle Box]][[真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth]]などでドローの回数を強制的に増やせば、相手の顔色を真っ青にできる凶悪[[コンボ]]が完成する(→[[ドリームボックス]])。
  
*[[対象]]は取っていないので[[象牙の仮面/Ivory Mask]]などで防ぐことはできない。
+
*かつては[[タイプ1]][[タイプ1.5]][[制限カード|制限]]・[[禁止カード|禁止]]となっていたが、現在では普通に4枚使うことができる。その上、上記の通り[[基本セット]]にて再録され、さらには[[テーマデッキ]]入りまで果たすという遍歴を持つこととなった。ただ、テーマデッキ入りが仇となったか、[[シングルカード]]の値段はレジェンド当時から暴落している。
*[[ミラージュ]]のルールブックに登場したため、日本語版から入ったプレイヤーにも知名度の高いカードであった。
+
*レジェンド出身のカードであったために[[ワールド・エンチャント]]であると思われがちだが、普通のエンチャントである。そのため複数[[張る]]ことも可能。
*与える[[ダメージ]]は1枚引くたびに1つスタックに乗る。たとえば4枚[[ドロー]]させた場合でも、4[[ダメージ]]ではなく1[[ダメージ]]が4つスタックに乗る。そのため[[物語の円/Story Circle]][[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]で取り除かれる[[ダメージ]]は1マナにつき1つだけとなるなので、プレイの際は少しだけ注意した方がいいかも。
+
*日本語版が初めて出たのは[[第8版]]だが、[[ミラージュ]]のルールブックに登場していたため、初期の日本語版から入ったプレイヤーにも知名度は高かった。
 +
*[[フレイバー・テキスト]](レジェンド~[[基本セット2010]])は、ノーベル文学賞を受賞したインドの詩聖・[[Wikipedia:ja:ラビンドラナート・タゴール|タゴール]]の詩の一節が引用されている。
 +
{{フレイバーテキスト|眠気を誘うような思考の洞窟の暗い奥で、夢は日中の様々なものが落としていった欠片から巣をつくるのだ。|ラビンドラナート・タゴール}}
 
*海外で行われた[[双頭巨人戦]]トーナメントの[[プロモーション・カード]]にもなっている。
 
*海外で行われた[[双頭巨人戦]]トーナメントの[[プロモーション・カード]]にもなっている。
*長らく[[Type1]][[ヴィンテージ]])にて制限カードであり、[[レジェンド]]出身のカードであったために[[ワールド・エンチャント]]であると思われがちだが、実は普通のエンチャントである。その為複数張ることも可能。2枚も張ったらコンボ要素が無くても[[対戦相手]]には致命的である。[[トリプルシンボル]]なのが救いか。
+
*[[テーロス還魂記]]で久方ぶりに[[アンコモン]]で再録。[[信心]][[メカニズム]]、そして[[死の国/The Underworld|死の国/The '''Underworld''']]にスポットを当てたテーロス還魂記に相応しい一枚である({{Gatherer|id=476372}})。日本語版だと[[カード名]]の翻訳が踏襲され「地獄界」となっているため、「死の国/The Underworld」由来のものと分かりづらいのが残念。
 +
 
 +
[[1994年]]8月1日、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]、[[タイプ1.5]]で[[禁止カード]]に指定されるが、[[1999年]]10月1日にそれぞれ解除される。
 +
 
 +
==ルール==
 +
*[[対象]]はとらない。そのため、[[象牙の仮面/Ivory Mask]]などで防ぐことはできない。
 +
*[[能力]]は1枚引くたびに1回[[誘発]]し、複数枚引く場合でもその枚数分能力が誘発する。そのため、[[物語の円/Story Circle]]や[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]で[[軽減]]される[[ダメージ]]は1[[マナ]]につき1点だけとなる。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
特筆の無い限り黒単色のカードである。
 +
 
 +
*[[ケデレクトの寄生魔/Kederekt Parasite]] - [[赤]]のパーマネントを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している間のみ機能する地獄界の夢を内蔵したクリーチャー。1マナ。([[コンフラックス]])
 +
*[[精神破壊者、ネクサル/Nekusar, the Mindrazer]] - [[吠えたける鉱山/Howling Mine]]と地獄界の夢を内蔵した[[青黒赤]]の[[伝説のクリーチャー]]。5マナ。([[統率者2013]])
 +
*[[運命をほぐす者/Fate Unraveler]] - 地獄界の夢を内蔵した[[クリーチャー・エンチャント]]。4マナ。([[神々の軍勢]])
 +
*[[憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Hate-Twisted]] - 地獄界の夢を内蔵した[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]。5マナ([[灯争大戦]])
 +
*[[愚者の知恵の呪い/Curse of Fool's Wisdom]] - [[呪い]]版。2点ずつ[[ドレイン]]。6マナ。[[マッドネス]]4マナ。([[統率者2019]])
 +
===自分にも影響するカード===
 +
*[[ファイレクシアの暴政/Phyrexian Tyranny]] - カードを引くたび2マナ[[支払う|支払わ]]ないと2点[[ライフロス]]させる青黒赤のエンチャント。3マナ。([[プレーンシフト]])
 +
*[[悪意に満ちた幻視/Spiteful Visions]] - 吠えたける鉱山と(自分にも影響する)地獄界の夢を併せた[[黒赤]][[混成カード|混成]]エンチャント。4マナ。([[シャドウムーア]]
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[[トリプルシンボルカード]]
 +
*[[カード個別評価:テーロス還魂記]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[アンコモン]]1
 
*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[アンコモン]]1
 +
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第10版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:第8版]] - [[レア]]
 +
__NOTOC__

2020年2月1日 (土) 22:03時点における版


対戦相手カード引くたびにダメージ与えるエンチャント第8版以降何度か基本セット再録されている、レジェンドでも有数の強力カードである。

カードを引かないデッキはほとんど存在しないため、ただ置くだけでも十分強いが、ドロー呪文を多用するコントロールデッキに対して大きな圧力をかけることができる。

テフェリーの細工箱/Teferi's Puzzle Box真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truthなどでドローの回数を強制的に増やせば、相手の顔色を真っ青にできる凶悪コンボが完成する(→ドリームボックス)。

眠気を誘うような思考の洞窟の暗い奥で、夢は日中の様々なものが落としていった欠片から巣をつくるのだ。
ラビンドラナート・タゴール

1994年8月1日、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードタイプ1.5禁止カードに指定されるが、1999年10月1日にそれぞれ解除される。

ルール

関連カード

特筆の無い限り黒単色のカードである。

自分にも影響するカード

参考

MOBILE