大魔術師

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'''大魔術師'''/Magusとは、[[時のらせんブロック]]に登場した[[ウィザード]][[クリーチャー]][[サイクル]]。
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'''大魔術師'''/''Magus''とは、[[時のらせんブロック]]に登場した[[システムクリーチャー]][[サイクル]]。後に[[統率者戦用セット]]で再登場した。いずれも[[人間]]・[[ウィザード]]。
  
 
{{#card:Magus of the Disk}}
 
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==解説==
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いずれも過去に存在した強力な[[クリーチャー]]でない[[カード]]をクリーチャーとして[[リメイク]]したものになっている。[[カード名]]にも、リメイク元のカード名の一部が使われている。
  
*[[時のらせん]]
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過去何度か作られているが、毎回5色5枚のサイクルで作られ、リメイク元となるカードの[[カード・タイプ]]はその都度統一されている。[[時のらせん]]のものは[[アーティファクト]][[次元の混乱]]では[[土地]][[未来予知]]では[[エンチャント]]を元にしている。時のらせんと未来予知ではそれぞれの[[マナ・コスト]]も元のカードのものを意識して設定されている。
**[[円盤の大魔術師/Magus of the Disk]] ([[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]
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**[[壺の大魔術師/Magus of the Jar]] ([[記憶の壺/Memory Jar]])
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**[[鏡の大魔術師/Magus of the Mirror]] ([[Mirror Universe]])
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**[[巻物の大魔術師/Magus of the Scroll]] ([[呪われた巻物/Cursed Scroll]])
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**[[燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra]] ([[Candelabra of Tawnos]])
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*[[次元の混乱]]
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**[[幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle]] ([[The Tabernacle at Pendrell Vale]])
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**[[バザールの大魔術師/Magus of the Bazaar]] ([[Bazaar of Baghdad]])
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**[[貴重品室の大魔術師/Magus of the Coffers]] ([[陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers]])
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**[[闘技場の大魔術師/Magus of the Arena]] ([[闘技場/Arena]])
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**[[図書館の大魔術師/Magus of the Library]] ([[Library of Alexandria]])
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*[[未来予知]]
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**[[濠の大魔術師/Magus of the Moat]] ([[Moat]])
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**[[未来の大魔術師/Magus of the Future]] ([[未来予知/Future Sight]])
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**[[深淵の大魔術師/Magus of the Abyss]] ([[The Abyss]])
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**[[月の大魔術師/Magus of the Moon]] ([[血染めの月/Blood Moon]])
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**[[ぶどう園の大魔術師/Magus of the Vineyard]] ([[エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard]]
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それぞれが、過去の超が付くほど強力な、クリーチャーでない[[パーマネント]]をクリーチャーとしてリメイクしたものになっている。
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[[統率者2015]]以降は[[ソーサリー]]をリメイクした大魔術師がセットをまたいで作られ、5年後の[[統率者レジェンズ]]でメガ・サイクルとして完成した([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/beyond-basics/tales-designing-commander-2017-edition-2017-08-17 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/bb/0019413/ 翻訳])。こちらもマナ・コストは元のカードを意識した設定になっている。
[[時のらせん]]では[[アーティファクト]]が、[[次元の混乱]]では[[土地]]が、[[未来予知]]では[[エンチャント]]が、それぞれリメイクされている。
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*[[時のらせん]]では[[点数で見たマナ・コスト]]が、[[未来予知]]では[[マナ・コスト]]が元の[[カード]]と同じになっている。
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*クリーチャーであるため、元のカードに比べて[[破壊]]されやすいという欠点を持ち、多くは元のカードよりも弱体化している。
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**ただし、クリーチャーを直接破壊できない[[緑]]にとっては若干耐性がある。
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クリーチャーにすることでバランスを取った調整版とも言えるだろう。しかしクリーチャー化して攻撃、ブロックできるという恩恵を得て構築でも活躍しているものも多い。
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<!-- -[[スペルシェイパー]]が[[インスタント]]と[[ソーサリー]]を担当しているとも見られる。 -->
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*時のらせんの遥か前に[[見えざる者の大魔道師/Magus of the Unseen]]が存在している。
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*クリーチャーに変更されたことで元のカードとはかなり違った性質になっており、多くは元よりも弱体化している。クリーチャーにすることでバランスを取った調整版ともいえるだろう。
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**最大の差は[[破壊]]されやすくなったことだろう。ただしクリーチャーを直接破壊しにくい[[緑]]に対しては若干耐性が上がっている。
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**[[タップ能力]]を持つものに関しては、[[召喚酔い]]の影響を受ける点も大きな差と言える。
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**元が土地のものとソーサリーのものに関しては、元に比べて[[マナ]]がかかることから、特に弱体化した印象が大きい。
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**一方で利点としては、クリーチャーになったことにより[[攻撃]]・[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できるようになったことが挙げられる。この強みを生かして[[構築]]でも活躍しているものもある。
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**また[[統率者2015]]以降のソーサリーをリメイクしたものに関しては、[[インスタント・タイミング]]で使用できるようになったことも利点に挙げられる。
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*時のらせんの遥か前に[[見えざる者の大魔道師/Magus of the Unseen]]が存在している。見ての通り「Magus」の訳語は本サイクルとは異なる。
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==カード一覧==
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===[[時のらせん]]===
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{{サイクル/時のらせんの大魔術師}}
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===[[次元の混乱]]===
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{{サイクル/次元の混乱の大魔術師}}
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===[[未来予知]]===
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{{サイクル/未来予知の大魔術師}}
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===[[統率者戦用セット]]===
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{{サイクル/統率者の大魔術師}}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード名:magus|「大魔術師(Magus)」で検索]]
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*{{WHISPER検索/カード名|大魔術師}}
 
*[[カードの俗称]]
 
*[[カードの俗称]]
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__NOTOC__

2020年12月15日 (火) 01:28時点における版

大魔術師/Magusとは、時のらせんブロックに登場したシステムクリーチャーサイクル。後に統率者戦用セットで再登場した。いずれも人間ウィザード


Magus of the Disk / 円盤の大魔術師 (2)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

円盤の大魔術師はタップ状態で戦場に出る。
(1),(T):すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。

2/4


Magus of the Arena / 闘技場の大魔術師 (4)(赤)(赤)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

(3),(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体と、対戦相手1人が選んだそのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それらをタップする。それらのクリーチャーは格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)

5/5


Magus of the Vineyard / ぶどう園の大魔術師 (緑)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

各プレイヤーの戦闘前メイン・フェイズの開始時に、そのプレイヤーは(緑)(緑)を加える。

1/1

解説

いずれも過去に存在した強力なクリーチャーでないカードをクリーチャーとしてリメイクしたものになっている。カード名にも、リメイク元のカード名の一部が使われている。

過去何度か作られているが、毎回5色5枚のサイクルで作られ、リメイク元となるカードのカード・タイプはその都度統一されている。時のらせんのものはアーティファクト次元の混乱では土地未来予知ではエンチャントを元にしている。時のらせんと未来予知ではそれぞれのマナ・コストも元のカードのものを意識して設定されている。

統率者2015以降はソーサリーをリメイクした大魔術師がセットをまたいで作られ、5年後の統率者レジェンズでメガ・サイクルとして完成した(参考/翻訳)。こちらもマナ・コストは元のカードを意識した設定になっている。

  • クリーチャーに変更されたことで元のカードとはかなり違った性質になっており、多くは元よりも弱体化している。クリーチャーにすることでバランスを取った調整版ともいえるだろう。
    • 最大の差は破壊されやすくなったことだろう。ただしクリーチャーを直接破壊しにくいに対しては若干耐性が上がっている。
    • タップ能力を持つものに関しては、召喚酔いの影響を受ける点も大きな差と言える。
    • 元が土地のものとソーサリーのものに関しては、元に比べてマナがかかることから、特に弱体化した印象が大きい。
    • 一方で利点としては、クリーチャーになったことにより攻撃ブロックできるようになったことが挙げられる。この強みを生かして構築でも活躍しているものもある。
    • また統率者2015以降のソーサリーをリメイクしたものに関しては、インスタント・タイミングで使用できるようになったことも利点に挙げられる。
  • 時のらせんの遥か前に見えざる者の大魔道師/Magus of the Unseenが存在している。見ての通り「Magus」の訳語は本サイクルとは異なる。

カード一覧

時のらせん

時のらせん大魔術師サイクル。過去の強力なアーティファクトと同じ効果能力マナ総量を持つ。括弧内は元になったカード

次元の混乱

次元の混乱大魔術師サイクル。過去の強力な土地と同じ効果能力を持つ。括弧内は元になったカード

未来予知

未来予知大魔術師サイクル。過去の強力なエンチャントと同じ効果能力マナ・コストを持つ。括弧内は元になったカード

統率者戦用セット

統率者戦用セット大魔術師メガ・サイクル。過去の強力なソーサリーと同じ効果起動型能力マナ・コストを持つ人間ウィザード。1つ目の括弧内は元になったカード、2つ目は登場したセット

5年かけて完成する予定のメガ・サイクルである(参考/翻訳)とされていたものの、5年目となる統率者2019での新登場は見送りとなり(参考)、翌年の統率者レジェンズで完成した。

参考

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