巨大な好機/Giant Opportunity

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[[巨人]]と[[食物]]を選べる、[[緑]]の変則的な[[トークン]][[生成]][[ソーサリー]]。
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食物を生成する場合は、合計9点分の[[ライフ]][[回復]]を仕込む[[呪文]]になる。使い切りではあるが、[[エルドレインの王権]]収録[[カード]]の中でも最も高効率で食物を生成できる。単独では時間稼ぎにしかならないので、各種食物を利用する[[カード]]と併用したいところ。巨大な好機自身も食物を利用するカードなので、これを複数枚採用しておく手もある。
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巨人を生成する場合は、[[バニラ]]ながらも3[[マナ]]7/7という非常に[[マナレシオ]]の良い[[クリーチャー]]を生成できる、質の高い呪文になる。食物2つという事前準備が必要で安定して3[[ターン]]目に出すのは難しいが、素早く出せれば一方的に蹂躙できる可能性もあり侮れない。
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やはり目玉となるのは巨人を生成する[[効果]]だが、これを4枚投入してすべて[[唱える|唱えた]]としても最大2体しか生成できないので、他の食物生成カードと組み合わせるのが望ましい。あるいは巨人を生成できなかった場合でも、食物を使ってそれ以上の成果を出せるカードと併用するのも重要である。例えば[[貪るトロールの王/Feasting Troll King]]は、そちらを先に出した場合は巨人生成の布石になり、後から出した場合は食物を利用して復活できるため相性が良い。
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[[構築]]においては1枚で食物[[ギミック]]を自己完結させている[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]の存在が大きく、マナ域も被っているのが厳しい。ほとんど緑[[単色]]に近い[[デッキ]]においても、[[青]]を[[タッチ]]してでもそちらが優先されている。
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*モチーフは、イギリスの童話『[[Wikipedia:ja:ジャックと豆の木|ジャックと豆の木]]』に登場する「豆の木」と「巨人」だろう。
 
*モチーフは、イギリスの童話『[[Wikipedia:ja:ジャックと豆の木|ジャックと豆の木]]』に登場する「豆の木」と「巨人」だろう。
 
**[[カード名]]のgiantは直接的には形容詞「巨大な」だが、名詞「巨人」も匂わせた表現になっている。
 
**[[カード名]]のgiantは直接的には形容詞「巨大な」だが、名詞「巨人」も匂わせた表現になっている。
**[[フレイバー・テキスト]]は[[伸びゆく豆の木/Tall as a Beanstalk]]に繋がっている。
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**[[フレイバー・テキスト]]は[[伸びゆく豆の木/Tall as a Beanstalk]]に繋がっている。植えた場合は多くの食物を実らせるが、食べてしまった場合は……。
 
{{フレイバーテキスト|美味しそうに見えるが、植えるのが一番だ。||巨大な好機/Giant Opportunity}}
 
{{フレイバーテキスト|美味しそうに見えるが、植えるのが一番だ。||巨大な好機/Giant Opportunity}}
 
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{{フレイバーテキスト|魔法の豆は植えるものなのだと、気づいたのが少し遅かった。||伸びゆく豆の木/Tall as a Beanstalk}}

2019年11月9日 (土) 12:34時点における版


Giant Opportunity / 巨大な好機 (2)(緑)
ソーサリー

あなたは食物(Food)を2つ生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、緑の7/7の巨人(Giant)クリーチャー・トークンを1体生成する。そうしなかったなら、食物トークンを3つ生成する。(それらは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)


巨人食物を選べる、の変則的なトークン生成ソーサリー

食物を生成する場合は、合計9点分のライフ回復を仕込む呪文になる。使い切りではあるが、エルドレインの王権収録カードの中でも最も高効率で食物を生成できる。単独では時間稼ぎにしかならないので、各種食物を利用するカードと併用したいところ。巨大な好機自身も食物を利用するカードなので、これを複数枚採用しておく手もある。

巨人を生成する場合は、バニラながらも3マナ7/7という非常にマナレシオの良いクリーチャーを生成できる、質の高い呪文になる。食物2つという事前準備が必要で安定して3ターン目に出すのは難しいが、素早く出せれば一方的に蹂躙できる可能性もあり侮れない。

やはり目玉となるのは巨人を生成する効果だが、これを4枚投入してすべて唱えたとしても最大2体しか生成できないので、他の食物生成カードと組み合わせるのが望ましい。あるいは巨人を生成できなかった場合でも、食物を使ってそれ以上の成果を出せるカードと併用するのも重要である。例えば貪るトロールの王/Feasting Troll Kingは、そちらを先に出した場合は巨人生成の布石になり、後から出した場合は食物を利用して復活できるため相性が良い。

構築においては1枚で食物ギミックを自己完結させている王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsの存在が大きく、マナ域も被っているのが厳しい。ほとんど緑単色に近いデッキにおいても、タッチしてでもそちらが優先されている。

リミテッドでは巨人を生成することは一層難しくなるが、食物の利用法次第ではそれ以上の成果が望める。誘いの魔女/Tempting Witchがいれば9点分の本体火力として扱うことができ、沼のいたずら好き/Bog Naughtyであれば1対3交換も狙える。単に回復呪文として見てもダメージレースを有利にできるだけの回復量が見込めるので、いざという時にはさっさと食べてしまうのも手。

美味しそうに見えるが、植えるのが一番だ。
(出典:巨大な好機/Giant Opportunity)
魔法の豆は植えるものなのだと、気づいたのが少し遅かった。
(出典:伸びゆく豆の木/Tall as a Beanstalk)

参考

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