未知なるものの魅惑/Allure of the Unknown

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2020年1月30日 (木) 21:03時点における河川 (トーク | 投稿記録)による版
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ライブラリーの一番上からカードを6枚公開し、1枚を除いて手札に加えられる呪文。ただしどのカードが除かれるかは対戦相手が選ぶうえ、選ばれたカードはタダで唱えられてしまう。

ライフの支払いなく差し引き4枚手札が増えるというハンド・アドバンテージは、赤黒という組み合わせでは破格である。とはいえ5マナソーサリーであり、手に入れた5枚の手札を使うにはさらなるマナが必要であることに対し、対戦相手がもっとも強いカードをタダで唱えてしまうことを考えると、2人対戦ではとても釣り合っているとは言い難い。

ただし多人数戦では趣が変わる。例えば3人戦で、大きく優勢に出ているプレイヤーAを阻むためにプレイヤーBがこの呪文を唱えた場合、Bはカードを追放して唱える対戦相手をプレイヤーCにすることができる。この場合、BCの結託によりAの優勢を挫くカードを唱えることができる。また、残りの5枚の手札ではBがあまりに優勢になると判断された場合、Cが自分のみ有利になる呪文唱える可能性もあるなど、多人数戦向けに濃い政治的駆け引きを発生させるカードである。統率者固有色が赤黒のデッキでは純粋な手札を増やすカードが限られるため、その点を踏まえても優秀である。

  • 6枚すべてが土地である場合、対戦相手は何も唱えることができないため、6枚すべての土地を手に入れることができる。
  • 時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerなどにより、対戦相手が選んだ呪文が唱えられない場合には、そのカードは追放されたままである。
  • モチーフはギリシャ神話に登場するパンドーラーの箱だろう。パンドーラーは決して開けてはならないと言われて神々から授かった箱を、好奇心に負けて開けてしまう。するとそこから様々な災厄が飛び出し、こうして人類は苦しむことになった。最後に箱に残っていたのは「希望」であるとされる。
希望の光に目を奪われたパントルには、世界の不幸が見えなかった。

参考

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