狼男

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2016年7月10日 (日) 03:11時点におけるMonju (トーク | 投稿記録)による版
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狼男/Werewolfは、クリーチャー・タイプの1つ。や半狼半人に変身する人間。日本語版では狼男と訳されているが、女性のWerewolfも存在する(#訳語参照)。



イニストラードで新たに追加されたクリーチャー・タイプ。イニストラード・ブロックおよびイニストラードを覆う影ブロックではの主要種族に選ばれている。また、大いなる人狼/Greater WerewolfLesser Werewolf不実な人狼/Treacherous Werewolfの3枚もイニストラード発売時のオラクル更新で人間・狼から狼男に変更された。

赤と緑に存在するが、オラクル変更によって狼男に加えられた前述の3枚はである。

イニストラード・ブロックおよびイニストラードを覆う影に登場する狼男はすべて両面カードで、第1面は人間形態、第2面は半狼半人形態となっている。第1面は人間や職業のクリーチャー・タイプを併せ持つが、第2面は狼男以外のクリーチャー・タイプを持たない。いずれも共通の変身条件を持ち、第1面から第2面は「各アップキープの開始時に、直前のターン呪文唱えられていなかった場合」、第2面から第1面は「各アップキープの開始時に、直前のターンのいずれかのプレイヤーが2つ以上の呪文を唱えていた場合」となっている。

異界月に登場する狼男も両面カードであるが、爪の群れのウルリッチ/Ulrich of the Krallenhordeを除いて第1面は半獣形態の狼男・ホラー、第2面はエムラクールに歪められた無色のエルドラージ・ホラーとなっている。マナを支払うことで第1面から第2面に変身するが、第2面から第1面に戻る能力は持たない。

部族カードは複数存在し、共に狼を参照する場合が多い。ロードとしては吠え群れの頭目/Howlpack Alpha常なる狼/Immerwolfが存在し、全体強化エンチャントとして昇る満月/Full Moon's Rise吠え群れの復活/Howlpack Resurgenceが存在する。またプレインチェイス2012にて、狼男を参照する次元カードであるケッシグ/Kessigが登場した。

伝説の狼男は爪の群れのウルリッチのみ。デザインの段階では高原の荒廃者/Ravager of the Fellsを伝説にする案もあったが両面カード特有の問題等から見送られた。イニストラードを覆う影でも伝説の狼男の登場が予定されていたが、プレインズウォーカーであるアーリン・コード/Arlinn Kordと枠を争うことになり、最終的には見送られた(参考/翻訳)。

訳語

「Werewolf」は日本語版では「狼男」と訳されているが、無謀な浮浪者/Reckless Waifクルーインの無法者/Kruin Outlawといった「女性のWerewolf」も存在し、さらに大いなる人狼と不実な人狼のカード名から、「Werewolf」を「人狼」と訳すべきだったのではという意見も存在する。

  • Werewolfを「人狼」ではなく「狼男」と訳した理由として、翻訳者の進藤欣也は自身のTwitterで「『人狼』と『人間』の文字の字面がかぶりすぎて認識しづらいため」と述べている(参考1参考2)。なお、言及した時点では女性のWerewolfは公式スポイラーリストで発表されておらず、女性Werewolfの存在を考慮した上の翻訳かは定かではない。
  • Werewolfの"were"は古英語で「男性」を意味するため(参考)、それを踏まえると人狼よりも適切であるという意見もある。
    • ちなみに、wereが男性を意味することから「女性のWerewolfはどうするんだ」という問題は英語圏にもあるようだ(参考)。
    • wereに対応する古英語の「女性」は"wife"(現代では「妻」の意味でのみ用いる)。ただ、古英語でも「女性の人狼」をWifewolfとは呼ばない。
  • イニストラードを覆う影ブロックではカード名で「狼男」という訳語は使われておらず、「人狼」の訳語が当てられている。

ストーリー

イニストラード/Innistrad

獣性の呪いに囚われた人間。月の満ち欠けや感情の爆発によって彼らは獣人の姿に変化する。変化した狼男は理性や人間性を失い、狩りと殺戮を繰り返す怪物となる。狼男が組んだ群れは吠え群れ/Howlpackと呼ばれる。

参考

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