王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns

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;+2能力
 
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:食物・トークン生成。  
 
:食物・トークン生成。  
:[[パーマネント]]を増やしつつ5点[[火力]]の圏外に逃れられる。[[忠誠度]]の増加と合わせて3点以上の擬似[[ライフ]]が得られる計算であり、[[アグロ]]に対してかなりの延命ができる。
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:基本となるこの能力から入れば[[忠誠度]]6スタートであり、[[丸焼き/Fry]]でも焼け残る3マナプレインズウォーカーとしては抜群の堅さで戦場に出現する。
:食物・トークンは+1能力で戦力に変えられ、-5能力で相手に渡すパーマネントにもできるため、アグロ以外に対しても無駄にならない。食物やアーティファクトの[[シナジー]]を得られるならさらに強力。
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:食物は+1能力で戦力に変える事ができ、-5能力で相手に渡す[[パーマネント]]にもできるため、自己完結した活用が可能。アーティファクトと[[シナジー]]を取れるカードとの併用も強力。
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:もちろん本来の2マナ3点[[回復]]トークンとしても[[アグロ]]や[[バーン]]への延命手段になり、この能力一回ごとに忠誠度2+回復3点分の5点[[ダメージ]]を疑似的に受けられる計算。[[除去]]や勝ち筋を[[戦闘]]・[[火力]]ダメージに頼った相手にはこれのみでも大きなプレッシャーをかけられる。
  
 
;+1能力
 
;+1能力
:クリーチャーかアーティファクトを3/3[[バニラ]]に変えてしまう。[[効果]]が永続的であるため、[[内にいる獣/Beast Within]]のように使える。
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:クリーチャーかアーティファクトを3/3[[バニラ]]に変える。範囲の狭くなった疑似[[内にいる獣/Beast Within]]
:このカードの目玉となる能力で、盤面に影響を与えつつ忠誠度が上がるという破格の能力。
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:大きく分けて2つの運用法がある。こちらの食物をはじめとしたアーティファクトや、役割を果たした[[マナ・クリーチャー]]を3/3にして戦力に加える。もしくは対戦相手の持つ強力なパーマネントをただの3/3に変えてしまうことで脅威度を下げる。前者は勝ち筋になり得る打点を確保でき、後者は相手の勝ち筋を潰せる。ゲームへの関与が大きく強力な能力である。
:3/3のバニラクリーチャーが残ってしまうが、[[緑青]]ならクリーチャーの性能差で押し潰せるだろう。クリーチャーやアーティファクトを一手で対処できる為、おおよその[[フェアデッキ]][[コンボデッキ]]に圧力をかけられる点も強い。
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:この能力でも忠誠度が増えるという点が使い勝手を大幅に良くしており、+2能力とのループで3/3を生み出しつつ忠誠度をぐんぐん上げて[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぐ展開はさながらミニ[[世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World]]。また、序盤に相手のパーマネントを3/3に変えたせいでボード優位を明け渡した時も、ある程度ならオーコ自身のボディで受けきれてしまうため[[コンボデッキ]]に対する妨害手段としても使いやすい。
:こちらの食物をはじめとした非クリーチャー・パーマネントや、役目を果たした[[マナ・クリーチャー]]を戦力に加える運用も強力。+2能力との組み合わせで3/3を量産する動きはさながら[[世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World]]の動きで[[フィニッシャー]]となることも可能。また、ニッサでクリーチャー化した土地に使うと土地としての機能や[[警戒]]は失うが6/6の[[ファッティ]]にもできる。
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:前のターンから存在するアーティファクトに使えば[[召喚酔い]]はないので、デッキの組み方によっては[[コントロール]]というより普通にアグロとしてこれで出る[[大鹿]]だけで殴りきる展開も望める。[[+1/+1カウンター]]が乗った元が低スタッツなクリーチャーに使うことで+3/+3のサイズアップができるのも見逃せない。
  
 
;-5能力
 
;-5能力
:こちらのクリーチャーかアーティファクトと相手のパワー3以下のクリーチャーのコントロールを交換する。
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:こちらのクリーチャーかアーティファクトと相手のパワー3以下のクリーチャーの[[コントロール]]を交換する。
:忠誠度を余しやすいため起動は容易であるが、昨今のクリーチャーのインフレと合わせても忠誠度5点にディスアドバンテージと引き換えにしたいパワー3以下のクリーチャーはそこまで多くない。
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:忠誠度を余しやすいため起動は容易。+2能力から入れば次のターンから忠誠度を残しつつ使うことも可能。これで対象にできない[[ファッティ]]は+1能力で対処できるので、こちらは食物・トークンを渡して[[ロード (俗称)|ロード]]や強力な[[システムクリーチャー]]を奪うのが基本になる。
:食物・トークンを渡して[[ロード (俗称)|ロード]]や強力な[[システムクリーチャー]]を奪うのが基本になるだろう。
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:[[青]]には[[混迷/Befuddle]]など一時的にクリーチャーのパワーを下げる[[カード]]が存在するため、それらと組み合わせれば奪える範囲が広がる。
 
:[[青]]には[[混迷/Befuddle]]など一時的にクリーチャーのパワーを下げる[[カード]]が存在するため、それらと組み合わせれば奪える範囲が広がる。
:パワー3という指定から一応+1能力とシナジーしており、3/3バニラを奪ったところでさほどメリットはないが[[ブロッカー]]の排除としては有用。
 
  
;全体
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それぞれの能力のシナジーが強く自己完結して[[アドバンテージ]]を取り続ける上に、ダメージに対しては一線を超えた堅牢さを見せる3マナプレインズウォーカー。これ単体でクリーチャー戦力の増強と疑似[[除去]]ができるので、おおよその[[フェアデッキ]]、[[コンボデッキ]]相手に通用する。色の合う[[デッキ]]が採用するだけでなく、これを目的に2色目3色目を[[タッチ]]する価値のある[[パワーカード]]である。
:またこのカードは奥義以外の忠誠度能力が全て+能力であることも重要な点。忠誠度が1点でも残れば食物トークン生成と擬似除去と戦力増強が出来る為、よほどの猛攻でもない限りは落ちず、クリーチャーや火力で対処する事はほぼ不可能とさえ言える。
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単純な[[カード・アドバンテージ]]こそ稼がないものの、3マナながら非常にしぶとい上にクリーチャー戦力の増強と疑似[[除去]]により高い盤面支配力を有する。対処すれば消耗を強いて、対処されなければそのまま[[ゲーム]]を決める非常に強力なプレインズウォーカーであり、色の合う[[デッキ]]が採用するだけでなく、これを目的に2色目3色目を[[タッチ]]する価値のある[[パワーカード]]である。
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特に同時登場の[[金のガチョウ/Gilded Goose]]との相性は良く、2ターン目にこのカードを出し、すぐに食物・トークンを生み出すことで金のガチョウの[[マナ能力]]をサポートすることができる。逆に金のガチョウの[[起動型能力]]でトークンを補充しての+1能力で延々と2マナで3/3を生み出し続けることもでき、相互の連携ができる。食物主体のデッキ、軽量アーティファクト主体のデッキの主力としては単純なパワーカード以上の活躍を見せる。
  
特に[[金のガチョウ/Gilded Goose]]との相性は良く、2ターン目にこのカードを出し、すぐに食物・トークンを生み出すことで金のガチョウのマナ能力をサポートすることができる。逆に金のガチョウでトークンを補充しておいて+1能力による手数を稼ぎやすくすることもでき、相互の連携ができる。
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[[ウィニー]]クリーチャーは+2能力と+1能力の併用、ファッティは+1能力、小型システムクリーチャーは-5能力でそれぞれイージーに対処できるが、2~3マナで4/4前後サイズの[[マナレシオ]]が良い軽量クリーチャーや[[フライヤー]]に対してはオーコのみではやや後手気味になる。またダメージには強いが確定除去カードには特に堅さは発揮しない。ただ出た直後にパーマネントを増やせる特性自体はむしろ除去に強いと言えなくもなく、総じて序盤に先んじて投下すればほぼアドバンテージを失わずに働く強力なプレインズウォーカーである。
  
 
==ルール==
 
==ルール==

2019年10月24日 (木) 10:41時点における版


Oko, Thief of Crowns / 王冠泥棒、オーコ (1)(緑)(青)
伝説のプレインズウォーカー — オーコ(Oko)

[+2]:食物(Food)トークンを1つ生成する。(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
[+1]:アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。それは能力をすべて失い、基本のパワーとタフネスが3/3の緑の大鹿(Elk)クリーチャーになる。
[-5]:あなたがコントロールしているアーティファクト1つかクリーチャー1体と、対戦相手がコントロールしていてパワーが3以下のクリーチャー1体を対象とし、それらのコントロールを交換する。

4

エルドレインの王権で登場した緑青プレインズウォーカー忠誠度能力食物トークン生成アーティファクトクリーチャー大鹿への変身、アーティファクトかクリーチャーとパワーの低いクリーチャーとのコントロール交換

+2能力
食物・トークン生成。
基本となるこの能力から入れば忠誠度6スタートであり、丸焼き/Fryでも焼け残る3マナプレインズウォーカーとしては抜群の堅さで戦場に出現する。
食物は+1能力で戦力に変える事ができ、-5能力で相手に渡すパーマネントにもできるため、自己完結した活用が可能。アーティファクトとシナジーを取れるカードとの併用も強力。
もちろん本来の2マナ3点回復トークンとしてもアグロバーンへの延命手段になり、この能力一回ごとに忠誠度2+回復3点分の5点ダメージを疑似的に受けられる計算。除去や勝ち筋を戦闘火力ダメージに頼った相手にはこれのみでも大きなプレッシャーをかけられる。
+1能力
クリーチャーかアーティファクトを3/3バニラに変える。範囲の狭くなった疑似内にいる獣/Beast Within
大きく分けて2つの運用法がある。こちらの食物をはじめとしたアーティファクトや、役割を果たしたマナ・クリーチャーを3/3にして戦力に加える。もしくは対戦相手の持つ強力なパーマネントをただの3/3に変えてしまうことで脅威度を下げる。前者は勝ち筋になり得る打点を確保でき、後者は相手の勝ち筋を潰せる。ゲームへの関与が大きく強力な能力である。
この能力でも忠誠度が増えるという点が使い勝手を大幅に良くしており、+2能力とのループで3/3を生み出しつつ忠誠度をぐんぐん上げてボード・アドバンテージを稼ぐ展開はさながらミニ世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World。また、序盤に相手のパーマネントを3/3に変えたせいでボード優位を明け渡した時も、ある程度ならオーコ自身のボディで受けきれてしまうためコンボデッキに対する妨害手段としても使いやすい。
前のターンから存在するアーティファクトに使えば召喚酔いはないので、デッキの組み方によってはコントロールというより普通にアグロとしてこれで出る大鹿だけで殴りきる展開も望める。+1/+1カウンターが乗った元が低スタッツなクリーチャーに使うことで+3/+3のサイズアップができるのも見逃せない。
-5能力
こちらのクリーチャーかアーティファクトと相手のパワー3以下のクリーチャーのコントロールを交換する。
忠誠度を余しやすいため起動は容易。+2能力から入れば次のターンから忠誠度を残しつつ使うことも可能。これで対象にできないファッティは+1能力で対処できるので、こちらは食物・トークンを渡してロードや強力なシステムクリーチャーを奪うのが基本になる。
には混迷/Befuddleなど一時的にクリーチャーのパワーを下げるカードが存在するため、それらと組み合わせれば奪える範囲が広がる。

それぞれの能力のシナジーが強く自己完結してアドバンテージを取り続ける上に、ダメージに対しては一線を超えた堅牢さを見せる3マナプレインズウォーカー。これ単体でクリーチャー戦力の増強と疑似除去ができるので、おおよそのフェアデッキコンボデッキ相手に通用する。色の合うデッキが採用するだけでなく、これを目的に2色目3色目をタッチする価値のあるパワーカードである。

特に同時登場の金のガチョウ/Gilded Gooseとの相性は良く、2ターン目にこのカードを出し、すぐに食物・トークンを生み出すことで金のガチョウのマナ能力をサポートすることができる。逆に金のガチョウの起動型能力でトークンを補充しての+1能力で延々と2マナで3/3を生み出し続けることもでき、相互の連携ができる。食物主体のデッキ、軽量アーティファクト主体のデッキの主力としては単純なパワーカード以上の活躍を見せる。

ウィニークリーチャーは+2能力と+1能力の併用、ファッティは+1能力、小型システムクリーチャーは-5能力でそれぞれイージーに対処できるが、2~3マナで4/4前後サイズのマナレシオが良い軽量クリーチャーやフライヤーに対してはオーコのみではやや後手気味になる。またダメージには強いが確定除去カードには特に堅さは発揮しない。ただ出た直後にパーマネントを増やせる特性自体はむしろ除去に強いと言えなくもなく、総じて序盤に先んじて投下すればほぼアドバンテージを失わずに働く強力なプレインズウォーカーである。

ルール

+1能力
  • アーティファクトかクリーチャーは元々持っていたカード・タイプサブタイプ能力P/Tが3/3の緑の大鹿・クリーチャーに上書きされる。元がアーティファクトでもアーティファクト・クリーチャーではなくクリーチャー単一になる。カード名伝説のなどの特殊タイプマナ・コストは変化しない。
    • 食物・トークンを対象にした場合、名前は「食物」のままだが、アーティファクトというタイプも食物というサブタイプも失っているので、食物を参照する効果で参照できなくなる。それらは「食物」という名前ではなくサブタイプを参照しているためである。

関連カード

サイクル

エルドレインの王権レア神話レアの2カードサイクル。3枚のプレインズウォーカー・カードを含む。

レア
神話レア

ストーリー

オーコ/Okoはフェイ/Feyのプレインズウォーカー/Planeswalker。詳細はオーコ/Okoを参照。

参考

MOBILE