研究室の偏執狂/Laboratory Maniac

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ライブラリーアウトによる敗北を、逆に勝利に変えてしまうルール破壊クリーチャー。

地ならし屋/Leveler、Thought Lash、命運の鏡/Mirror of Fate、預言する妖術使い/Divining Witch、セファリッド・ブレックファーストなど、一気にライブラリーを0枚にする手段を使えば次のドローで即勝利できる。また、発掘のような墓地利用デッキの追加の勝ち手段として採用することも考えられる。ただしこれ自体が何の除去耐性もなく、引く直前で除去されてしまうと目も当てられないことになるので、保護する手段は必ず用意しておきたい。

イニストラード・ブロック構築なら、記憶の旅/Memory's Journeyや堀葬の儀式/Unburial Ritesを搭載した青緑発掘のお供に。これ自身が落ちても気にせず掘り進め、空になったらライブラリーに戻すなりリアニメイトするなりで問題ない。保険にルーンの反復/Runic Repetitionもあると良いだろう。

核の占い師、ジン＝ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augurや解放された精神/Mind Unboundなどの過剰なドロー能力による自滅を防ぐために投入する手もある。自身の除去耐性のなさを、豊富な手札で守ってやることができるため、お互いの欠点を補い合うことができる。

主な活躍の場はエターナルのThe Spy。クリーチャー・タイプが人間・ウィザードであるため、栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Riseから巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrollsとともにリアニメイトし、そのままドローに繋げることができる。

• ライブラリーが空の状態ならば、除去を打ち消す以外にもインスタント・タイミングのドローで強引に勝利することもできる。上記のThe Spyの例で言えば、あざみの能力の起動に対応して除去を撃たれた場合、それに対応してさらにあざみの能力を起動すればよい（タップできるウィザードはこれとあざみ自身で少なくとも2体いる）。

ルール

• この能力はカードを引くことを置換するので、ライブラリーアウトの状況起因処理がチェックされることはなく即座にコントローラーの勝利でゲームが終了する。
  • 白金の天使/Platinum Angelや深淵の迫害者/Abyssal Persecutorで勝利することが禁止されている場合でも、「空のライブラリーからカードを引く」イベント自体が起こらなかったことになるので、ライブラリーアウトとは見なされず敗北することはない。

参考

• What Is The Lab?（Daily MTG、From the Lab、文：Noel deCordova）
• 勝利条件
• 偏執狂（カード名百科事典）
• カード個別評価：イニストラード - レア