破壊不能

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==破壊不能クリーチャーの対処法==
 
==破壊不能クリーチャーの対処法==
以下には、特に破壊不能を持つクリーチャーを「破壊する」以外の方法で[[攻撃]]および[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]への参加を抑制することによる対処法の例を示す。
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以下には、特に破壊不能を持つクリーチャーを除去したり[[攻撃]]および[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]への参加を抑制することによる対処法の例を示す。
  
*[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]などで[[追放]]する。
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*[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]などにより[[追放]]する。
*[[悪魔の布告/Diabolic Edict]]などで[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]させる。
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*[[悪魔の布告/Diabolic Edict]]などにより[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]させる。
*タフネスを0以下にする。タフネスが0以下になったクリーチャーは状況起因処理によって墓地に置かれる。
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*[[悲劇的な過ち/Tragic Slip]]などによりタフネスを0以下にする。
*[[糾弾/Condemn]]などで[[ライブラリー]]に[[戻す]]。
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*[[糾弾/Condemn]]などにより[[ライブラリー]]に[[戻す]]。
*[[平和な心/Pacifism]]などで無力化する。
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*[[平和な心/Pacifism]]などにより攻撃やブロックに制限を課す。
*[[残響する真実/Echoing Truth]]などで[[バウンス]]する。
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*[[残響する真実/Echoing Truth]]などにより[[バウンス]]する。
*[[謙虚/Humility]]などにより能力を失わせる。
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*[[謙虚/Humility]]などにより能力を[[失う|失わせる]]。
*[[精神の制御/Mind Control]]などによりコントロールを奪う。
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*[[精神の制御/Mind Control]]などにより[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を奪う。
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*[[ギデオンの法の番人/Gideon's Lawkeeper]]などにより[[タップ]]させる。
  
 
==参考==
 
==参考==

2014年1月3日 (金) 03:32時点における版

破壊不能/Indestructible
種別 常在型能力
登場セット 多数
CR CR:702.12

破壊不能(はかいふのう)/Indestructibleは、基本セット2014で制定されたキーワード能力パーマネントが持つ常在型能力である。常磐木キーワードに分類される。


Darksteel Colossus / ダークスティールの巨像 (11)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)

トランプル、破壊不能
ダークスティールの巨像がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにダークスティールの巨像を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。

11/11


Dauntless Escort / 不屈の随員 (1)(緑)(白)
クリーチャー — サイ(Rhino) 兵士(Soldier)

不屈の随員を生け贄に捧げる:あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで破壊不能を得る。

3/3

目次

定義

破壊不能/Indestructibleを持つパーマネントは破壊されない。そのようなパーマネントは致死ダメージによって破壊されず、それらは致死ダメージをチェックする状況起因処理を無視する。

解説

ダークスティールから登場した「~は破壊されない(is indestructible)」という能力をキーワード能力化したものである。これと同じ能力を持つカードや、破壊されなくする効果をもたらすカードは、2013年7月のオラクル更新で破壊不能を持つ・与えるように変更された。

破壊不能を持つパーマネントは、破滅の刃/Doom Bladeなどのそのパーマネントを破壊する効果を無視し、「致死ダメージ負っタフネスが1以上であるクリーチャーは破壊される」および「前回の状況起因処理のチェック以降に接死を持つ発生源からダメージを受けた、タフネスが正の値であるクリーチャーは破壊される」という状況起因処理も無視する。

破壊不能を持つパーマネントの代表例はダークスティールの巨像/Darksteel Colossusミラディン・ブロックおよびミラディンの傷跡ブロックの破壊不能パーマネントのカード名に多く使われている「ダークスティール/Darksteel」は、ミラディン世界に存在する、壊れることのない金属のこと。

ダークスティールのプレビュー記事では、「破壊されないのはアーティファクトだけ」とされており、実際ミラディン・ブロックではアーティファクト以外で破壊不能を持つパーマネントや、アーティファクト以外に破壊不能を与えるカードは存在しなかった。その後、神河物語でアーティファクトでない破壊不能クリーチャーが登場し、それ以後も他のカード・タイプに破壊不能を付加するカードが登場している。

破壊不能はアーティファクトを除くとに最も多く、次いでの順。また、破壊されないサイクルとして明神がある。

ルール

  • あくまでも破壊されることを無視するだけであり、戦場を離れないわけではない。生け贄に捧げることはできるし、追放することで除去することはできるし、それがクリーチャーであればマイナス修整を与えタフネスを0以下に減少させれば状況起因処理で墓地に置かれる
  • ダークスティールの巨像に10点のダメージを与えてからタフネスを1だけ減少させたとしても除去はできない。それは「10点のダメージを負ったタフネスが10のクリーチャー」である。
  • 破壊不能を持つパーマネントに再生の盾を張ることはできるが、置換すべきイベントが発生しないので実際に再生することはない。
  • 破壊不能を持つクリーチャーに致死ダメージが与えられた場合、致死ダメージに関する状況起因処理についてチェックされなくなる。ただし、ダメージが取り除かれるわけではないため、その後に破壊不能を失えば、次の状況起因処理のチェックが生じた時に破壊される。

破壊不能が制定される前のルール

破壊不能を最初から持つパーマネントは「~は破壊されない」の頃と同じ挙動だが、破壊不能を与える効果に関しては現在と異なる挙動をとる場合があった。

「あなたがコントロールするパーマネントはこのターン破壊されない。」というインスタント効果が適用された場合、以下の2点で現在と異なる。

  1. この「破壊されない」は能力でも特性でもなく単にルールを変更するだけなので、この後にパーマネントが何らかの方法で能力を失ったとしても「破壊されない」状態のままになっていた。
    • 現在は「破壊不能」という能力として与えるため、継続的効果種類別の影響を受け、「破壊されない」状態を失う可能性がある。
  2. 特性を変更しない継続的効果であったため、このターン、後から戦場に出たクリーチャーも「破壊されない」状態になっていた。
    • 現在は能力という特性を変更するため、後から戦場に出たクリーチャーは「破壊されない」状態にはならない。

変更の経緯

長らく「~は破壊されない」はキーワード能力になると予想されてきたが、その質問に対して、当時のR&Dは3,4単語程度で済むシンプルな表現なので、キーワード化する必要はない旨の回答を返していた。

この回答自身は今でも妥当であったが、実際には、多くのプレイヤーがこの性質をキーワード能力として解釈しており、R&Dのほとんどのメンバーですら同じように解釈していたようである。Mark Rosewaterの「人間の本能には勝てない」の言葉にならい、基本セット2014発売に伴う2013年7月13日の総合ルール更新で、キーワード能力に変更されることとなった。(→Magic 2014 Core Set Rules Preview(邦訳:『マジック基本セット2014』に伴うルール変更)参照)。

  • ダークスティールのデベロップ段階でキーワード能力にすることも検討されていたが、「Gain Indestructible(破壊不能を得る)」の語感がすっきりせず、「~は破壊されない」のような言い回しにしたかったことから、キーワード能力にはされなかった(→Developing Indestructibility参照)

破壊不能クリーチャーの対処法

以下には、特に破壊不能を持つクリーチャーを除去したり攻撃およびブロックへの参加を抑制することによる対処法の例を示す。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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