草むした墓/Overgrown Tomb

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[[ラヴニカ・ブロック]]で登場した新[[デュアルランド]]、通称[[ショックランド]]の1枚。これは[[ゴルガリカラー|黒緑]]のバージョンである。
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[[ラヴニカ・ブロック]]で登場した新[[デュアルランド]]、通称[[ショックランド]]の1枚。これは[[黒緑]]のバージョンである。
  
[[基本土地タイプ]]の[[森]]があると一見[[サーチ]]しやすそうに見えるが、実際はそうでもない。(参考 → [[寺院の庭/Temple Garden]]
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[[基本土地タイプ]]の[[森]]があると一見[[サーチ]]しやすそうに見えるが、実際はそうでもない(参考 → [[寺院の庭/Temple Garden]])。
  
こういった2色の強力な土地は、その[[色]]に有力な[[カード]]や[[デッキ]]が存在するかで使われるか否かが決まる。
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こういった2色の強力な[[土地]]は、その[[色]]に有力な[[カード]]や[[デッキ]]が存在するかで使われるか否かが決まる。黒緑の組み合わせには[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]を始めとした強烈なカードが数多く存在するので、[[エクステンデッド]]の[[京都迷宮案内]]や[[The Rock]]などの黒緑デッキの安定性を高めるために早速一役買っている。
黒緑の組み合わせには[[破滅的な行為/Pernicious Deed]]を始めとした強烈なカードが数多く存在するので、[[エクステンデッド]]の[[京都迷宮案内]]や[[The Rock]]などの黒緑デッキの安定性を高めるために早速一役買っている。
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*“overgrown”とは(植物が)生い茂ったという意味であるが、“草むした”と訳すところが粋(いき)である。{{日本語画像|Overgrown Tomb|イラスト}}の、うっすらと靄(もや)のかかったような光の幻想性が引き立つ名訳と云えよう。
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*“overgrown”とは(植物が)生い茂ったという意味であるが、“草むした”と訳すところが粋(いき)である。{{日本語画像|Overgrown Tomb}}の、うっすらと靄(もや)のかかったような光の幻想性が引き立つ名訳と云えよう。
*一方、“tomb”は単純に「墓」と訳してしまったため、同一サイクルの[[湿った墓/Watery Grave]]と被ってしまっている。
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*一方、“tomb”は単純に「墓」と訳してしまったため、同一サイクルの[[湿った墓/Watery Grave]]と被ってしまっている。英語では、あえて似て非なる単語を並べることで美しい対照性を形作っていたものを台無しにしてしまった。
英語では、あえて似て非なる単語を並べることで美しい対照性を形作っていたものを台無しにしてしまった。
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<!-- こちらは原文の粋な御膳立てを崩したのですから、主観的な「残念」ではなく、あえて客観的に「台無し」を使っています。
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なるほど。個人的な見解での削除、失礼致しました。 -->
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**過去、“tomb”に対応する訳語は一貫して「墳墓」が使われてきたにもかかわらず、このカード、および同じく[[ラヴニカ:ギルドの都]]に収録された[[安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tomb]]の2つのみが「墓」と訳されている。
 
**過去、“tomb”に対応する訳語は一貫して「墳墓」が使われてきたにもかかわらず、このカード、および同じく[[ラヴニカ:ギルドの都]]に収録された[[安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tomb]]の2つのみが「墓」と訳されている。
 
**本来、似たような単語に対する訳語の重複を排除し、英語版から日本語版(またはその逆)のカード名を類推し易くするための[[テンプレート]]であるはずなのだが、まさにその効果を発揮すべきところでテンプレートから外れた訳が採用されたことはあまりに間が悪く、手落ちと言わざるを得ない。
 
**本来、似たような単語に対する訳語の重複を排除し、英語版から日本語版(またはその逆)のカード名を類推し易くするための[[テンプレート]]であるはずなのだが、まさにその効果を発揮すべきところでテンプレートから外れた訳が採用されたことはあまりに間が悪く、手落ちと言わざるを得ない。
 
**ちなみに[[血の墓所/Blood Crypt]]は(これまたテンプレート通りではあるのだが)「墓所」と訳され、被りを回避している。
 
**ちなみに[[血の墓所/Blood Crypt]]は(これまたテンプレート通りではあるのだが)「墓所」と訳され、被りを回避している。
  
==[[サイクル]]==
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==関連カード==
[[ラヴニカ・ブロック]]の[[ショックランド]]。
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===サイクル===
*[[聖なる鋳造所/Sacred Foundry]] ([[ボロスカラー|赤白]])
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{{サイクル/ラヴニカ・ブロックのショックランド}}
<!-- -[[草むした墓/Overgrown Tomb]] ([[ゴルガリカラー|黒緑]]) -->
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*[[湿った墓/Watery Grave]] ([[ディミーアカラー|青黒]])
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*[[寺院の庭/Temple Garden]] ([[セレズニアカラー|緑白]])
+
 
+
*[[神無き祭殿/Godless Shrine]] ([[オルゾフカラー|白黒]])
+
*[[蒸気孔/Steam Vents]] ([[イゼットカラー|青赤]])
+
*[[踏み鳴らされる地/Stomping Ground]] ([[グルールカラー|赤緑]])
+
 
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*[[血の墓所/Blood Crypt]] ([[ラクドスカラー|黒赤]])
+
*[[繁殖池/Breeding Pool]] ([[シミックカラー|緑青]])
+
*[[神聖なる泉/Hallowed Fountain]] ([[アゾリウスカラー|白青]])
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==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:ラヴニカブロック]]
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*[[カード個別評価:ラヴニカ:ギルドの都]] - [[レア]]

2008年8月2日 (土) 23:56時点における版


Overgrown Tomb / 草むした墓
土地 — 沼(Swamp) 森(Forest)

((T):(黒)か(緑)を加える。)
草むした墓が戦場に出るに際し、あなたは2点のライフを支払ってもよい。そうしなかったなら、これはタップ状態で戦場に出る。


ラヴニカ・ブロックで登場した新デュアルランド、通称ショックランドの1枚。これは黒緑のバージョンである。

基本土地タイプがあると一見サーチしやすそうに見えるが、実際はそうでもない(参考 → 寺院の庭/Temple Garden)。

こういった2色の強力な土地は、そのに有力なカードデッキが存在するかで使われるか否かが決まる。黒緑の組み合わせには破滅的な行為/Pernicious Deedを始めとした強烈なカードが数多く存在するので、エクステンデッド京都迷宮案内The Rockなどの黒緑デッキの安定性を高めるために早速一役買っている。

  • “overgrown”とは(植物が)生い茂ったという意味であるが、“草むした”と訳すところが粋(いき)である。イラストの、うっすらと靄(もや)のかかったような光の幻想性が引き立つ名訳と云えよう。
  • 一方、“tomb”は単純に「墓」と訳してしまったため、同一サイクルの湿った墓/Watery Graveと被ってしまっている。英語では、あえて似て非なる単語を並べることで美しい対照性を形作っていたものを台無しにしてしまった。
    • 過去、“tomb”に対応する訳語は一貫して「墳墓」が使われてきたにもかかわらず、このカード、および同じくラヴニカ:ギルドの都に収録された安息の無い墓、スヴォグトース/Svogthos, the Restless Tombの2つのみが「墓」と訳されている。
    • 本来、似たような単語に対する訳語の重複を排除し、英語版から日本語版(またはその逆)のカード名を類推し易くするためのテンプレートであるはずなのだが、まさにその効果を発揮すべきところでテンプレートから外れた訳が採用されたことはあまりに間が悪く、手落ちと言わざるを得ない。
    • ちなみに血の墓所/Blood Cryptは(これまたテンプレート通りではあるのだが)「墓所」と訳され、被りを回避している。

関連カード

サイクル

ラヴニカ・ブロック初出のショックランドサイクル。2つの基本土地タイプを持ち、戦場に出るに際して2点のライフ支払わなければタップ状態で戦場に出る土地

参考

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